寺院紹介
寺院情報
寺院名 | 福聚山観音寺 |
所在地 | 愛知県知多郡東浦町大字生路字狭間ニ番地(GoogleMap) |
創 建 | 天正元年(1573年) |
宗 派 | 曹洞宗 |
御本尊 | 聖観世音菩薩 |
霊場
知多四国霊場
日本三大新四国霊場の一つに数えられる愛知県の知多半島全域を霊場とする八十八ヶ所の札所を遍路する弘法大師霊場になります。
当サイトの知多新四国霊場の紹介ページは「こちら」から
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知多四国霊場
霊場情報 霊場名知多四国霊場開創年文化六年(1809年)札所数番所:88 番外:7 開山所:3 (合計:98) 霊場域名古屋市、豊明市、大府市、東浦町、半田市、阿久比町、武豊町、美浜町、南知多町、常滑 ...
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【参考】知多四国霊場 公式HPは「こちら」から
Topics
令和五年(2023年)は「弘法大師生誕千二百五十年記念」という事で知多四国霊場では令和五年一月一日~令和六年六月三十日までの期間において記念宝印を授与して頂けるようです。
また、記念の納経帳も併せて発刊されるようです。
是非、この期間に遍路されてみては如何でしょうか?
文化財
国 宝 | ー |
国指定 | ー |
県指定 | ー |
町指定 | ー |
参拝情報
御朱印 | ○/現在は常照寺にて授与 |
URL | ー |
駐車場 | ○ |
参拝日 | 2018年5月16日 |
由緒・沿革
村の人達が田圃の行き帰り立ち寄って手を合わせたり、雨宿りする。朝の散歩に途中に小休止。観音寺は知多新四国霊場の札所に定められた当時はそんな道ばたの小さな辻堂だったいいます。
知多新四国霊場の開創には、真言宗以外の寺院の協力が中々得られず非常に苦しい時期があったと言います。開創に向けて動き出して十六年が経過し知多新四国霊場が開創されたと言います。
開創から二百十年の月日が経過し、道ばたの辻堂が寺としての体裁を整えるまでになっています。昭和二十八年、曹洞宗の寺院として昇格し、山号を得て「福聚山 観音寺」と改称しました。
元々が辻堂出会った為、檀家もなく、古文書もなく由緒は不明になります。
知多四国開山以来百八十年の月日は、信仰の厚さに裏付けされて道ばたのお堂まで、寺としての形を整えさせた。天正元年創立と伝えられる観音堂は昭和二十八年、昇格して観音寺と改められた。古文書もなく檀家もない観音寺は昭和三十八年より無住となり、近くの鎮護院と常照寺の住職が六年交代で兼務住職を務めている。
「知多四国めぐり」より
御朱印帳の保管に
数年前より非常に集める方が増えた「御朱印」ですが、皆様は御朱印帳はどうやって保管していますか?神社・仏閣を廻って御朱印を受けているとあっという間に御朱印帳の冊数が増えていきますが、そのまま棚などに置いている方が多いのでは?。せっかくお受けした御朱印ですので、日本では古くから着物を始めとして大切なものを保管する為に使われていた「桐箱」に入れて保管した方がよろしいかと思います。
ぜひ、皆様も桐箱に御朱印帳を保管されてみたらいかがですか?
知多新四国霊場を行く
知多新四国霊場九番札所「浄土山明徳寺/紹介記事」の参拝を終え、十番札所「福聚山観音寺」を目指して東浦町を南下していきます。
国道366号線にもどり、東浦町体育館の看板がある路地を右折していくのですが、ここから観音寺は非常にわかりにくい路地を入っていく必要がある為、注意が必要です。
小さい黄色い札所の看板が掲げられているんですが、わかります?ここに左折する路地があるんですが、車一台がやっと通れるような狭い路地ですので、通り過ぎないように注意してください。
体育館から観音寺に向かう途中に「生路山常照寺」が建っていますが、こちらは四国直伝弘法霊場の十八番札所になります。観音寺はさらに奥になるので、注意してください。
知多四国霊場を巡るツアーなど
最寄駅から歩いて巡礼するのが辛い方は、名古屋駅発着のバスツアーがお勧めです。これまた、人気の知多四国霊場という事もあり、多数の旅行会社から知多四国霊場巡礼バスツアーが企画されていたります。こんな中、当サイトではクラブツーリズムの巡礼ツアーをお勧めします。
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※中部東海版を選択して頂き、キーワード検索で"知多四国"で検索すると、知多四国巡礼バスツアーが出てきます。
実際自分が巡礼している時にこのクラブツーリズムの巡礼ツアーに遭遇しまして、こっそり添乗員として説明されていた先達さんの説明を聞いていた事があります。巡礼自体はせわしないのは否定できませんが、先達さんの札所などの説明が聞けるのは貴重な経験ではないかなと思います。
参拝記
ストリートビューで確認していただいてもわかると思いますが、観音寺周囲の道路は非常に狭く、すれ違いができない道路になっているので、注意して運転してください。
駐車場は本堂脇に二台分ぐらいが用意されています。大型車だと少々止めづらいかと思われます。
境内入口は石柱門となっており、真っ直ぐ本堂に向けて参道が伸びています。
参道右手に植えられている桜の大木が目を引きます。
弘法堂札所石柱
寺号標がなかったですが、新四国札所の石柱が建てらていました。
さらに、
本堂前にも、十番札所の石柱が据えられていました。
その隣の小さな石柱は道標みたいです。
手水舎・水盤
銅葺木像二本柱タイプの手水舎になります。
この観音寺の水盤は水にゴミが入らないようする為だと思わえる屋根が被されています。柄杓は屋根に引っ掛けられていますね。
本堂
参道の真ん中に二百十年記念宝塔が建てられているいて、本堂に安置されている弘法像から宝塔に向けて紐が伸びています。
寄棟造木像平入向拝が設けられた本堂になります。よく見ると、廻縁が設けられています。
本来は、外階段があったんだと思うのですが、コンクリート製のスロープに変えられています。穏やかな傾斜のスロープですので、お年寄りの方も気軽に参拝できるのではないでしょうか。
中央に本尊の聖観世音菩薩、左側には弘法大師像、右側には十王が安置されています。
写真上部、欄間部分には観音様が安置されています。
「南無大師遍照金剛」「南無大師遍照金剛」「南無大師遍照金剛」
御朱印
自分が知多四国霊場を遍路した時には観音寺の納経所で御朱印を頂いたのですが、その後、御朱印については生路山常照寺に頂く事になったようです。沿革の所で紹介していますが、六年毎に管理する寺院が持ち回りとなっているようですので数年後に神後院の方に管理する寺院が変更になった時、納経所が変わるかと思われます。
参拝を終えて
参拝をさせて頂いた時には、由緒を知らずにいたので、本堂が無いなあって思っていたんですが、由緒を調べて、元々は辻堂だったのか!と驚きました。
ただ、檀家もいないという事で、この観音寺の維持管理が非常に大変だろうなあと思ってしまいます。
次の目的地は?
観音寺の参拝を終えて、次は知多新四国霊場十一番札所「光明山安徳寺」を目指します。
所在地を地図で確認
寺院名 | 福聚山観音寺 |
所在地 | 愛知県知多郡東浦町大字生路字狭間ニ番地(GoogleMap) |
最寄駅 | 電車:JR東海・武豊線「石浜駅」徒歩16分 バス:東浦コミュニティバス「生路口バス停」徒歩4分 |
寺院・霊場巡りの際のバイブルに
元々、当サイトは神社巡りを通じて、皆様の住んでいる所にある"村の鎮守の神様"と呼ばれる神社を紹介してくサイトを目指していたんです。むしろ寺院については、縁遠いものとおもっていたんですよね。しかし、ちょっとした御縁で弘法大師霊場に出会い、そして愛知県では一番活動が盛んな"知多四国霊場"を巡礼、結願する事になりました。でも、神社の事はある程度知識があっても、寺院については未知の世界だったので、少しでも巡礼の時に役に立てばと思い、こちらの本を読ませて頂いております。
少しでも巡礼の時にお役に立てる事もあるかと思います。是非一度読んでみてくださいませ。