秋葉山常夜燈

秋葉山常夜燈(西尾市一色町藤江、神明社境内)

令和四年新企画のお知らせ

新企画「愛知県下新十名所」

 新愛知新聞社が昭和二年(1927年)に「愛知県の新十名所を読者投票で決定する。」というイベントを実施します。愛知県下を狂気の投票合戦へと誘ったこのイベントへの投票総数は驚異の1400万票以上。また、100票以上の投票を集めた名所候補は67カ所にも上ります。2022年、当サイトではこの67ヵ所の名所を巡り紹介していこうと思います。

常夜燈データ

種  別 秋葉山常夜燈 建立年月  昭和三年九月建立
設置場所 西尾市一色町藤江宮西四十六番地
形  状 宮立型(宮前型) 基壇5段、土台石5段
竿部刻印 正面「常夜燈」後面「昭和三年九月建立」左面「御大典記念」
台石刻印 なし
火袋台石刻印 なし

常夜燈訪問記

以前紹介したことのある西尾市一色町藤江地区に鎮座する神明社の境内に今回紹介する秋葉山常夜燈が置かれています。常夜燈自体が裏側に置かれている為、見落としがちな常夜燈ですね。

神明社(西尾市一色町藤江)

常夜燈がある神明社の参拝記事は上記カードから


この神明社の常夜燈なんですが、写真を見て頂くとわかりますが、常夜燈としての機能が喪失してしまっています。

そう、火袋石が無いのです。さらに天辺に置かれていた宝珠石無くなってしまっていますね。
やはり、火袋石がないと、違和感があります。というか、明かりが灯せません。

基壇は、六角形のハニカム形状で非常にしっかりと作られていたりします。

神社の境内周辺は田んぼやハウスが広がっています。

竿石に彫られている「御大典記念」とは?建立された昭和三年に、昭和天皇の即位の礼と大嘗祭が催行されました。この即位の礼と大嘗祭の一連の儀礼を"御大典"と呼ぶそうです。

-秋葉山常夜燈