名所旧跡など

愛知県下新十名所巡り ー真清田神社・木曽川桜ー

2022年6月12日

令和四年新企画のお知らせ

新企画「愛知県下新十名所」

 新愛知新聞社が昭和二年(1927年)に「愛知県の新十名所を読者投票で決定する。」というイベントを実施します。愛知県下を狂気の投票合戦へと誘ったこのイベントへの投票総数は驚異の1400万票以上。また、100票以上の投票を集めた名所候補は67カ所にも上ります。2022年、当サイトではこの67ヵ所の名所を巡り紹介していこうと思います。

愛知県下新十名所とは?

 昭和二年に今の中日新聞の前身となる新愛知新聞社が「読者投票によって愛知県の新しい十名所を決定しよう!」という企画を行っています。この企画がどうやら各自治体まで動いて投票運動が巻き起こるなど愛知県下では相当盛り上がったイベントとなった様です。昭和二年ですので、投票は郵便によって行われ、なんと1,414万票を超える投票が行われています。100票以上の得票を集めた名所候補地については公表されており、その数「57ヵ所」となっています。
 あまりにも投票が過熱して候補地も非常に多く集まった為、本来は1位~10位までを新十名所と決定するところ、11位~20位を新十勝地として選定しています。

57ヵ所の新名所候補地一覧はこちらから

愛知県十名所を知ってるかい?

 愛知県新十名所選定100周年まであと5年という中途半端な時期ですが、これほどまでに当サイト名と合致する物はまずありえないだろうという事で、既に何ヶ所かは紹介させていただいておりますが、昭和二年に愛知県民を熱狂の渦にいざなった愛知県下新十名所投票戦のそれぞれの舞台を見ていこう思います。

今回の行き先は?

  •  3位 真清田神社 一宮市 得票数 926,136票
  • 35位 木曽川桜  葉栗郡 得票数   6,684票

 今回は、3位にランクインした一宮市の真清田神社、35位にランクインした木曽川桜の2ヶ所を巡っていこうと思います。真清田神社は以前参拝したことがあるので鎮座地は判っているのですが、さて「木曽川桜」とはどこに行けばいいのか?文字をそのまま読めば木曽川沿いの桜並木を名所としたという事なんだろうと、木曽川沿いを調べてみるとツインアーチ138がある国営木曾三川公園138タワーパーク近くに石碑がある様で、このあたりの堤防に植えられた桜並木がたぶん、十名所選定戦でランクインした木曽川桜なのでしょう。

真清田神社

 延喜式神明社の名神大であり、尾張国一之宮であり、旧社格では国幣中社に列格していた一宮市の市名の由来ともなった真清田神社。尾張国造だった「尾張氏」が奉斎した事が起源とされ、御祭神は尾張氏祖神「天火明命」を祀る。

木曽川桜

 昭和三年建立の「名勝及天然記念物木曽川堤桜」の石柱です。建立時期を見ると、もしかしたら愛知新十名所の投票戦で35位に入賞?した事も影響しているのかな。

延喜式内社

 真清田神社を筆頭に一宮市内に鎮座する延喜式内社を合わせて巡っていきます。

  • 阿豆良神社
  • 真清田神社
  • 酒見神社
  • 石刀神社
  • 伊冨利神社
  • 大毛神社
  • 高田波蘇伎神社

尾張国四郡大師霊場

 「何時誰が開創したのか?」という霊場の由緒が全く不明ですが、明治の頃には活動していたと伝えられ、札所の場所を地図に落とし込んでいくと江南市、一宮市、小牧市を中心とした札所が広がっている中々広域な弘法大師霊場の様です。

  • 三十四番札所 宝昌寺
  • 五十八番札所 無量寺
  • 六十六番札所 西蓮寺
  • 七十三番札所 光明寺
  • 七十七番札所 極楽寺

 尾張国四郡大師の札所石柱を見かける機会がなかった(五カ寺しか遍路してませんが・・・。)ので、どれくらいの活動規模だったのか全く不明ですね。

今回の行程

 2022年3月23日(水曜日)、岡崎市からみて遠距離になる新十名所を巡ろうと思い、名古屋を超えて一宮市に向けてバイクを走らせていきます。当サイトでは初踏地となる一宮市ですが、片道の所用時間が2時間近くかかってしまい、やはり遠い事を実感します。一宮迄行く場合、下道だと時間かかりすぎかなあ。

3月井23日行程表

2022年あいちを巡る生活って巡拝記

新型コロナウィルス(オミクロン株)が年明けから急速に感染拡大してしまった為、当所予定してた通りとはいかなくなってしまいましたが、2022年(令和4年)に愛知県を巡っていく巡拝記を順次更新していきます。

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