寺院情報
寺院名 | 今川山 養林寺 |
所在地 | 愛知県西尾市今川町寺前十番地 |
御本尊 | 阿弥陀如来 |
宗 派 | 浄土宗西山深草派 |
創 建 | 文亀三年(1503年) |
札 所 | 三河海岸大師 七十五番札所 善光寺願所 三十五番札所 |
御朱印 | - |
H P | - |
参拝日:2018年9月24日
沿革・由緒
西尾町大字今川字寺前に在り。今川山と号す。寺津町養国寺末に属し、境内二,八五四.五平方米あり。この寺は文亀三年僧良意の開基にして天正九年十二月、寺領四百三十文の朱印を得、四斗餘に改められたり。寛政十年、香衣地の許容あり、更に明治四十四年永代寺格班金地を許容せられたり。古来庵号を用い来たりした、明治十七年八月寺号改称の許可を得たり。本尊は阿弥陀如来にして本堂庫裏七九.二平方米座敷、玄関等を有す。
「幡豆郡西尾町誌」より
三河海岸大師を行く
三河海岸大師七十五番札所「今川山 養林寺」になります。本尊である阿弥陀如来は、善光寺如来とも言い、以前は養林寺の本堂の中に戒壇巡りができたそうですが、三河地震で倒壊して再建できていないとか。
三河海岸大師札所一覧
矢作川紀行
西尾市今川町に鎮座する諏訪神社から南に進んだ場所に、「今川山 養林寺」はあります。
実は、養林寺の境内前に建つのは実は二回目になります。
最初は、この養林寺のすぐ隣にある秋葉山常夜燈を見にいったんですが、常夜燈の場所から養林寺の方面を望むと、何やら石柱が立っていました。
「三河海岸弘法大師七十五番札所」
この養林寺の石柱を見た時にはまだ三河海岸大師霊場の事を知らず、「へ~西尾にも弘法大師の霊場があったんだ」と感じたくらいであえて参拝もしようと思わず石柱だけの写真を撮ってました。
それから、三河海岸大師霊場の巡礼を始めて、今回「矢作川紀行」に合わせて札所である「養林寺」を参拝することにしました。
矢作川紀行の記事はこちらから
札所所在地
参拝記
ストリートビューで養林寺周辺を見て頂きます。
左手にあるのが秋葉山常夜燈、中央から右手に移っているのが養林寺になります。中央付近にポツンのたっているのが三河海岸大師霊場の札所案内石柱になります。
三河海岸大師 札所石柱
破損して折れてしまっている為、鉄の枠で補強されている三河海岸大師七十五番札所を示す石柱です。
こうやって破損してしまうと撤去してしまう所が多いかと思いますが、こうやって復旧している姿を見るとうれしくなりますね。
境内入口
薬医門の山門になります。
袖壁が伸びていて、三十三観音を安置している観音堂に続いています。
本堂
山門を潜ると正面に寄棟造瓦葺平入の向拝の設けられた本堂があります。
基礎部分を見てもかなりな高床なのがわかりますね。
本尊の右側(向かって左側)に弘法大師が安置されていると思うんです・・。
本堂の右側に札所案内と道標を兼ねた線香台が据えられていました。
知多四国霊場などで大師像の正面に置かれている線香台を見てきたので、そんな気がするんですが・・・。
「南無大師遍照金剛」「南無大師遍照金剛」「南無大師遍照金剛」・・・
稲荷社
赤い鳥居が二基据えられた稲荷社です。
寺院系でも神社系でも稲荷社には赤い鳥居が基本なんですかねえ。
参拝を終えて
三河海岸大師の存在も知らない時に何気に札所の案内石柱を見ていたことを改めて思い出しました。当ブログで寺院の紹介もはじめる潜在的な切っ掛けになった転換点だったのかもしれないですね。