常夜燈データ
種 別 | 秋葉山常夜燈 | 建立年月 | 文政四年(1821年) |
設置場所 | 蒲郡市神之郷町中山本地内 | ||
形 状 | 宮立型(宮前型) 基壇4段、土台石3段 | ||
竿部刻印 | 正面「秋葉山」後面「文政四年吉日」 右面「永代」左面「夜燈」 |
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台石刻印 | 正面「村中安全」 | ||
火袋台石刻印 | - |
設置場所地図
上ノ郷城主"鵜殿氏"の菩提寺である西行寺のすぐ近くに今回紹介する秋葉山常夜燈が据えられています。
訪問記
しっかりと竿部石に"秋葉山"と彫られています。
そして、火袋石の開口部にしっかりとガラス板がはめ込まれた木枠が収まっています。ここまでしっかりと木枠が嵌めこまれている常夜燈も少ないかもですね。
道を挟んだ反対側には、秋葉山の幟を建てる立石と石灯篭が一対づつ据えられています。
所々秋葉山常夜燈を秋葉神社に見立てて、灯篭を併設していますが、常夜燈に灯篭・・・なんか違和感があるんですけどねえ・・・。
常夜燈の脇にはなにやら地蔵堂も置かれていて、この街道辻の安全を見守ってきた常夜燈なんでしょうね。
車社会になって、新しい道が次々に開通し、その昔街道だった所も今では通行する人もまばらな裏道と変貌してしまっている所は数多いと思います。でも、ここの常夜燈の様に、昔は街道筋だったことを今に伝えてくれる石造物などは歴史の証人と言ってもいいんでしょうね。