三河三弘法 三河新四国八十八ヶ所 刈谷市

大仙山 西福寺(愛知県刈谷市一ツ木町) 三河新四国霊場二番札所

2019年8月8日

令和四年新企画のお知らせ

新企画「愛知県下新十名所」

 新愛知新聞社が昭和二年(1927年)に「愛知県の新十名所を読者投票で決定する。」というイベントを実施します。愛知県下を狂気の投票合戦へと誘ったこのイベントへの投票総数は驚異の1400万票以上。また、100票以上の投票を集めた名所候補は67カ所にも上ります。2022年、当サイトではこの67ヵ所の名所を巡り紹介していこうと思います。

寺院紹介

ONE POINT

 弘法大師がこの地に逗留し出立する時に自ら刻んだという三大師像のひとつ「見返り大師像」を奉安し、三大師像を奉安する寺院を巡る霊場「三河三弘法霊場」の二番札所になっている。弘法大師の月命日(旧暦二十一日)には三河三弘法を遍路する多くの参拝者で賑わっている。

寺院概要

寺院名大仙山西福寺
所在地刈谷市一ツ木町大師二十七

御由緒

 西福寺の創建は不詳。

 寺伝では空海が弘仁十三年(822年)に富士山を巡った帰りに、この村の大仙山雲涼院に滞在した時に自作の木造を刻んだと伝えています。

三弘法大師像

 空海(弘法大師)が弘仁十三年に、現在の知立市から刈谷市の辺りで約一ヶ月程逗留され、この時に知立市にある「弘法山遍照院」を建立したと伝えられている。そしてこの地を出立されるときに、一本の大木から三体の御自身の御像を刻んだという。

  • 見返弘法大師「知立市:遍照院本尊」
  • 見送弘法大師「刈谷市:西福寺」
  • 流涕弘法大師「刈谷市:密蔵院」

 何時の頃からか、この三体の大師像を巡る「三河三弘法霊場」として多くの巡拝者が参拝に訪れれており、愛知県下では一番賑わっている三弘法霊場ではないでしょうか。

 寛正年間(1460-66年)に兵火により雲涼院と、西福寺が焼失してしまった為、雲涼院の跡地に草堂を建て、両寺の本尊を奉安した。慶長八年(1603年)に西福寺の住職的公が両寺を合併させ大仙山雲涼院西福寺とした。

  • 西福寺の御本尊は「弘法大師像
  • 雲涼院の御本尊は「阿弥陀如来像

 合併後の西福寺の御本尊は阿弥陀如来像とし、弘法大師像は脇陣または大師堂に奉安されたようです。

 元々、雲涼院は真言宗の寺院で、西福寺は天台宗の寺院だったのですが、時期は不詳ですが曹洞宗に改宗(中興開山)しています。

創 建不詳
宗 派曹洞宗
御本尊阿弥陀如来

 富士松村大字一ツ木に在り。曹洞宗の寺なり。創立年時詳ならず。寺号に弘仁十三年僧空海不二嶽に詣り還りて本村大仙山雲涼院に掛鍚し、自作の木像を刻む。後慶長八年当西福寺の住僧的公雲涼西福の二寺院を合わせ大仙山西福寺と号せりと伝ふ。而して空海自作の木造今に西福寺に傳はれりと称し三河三弘法の一つとして遠近の参拝者願る多し。

愛知県碧海郡誌

霊 場

霊場
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文化財

国 宝
国指定
県指定
市指定
町指定
村指定

参拝情報

御朱印
URL
駐車場
参拝日2019年6月12日

参拝記

一ツ木駅から3~4分歩くと、西福寺の境内入口のある場所にたどり着けます。車で巡礼のかたも目印は一ツ木駅になるかと思います。

境内入口

石柱門の境内入口の奥に山門が据えられています。石柱門と山門の砂利がひかれている場所は駐車場となっています。

山門

ここ最近、本堂などを建て替え修理がおこなれた様で、薬医門の山門と袖壁も非常に新しくなっています。

三河三弘法札所案内石柱

 由緒でも少し触れていますが、西福寺は三河三弘法の二番札所となっていて、門前には「三弘法第二番 見送弘法大師霊場」と彫られた石柱が据えられています。三河新四国霊場より三河三弘法のが歴史があるのかもしれませんね。

手水舎

 木造瓦葺四本柱タイプの手水舎です。柱と梁の接合部分などにも装飾が施されていますが、この辺りは耐震強度を上げるために付けられているんだと思うのですが、無粋な鉄骨丸出しに比べまでもなく違和感なく耐震強度を上げているなと思います。実際の所、見えないように耐震金具が使われているとは思いますが。

本堂

 寄棟造瓦葺平入の向拝の設けられた本堂になります。前面の一部に濡れ縁が設けられている造りになっています。軒高が非常に高い本堂の印象を受けます。

大師堂

 本堂向かって左側にある宝形造瓦葺の向拝のある建物が大師堂になります。
こちらに、三河三弘法の「見送大師像」が奉安されています。

「南無大師遍照金剛」「南無大師遍照金剛」「南無大師遍照金剛」・・・

本四国お砂踏み霊場

 境内に設けられている本四国お砂踏み霊場になります。
中央に修行大師像が据えられて、周囲に八十八ヶ所霊場の御砂がまかれている様です。

西国観音写し霊場

西福寺には西国観音写し本尊が奉安されています。
観音堂などに納められず、写真の様に余裕のある据え方をしている西国観音写し霊場はここ愛知県三河地方では少数派ですかねえ。

参拝を終えて

鯖大師像も奉安されていました。
その他、ここ西福寺では様々な仏像が奉安されていますので、ゆっくり参拝していただくのがいいかと思います。

所在地を地図で確認

寺院名大仙山西福寺
所在地刈谷市一ツ木町大師二十七(Googlemap
最寄駅名古屋鉄道 名古屋本線「一ツ木駅」徒歩4分

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寺院・霊場巡りの際のバイブルに

元々、当サイトは神社巡りを通じて、皆様の住んでいる所にある"村の鎮守の神様"と呼ばれる神社を紹介してくサイトを目指していたんです。むしろ寺院については、縁遠いものとおもっていたんですよね。しかし、ちょっとした御縁で弘法大師霊場に出会い、そして愛知県では一番活動が盛んな"知多四国霊場"を巡礼、結願する事になりました。でも、神社の事はある程度知識があっても、寺院については未知の世界だったので、少しでも巡礼の時に役に立てばと思い、こちらの本を読ませて頂いております。

少しでも巡礼の時にお役に立てる事もあるかと思います。是非一度読んでみてくださいませ。

次の目的地は

三河新四国霊場を行く

 

三河新四国霊場一番札所神路山 総持寺」を目指します。

 

ちょっと寄り道

 

元々は西福寺の奥之院であったとされる「井戸山泉龍寺」を目指します。

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