赤日子神社:聖山のお皿様(聖山山頂)

歴史探訪

赤日子神社の北側に「聖山」という標高328mの山があります。その山頂に「聖山のお皿様」と呼ばれる赤日子神社の奥宮が存在すると聞き、訪ねてみました。

赤日子神社(蒲郡市神ノ郷町)
神社情報 神社名 赤日子神社 鎮座地 愛知県蒲郡市神ノ郷町森五十八番地 御祭神 彦火火出見尊、豊玉彦命、豊玉姫命 旧社格 懸社 創 建 不明 神名帳 「延喜式神...

歴史探訪で蒲郡を巡っている途中に訪ねたので、まったくトレッキングには向いていない服装、装備だったのが後々に後悔することになる訳ですが・・・。


グーグルマップで見て頂くと、こんな場所です。ランドマークが表示される縮尺にすると、土地勘のない方だとどこだかさっぱりわからないですね・・・。

バイクで聖山登山口に向かっていきます。途中から、明らかに交通量が少ないであろう道路になっていき、道に木の枝や落石などが散乱していました。気を付けながらバイクを走らせ、登山口に到着・・・。

すでに、ここに来たことを後悔し始めています。

この登山口近くに

なにやら駆逐した建物が・・・。

Googleすげー。こんな場所にまでストリートビューが載っていました。
2013年時点では既に屋根が崩落していますが、なんとか建物の外観はかろうじてとどめている状態。

聖山の磐座になんか関係する建物なんでしょうかね・・・。

聖山のお皿様伝説

赤日子神社は雨乞いの神として知られた神社だそうです。そしてその雨乞いの神事が行われていたのが、今回紹介させて頂く「聖山のお皿様」になります。

雨乞い神事については、「ひじりの里 神ノ郷史話」に記載されています。(蒲郡市図書館に蔵書されていますので、ぜひ立ち寄って読んでみてください。)

雨乞いの神事の中で、田螺を使用しています。田螺は田圃や川に生息しているので、水の象徴とされ、神事の中で使用された田螺を田圃などに放つと雨が降るとか、田螺の世話をすると雨が降り、雨が降ったら一匹多くお返しをするとか、様々な場所での雨乞いの神事で田螺が使われています。

豊田市和合町(旧下山村大字和合)には、その名もずばり「田螺池」という地名があり、そこにある池は雨乞いの池なんだとか。また立ち寄った時に、記事にして紹介させて頂きます。


そして、何故に「お皿様」と呼ぶのか。

「磐座の頂上部分は平らになっており、お皿ほどの窪みがあったことから”お皿様”と呼ぶようになったという伝説があります。そして、この伝説では、お皿様には常に水が満ちていました。しかし、聖山の雨乞いの神事を信じていない小僧がいて、ある日、このお皿様に小便をし穢してしまいます。すると、岩は割れ、水がなくなってしまい、小僧は怖くなって逃げ去ったといいます。が、その後、小僧は血を吐いて死んでしまったんだとか。

なかなか怖い伝説ですが、それだけ「聖山のお皿様」が神聖なものであると伝えたかったんでしょう。

参拝記

鹿の侵入除けの鉄格子・・・フェンスが取り囲んでいます。
扉が空かないようにチェーンで巻かれていますので、チェーンを外し、中に入っていきます。(当然、扉は閉めていきました。)中に入るとすぐに登山口には注連縄が飾られていました。神聖な場所だというすぐにわかりますね。

ずんずんと登っていきます。というか、写真では分かりにくいですが、かなりな上り坂だったります。

登山口から聖山山頂まで20分ほどの道のり。自分だとどれくらいかかるのかしら・・・。

7-8分ほど歩くと、いきなりこんな岩場が現れます。

え?もう着いたの?と思ったのですが、明らかに近すぎるような・・・。
しかも山頂にあるはずなのに、岩場の奥をみるとさらに上り坂が続いています。しかたなく、先に進むことに。

さて、ルートはどこ?

この辺りで、カメラバッグが重くて重くて・・・。こういうトレッキングの時にはコンパクトデジカメだけで挑まないと大変です・・・。というか、トレッキングシューズでもないので、足場が滑る滑る・・・。お陰でより一層体力を消耗するという悪循環に陥りながら、ぜぃぜぃ言いながら登っていきます。

すこし平坦な場所にでると、サクサク進めるんですけどねえ・・・。

本当に20分ちょいくらいで、目の前に注連縄で結界が張られている岩場が見えてきます。
周囲には、この磐座の様な岩場がある訳でもなく、人工的に作られた物なのかな?と思ってみたり。となると、カメラバッグでひぃひぃ言っているのに、昔の人達はこれだけの巨石を押し上げている訳で・・・どれだけ自分が貧弱なのかがわかりますね・・・。

磐座中段は神事が行われている祭壇になっています。神道の原型を見るようで新鮮な気持ちになります。

上に突き出ている岩の天井部分に「聖山のお皿様」と呼ばれる岩の窪みがあります。
聖山山頂はすぐ目の前になります。

ここで休憩を兼ねながら写真を撮影して、来た道を戻っていきます。

足を滑らせて転ばないように注意しながら、ぐんぐん下っていきます。

「下り坂最高!」(某こころの旅より・・・)

参拝を終えて

聖山山頂といっても、木々に遮られて眺望は皆無です・・・。

赤日子神社の記事の中でも述べていますが、

「霊峰聖山に坐して伊勢三河遠州灘を守り海上安全航海守護と為し給ひ」

と「神社明細帳」に記載されています。

雨乞いだけでなく、海上航行の守護として信仰されていたのが解りますね。
もしかしたら、赤日子神社はこの磐座の里宮として作られたのかもしれませんね・・・。

次の目的地は?

蒲郡市の聖山登山を終え、次は、これまた蒲郡北部の山の中にある「永尾山勝善寺」を目指します。

 

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