寺院情報
寺院名 | 融通山 観音寺 |
所在地 | 碧南市築山町3-58 |
御本尊 | 聖観世音菩薩 |
宗 派 | 信貴山真言宗 |
創 建 | 昭和三十一年(1956年) |
札 所 | 三河新四国霊場 七十五、七十六番札所 三河観音霊場 番外札所 |
御朱印 | 〇 |
H P | - |
参拝日:2019年5月24日
三河新四国霊場札所一覧
沿革・由緒
初代大竹常三郎が日露戦争に出征した折、守り本尊として代々家に伝わる小豆観音を肌身に付け激戦に九死に一生を得て生還出来、その後もたびたび不思議な御加護があった為、尊い御仏を私物化せず多くの人々に広めようと宗教法人としての許可を得たのが始まりとなります。地元では易占いで評判のお寺です。
宗祖弘法大師をはじめ本尊聖観世音菩薩、如意融通尊をお祀りしています。別堂として水子観音堂があります
「大浜てらまち」より
昭和三十九年の三河新四国霊場の再興の僅か九年前に開山された寺院になります。この観音寺の宗派である「信貴山真言宗」なんですが、総本山が奈良県にある「朝護孫子寺」になります。
ちなみに、朝護孫子寺の本尊である毘沙門天王像は、「日本三体毘沙門天」の一体とされています。そう、三河新四国霊場七十三,七十四番札所「多聞山 妙福寺」に奉安されている毘沙門天王像と同じ由緒を持つ毘沙門天になります。
三河新四国霊場を行く
棚尾にある七十三番,七十四番札所「多聞山 妙福寺」を後にして、港を中心に発展した大浜地区にある七十五番,七十六番「 融通山 観音寺」に向かいます。
大浜地区には、大浜十カ寺と呼ばれる寺院があり、その内六ヶ寺が三河新国霊場の札所に選ばれています。この六ヶ寺はすべて徒歩圏内に集中していて、臨海公園などの公共駐車場に車を停めて徒歩での巡拝される事をお勧めします。
参拝記
国道247号線「築山町」交差点から北側に路地を進むと観音寺の札所案内看板が立っていて、その対面には参拝者用駐車場があります。上記ストリートビューは観音寺の裏手側になり、ここから境内沿いを歩いて表側に向かいます。
観音寺に向かう道
上記の写真は、観音寺から七十七,七十八番札所「東照山 称名寺」に向かう途中に、観音寺側に振り返って撮影したものになります。寺院の全体の雰囲気はどちらかといえば、大師教会が大きくなった感じと思って頂ければいいかなと思うのですが。
境内入口
境内の入口には、七十六番札所になる大師堂(融運殿)が立っています。
手水舎
銅葺二本柱タイプの手水舎が御堂脇に据えられていました。
その脇には観音寺の説明書きの立札が建てられています。
本堂
ぱっと見は本堂というより集会場の様な印象を受ける建物でして、本堂入口も両引き戸の玄関の様になっています。
中央に本尊の聖観世音菩薩が奉安され、その向かって左側に弘法大師像が奉安されています。
ここの観音寺で初めて自分以外に三河新四国霊場を遍路されている方に出会いました。自分と違い、空で般若心境を唱えられていました。
「南無大師遍照金剛」「南無大師遍照金剛」「南無大師遍照金剛」・・・
大師堂
再び境内入口に立っている大師堂の所に戻ってきました。
中に七十六番札所と案内板が掲げられていたので、こちらが札所で問題ないかと思います。
「南無大師遍照金剛」「南無大師遍照金剛」「南無大師遍照金剛」・・・
水子観音堂
観音寺の本堂からはちょっと離れた、神社でいうところの境外社の様な感じで、水子観音堂が立っています。国道247号線沿いからも見る事ができるので、知らず知らずのうちにこの観音堂の前を通っている方も多いのでは。
御朱印
参拝を終えて
水子観音堂から国道247号線を歩いていくと、こんな風景に出会います。
こちら干物を作る加工工場になるのですが、よくこの前を車で通っていた時、ここで干物を作っていた光景に出会いました。まだまだ大浜では天日干しの干物工場が現役の様です。
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やはり、旅先の情報はネット検索もいいですが、るるぶなどの旅行ガイド雑誌が一番ではないかなと思います。ネット情報はどうしてもディープになりがちで、いざ旅行に行こうと思っても、俯瞰的な情報が不足しがちな気がします。
やっぱり、"るるぶ"を見ながら、旅の予定表を作っていくのも、旅行の醍醐味ですよね。
所在地を地図で確認
寺院名 | 融通山 観音寺 |
所在地 | 碧南市築山町3-58 |
最寄駅 | 名古屋鉄道 三河線「碧南駅」徒歩12分 |
寺院・霊場巡りの際のバイブルに
元々、当サイトは神社巡りを通じて、皆様の住んでいる所にある"村の鎮守の神様"と呼ばれる神社を紹介してくサイトを目指していたんです。むしろ寺院については、縁遠いものとおもっていたんですよね。しかし、ちょっとした御縁で弘法大師霊場に出会い、そして愛知県では一番活動が盛んな"知多四国霊場"を巡礼、結願する事になりました。でも、神社の事はある程度知識があっても、寺院については未知の世界だったので、少しでも巡礼の時に役に立てばと思い、こちらの本を読ませて頂いております。
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少しでも巡礼の時にお役に立てる事もあるかと思います。是非一度読んでみてくださいませ。
次の目的地は?
観音寺からすぐ東側にある三河新四国霊場七十七,七十八番札所「東照山 称名寺」を目指します。