御所山普光寺(愛知県豊田市足助町) (旧)三河新四国霊場八十五番札所

寺院情報

寺院名御所山普光寺
所在地愛知県豊田市足助町天王五番地一
御本尊聖観世音菩薩
宗 派曹洞宗
創 建不明
札 所(旧)三河新四国 八十五番札所
東加茂郡西国観音 三十一番札所
御朱印
H P

参拝日:2021年3月17日

沿革・由緒

 境内に貼られていた由緒書きを読むと、天平年間にこの地を訪れていた関白二条良基が足助重範を訪れた際に滞在した居館跡に創建された寺院であると読めます。

 後醍醐天皇の第三皇子「平勝皇子」と共に都より足助を訪れた二条良基の目的は一説には後醍醐天皇の鎌倉幕府討幕の協力要請であったと言われています。鎌倉幕府が最終的には後醍醐天皇の詔によって新田義貞、足利尊氏などの軍勢によって討幕されるのは元弘三年(1333年)ですので、天平年間ではなく、笠置山の戦いが起きた元弘元年(1331年)かその前年位だと思います。

 さらに居館があったという臼木ヶ峯には足助七城・・・または足助七屋敷にあげられる「臼木ヶ峯城」が築城されたと言われています。ただこの臼木ヶ峯城については城主として「中條左衛門全満」の名が伝えられているのみでいつ頃の城郭なのかわかっていません。

 足助氏の居城である「飯盛山城」とその支城である「真弓山城」「臼木ヶ峯城」「大観音城」「城山城」「成瀬城」「黍生城」を合わせた七城を足助七城または足助七屋敷と呼ぶそうです。

 本堂が建立されたのは享保十二年(1727年)ですので、安永四年(1775年)に発生した足助の家屋の大半が灰燼に帰してしまったという大火での焼失は逃れている処を見ると、普光寺まで火の手は来てなかったようです。

御所山と号し、曹洞宗の寺院である。
創建当時は香積寺の川向いの臼木ヶ峯にあったと言われている。そこは天平年間(1346-70年)足助に滞在したという関白二条良基の居館跡と伝える地である。それを永禄年間(1558-70年)に香積寺五世仲和和尚が現在の地に移したという。
本堂は享保十二年(1727年)の建立。
本堂横には「おびんずるさん」と呼ぶ賓頭尊者像も祀っている。
この「おびんずるさん」は自分の体の痛い所と同じ部分をなでて祈ると、直してもらえるという。

境内由緒書きより

参拝記

 足助の街中は非常に入り組んでいるで説明しにくいのですが、足助の商工会議所近くの「なかばし」を渡り、天王堂のある変則十字路を真っ直ぐ進むと普光寺の山門が見えてきます。

山門

 袖壁が設けられている薬医門の山門になります。由緒の所でも書いていますが、山門にも「おびんずるさん」と書かれている看板が立てかけられています。足助の観光地図を見ても「おびんずるさん」を前面に出していますよ。

 門前に「俳人板倉塞馬翁之墓並句碑」と彫られている石柱があります。足助の味噌だまり商「池田屋」の主人で足助の俳人である板倉塞馬の菩提寺なんだそうです。塞馬は天明八年(1788年)に生れ、文政十三年(1830年)には伊勢の旅の中で黒炭の製法を学び足助に伝えたとうことで「加茂黒炭の祖」とも呼ばれ、慶応三年(1867年)に八十歳で没しています。

本堂

入母屋造平入の本堂になります。元々は瓦葺だったとおもうんどすが、現在は波板の様なものが葺かれた屋根となっています。断言はできませんが、瓦葺の屋根に波板を被せているんだとは思います。ただ、寺社建築で特徴的な屋根の反りは瓦葺だからできる事であって波板が葺かれた屋根は直線的な屋根の造りになっています。見慣れた瓦葺の本堂と比べると違和感を感じませんか?

  本堂の軒下に(旧)三河新四国霊場の八十五番札所となるとおもう弘法大師像が奉安されている鞘堂が据えられています。

 宝形造の鞘堂の中に石像の弘法大師立像が奉安されています。

「南無大師遍照金剛」「南無大師遍照金剛」「南無大師遍照金剛」・・・。

 この弘法堂の脇に据えられている像が「おびんずるさん」になります。実は寺院を巡っていると結構「おびんずるさん」を祀っている所が多いんですよね。宗派を超えて信仰されている仏様になります。

俳人板倉塞馬翁之墓並句碑

 板倉塞馬の墓所がどこにあるのかはよくわからなかったのですが、賀茂黒炭の祖の顕彰碑が非常に目立つ場所に据えられていました。

 だぶん、この石碑が句碑になるかと思います。「雨ののち よい月夜哉(かな) さくらかな」

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所在地を地図で確認

寺院名御所山普光寺
所在地愛知県豊田市足助町天王五番地一
最寄駅名鉄バス足助線「香嵐渓一の谷口バス停」徒歩4分

寺院・霊場巡りの際のバイブルに

元々、当サイトは神社巡りを通じて、皆様の住んでいる所にある”村の鎮守の神様”と呼ばれる神社を紹介してくサイトを目指していたんです。むしろ寺院については、縁遠いものとおもっていたんですよね。しかし、ちょっとした御縁で弘法大師霊場に出会い、そして愛知県では一番活動が盛んな”知多四国霊場”を巡礼、結願する事になりました。でも、神社の事はある程度知識があっても、寺院については未知の世界だったので、少しでも巡礼の時に役に立てばと思い、こちらの本を読ませて頂いております。

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