常夜燈データ
種 別 | 秋葉山常夜燈 | 建立年月 | 文化十五年五月 昭和五十五年改築 |
設置場所 | 西尾市下永良町地広畑地内 | ||
形 状 | 立型(宮前型) 基壇5段型、土台石三段 | ||
竿部刻印 | 正面「常夜燈」後面「昭和五十五年六月改築」 右面「文化十五年五月吉日建立」左面「村中安全」 |
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台石刻印 | - | ||
火袋台石刻印 | 秋葉山 |
訪問記
今回紹介する常夜燈は、「善明堤の戦い」で吉良方の待ち伏せ攻撃に合い、壊滅状態になりながらも中島郷を目指して退却していた松平好景ですが、この下永良地内で吉良方に追いつかれ討ち死にした場所と伝えれている場所に建っています。
好景が討ち死にした辺りは、吉良氏宿老だった富永氏の所領だった場所でもあり、追いつくことができたんでしょうね。
現在では上記の様な碑が建っています。
南北に走る旧街道沿いに石碑も常夜燈も鎮座しています。
個々の常夜燈には幟立石が設けられていますね。
昭和五十五年に改築と彫られていて、竿石は新しい物に交換されていますね。
たぶんその時に電灯装置も取り付けられたんだと思いますが、ここの配線は、電線から一旦地中に潜らせてから取り出しているので、手間はかかっていますが、直接配線されている所に比べてスマートな感じがします。隣に電気配線用の支柱は建ってしまいますけど。
石造りの札入れの祠と火袋石を仰ぎ見ます。
この角度でみる常夜燈が一番すきです。
無念の討ち死にをしてしまった松平好景、ゆかりの地も今後紹介していこうと思いますので、お付き合いの程、よろしくお願いします。