神社情報
神社名:社宮司社
鎮座地:西尾市東浅井町堤内二十七番地
御祭神:高皇産霊神、神皇産霊神、建速須佐之男命
旧社格:村社
創 建:不明
境内社:稲荷社
例大祭:十月十二日(現在では10月第一日曜日か)
H P:ー
参拝日:2017年10月10日
御由緒
御由緒
鎮座地 西尾市東浅井町堤内二十七番地
御祭神
創建年月不詳
この地は、太古の昔には旭が輝く山ということから山を浅香山、その里を阿佐賀皆とか朝伊とも言われてました。
古書によれば、阿佐皆には神代に猿田彦、猿田女がみそぎを行った場所があったとされています。また古語風土記、古事風土記によれば浅位社、阿佐賀井神社、朝井猿田彦社との記録もあり、朝伊に猿田彦神を祭る地があり、朝伊をもって郷名にしたとあります。
浅香山には、天字豆豆命の教えによって、無類の清水が沸き出でる世継井があり、この湧き出る水により美田が開かれ、いつの頃からか御神徳を奉って社宮司社をあがめ祭ったと言われています。
合祀社 津島社
境内社 稲荷社 御祭神 宇迦之御魂神
なお稲荷社は明治十六年三月に五砂山頂から本社境内に移転したもの。
境内御由緒より
創建は明らかではない。明治五年十月十二日、村社に列格する。同四十三年九月三日、字外山の津島社を本社に合祀した。
愛知県神社庁 発刊
「愛知県神社名鑑」より
村社 社宮司社
祭神 高皇産霊神、神皇産霊神
由緒 創立年月不詳、明治五年十月村社に列す。
境内神社
稲荷社 祭神:宇迦之御魂神
由緒 創立年月不詳、同大字五砂山に鎮座、明治十六年三月境内に移す。
美和町 編
「美和町史」より
参拝記
神社周辺情報
境内の由緒書からこの辺りを浅香山と呼ぶそうです。その山頂付近に鎮座するのがこの社宮司社。
平成21年に大規模な造営工事が行われたようで、社殿を含めた境内全体が新しい香りがする神社になっています。
参道
ぱっとみでは神社がある様に見えない参道を一気に駆け上っていきます。
すると、先に、石垣と鳥居が見えてきます。なかなかの傾斜があります。
平成21年ですから、今から8年前に造営工事されたんですね。平成22年にも参拝の為訪れたのですが、その時取った写真と見比べても変わりがありませんね。
社号標
造営工事の際作り直された社号標。
社殿裏側に回ると、先代の社号標がしっかりと保存建っています。
茂みの中に埋没してしまっていて。こんな角度でしか写せませんでしたが、旧社格も彫られた社号標になります。
前回参拝した2010年9月11日に撮影した旧社号標
社殿を含めた構造物には変化なかったですが、境内に植樹された木々は立派に成長していますね。
鳥居
鳥居越しに社殿を望みます。
どっしりとした雰囲気のある鳥居ではないでしょうか。
手水舎・水盤
二本柱タイプの銅葺手水舎になります。
柱部分なんですが、耐震の為なのか根元から約1.5mほど鉄板で覆われています。
狛犬
大正9年生まれの狛犬一対と平成21年生まれの狛犬一対のそろい踏み
大正9年ということは、西暦だと1920年なんで・・・東京オリンピックの年には満100歳なんですな。平成21年は2009年なんで狛犬通しの年の差は89歳!
新狛犬に施されている朱塗りも8年前に参拝した時と思えばだいぶ剥がれてしまってきていますが、それでもまだ朱色が見えるあたり、結構耐性があるんですね。
社殿
社殿を望みます。
入母屋造り瓦葺平入の2間幅の拝殿と幣殿、覆殿が一体となった様式となっています。
なんとなく社殿に違和感を感じるのは、基礎部分から壁の立ち上がり部分がまるで一般住宅の様な感じがしちゃうんです。もうちょっと基礎部分を隠す事できなかったのかなあ・・・。
正面から見てみます。
拝殿の中で行われる神事に参加する際、床面が低いので拝殿に入りやすい面はありますね。
境内社
本殿脇に鎮座する境内社である稲荷社。稲荷社といえば赤い鳥居ですね。
さらに狛犬ならぬ狛狐。平成21年生まれ。ここの狐は丸い顔つきですね。
懸魚・鬼瓦
正面から撮影できなかったため、少し斜めからの懸魚と鬼瓦になります。
鰭付きの蕪懸魚と花弁型六葉の組み合わせ