2019年2月、サイト名を「神社のある生活って」から「あいちを巡る生活って」に変更致しました。

万年山 常福寺(大府市半月町) 知多四国霊場 六番札所

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知多四国霊場を行く

四番札所の「寶龍山 延命寺」を後にして、次は六番札所である「万年山 常福寺」を目指します。

寶龍山 延命寺(大府市大東町) 知多四国霊場 四番札所
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五番札所は?と思われる方もいらっしゃると思いますが、四番札所から六番札所に向かい、そのまま知多半島をぐるっと廻って、五番札所は八十八番(結願)札所の「瑞木山 円通寺」に向かう前に廻るという経路がガイドブックに載っています。

大半の方は車で巡礼しているのかな?と思うので四番札所から五番札所に向かっても問題ないと思うのですが、なにせ知多半島の方は地理感がないのでガイドブックにそって行動をしていきます。

県道252号線沿いに常福寺の駐車場があり、その奥に常福寺が建っています。
ちなみに、ストリートビュー中心の森は生目八幡宮の境内になります。


管理人が行く知多四国霊場巡礼の旅

知多新四国霊場を行く
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寺院情報

寺院名:万年山 常福寺
鎮座地:愛知県大府市半月町三丁目百五十一号
本 尊:千手観世音菩薩
宗 派:曹洞宗
創 建:建久年間
札 所:知多新四国霊場 六番札所
札 所:愛知梅花観音霊場  九番札所
札 所:知多西国観音霊場 二十八番札所
H P:-
御朱印:〇

参拝日:2018年4月25日

沿革・由緒

今を去る八百年前、源平の合戦で敗れた平景清は源頼朝の命を狙ううち、この地に隠れ草庵を結んで観音堂を建立した。深く仏道に帰依し、万念山と唱え、念仏三昧のある夜、観世音菩薩の夢のお告げにより九十六文字の観音経を写し、その「夢想口授の観音経」と称する観音経と木版が現存している。本尊は、その夢の観世音菩薩を景清が刻んだものという。この辺りの地名が「半月」というのも景清がその観音像を刻むのに半月かかったという言い伝えから。景清は建保二年(1214年)八月十五日この地に没す。
当時には位牌「水鑑景清大居士」と刻んだ御木像も安置されている。
景清没後、冥福を祈る為村人が相計り、一山として今日の山号寺号に改めた。景清の従者(世話人)に伴の姓を賜ったといい、現在も近郊に百件近い伴性がある。
なお、景清には熱田の遊女に産ませた「人丸」という娘があり、鎌倉の長に預けていたが、後熱田の神官に嫁いだという。謡曲にこの人丸と景清の再会が感動的に語られてる。

知多四国めぐり」より


由緒に出てくる”平景清”は実在するが謎の多い人物であり、その謎深き所から日本全国に景清伝説が残されています。なんぜも全国二十八ヶ所もあるんだとか・・・。

この常福寺のすぐ隣には生目八幡宮が鎮座しており、その境内が平景清の墓所だと伝えられています。更に、常福寺から西に200mほどの所に景清神社が鎮座しており、ここは元々景清が住んでいた屋敷跡だと言われています。この神社には、屋敷跡だった名残の”芹沢井戸”が残っています。この芹沢井戸から湧出る霊水は御神水として、眼病に不思議の霊験者有りて遠近より平癒祈願する信者多くありてその名が有名です。
平景清は晩年目を悪くし、この芹沢井戸の湧き水で目を洗ったら目が治った。と言い伝えられており、景清神社は目の神様として有名なんだそう。

同じ伝説が宮崎県にもあり、そこには生目神社が鎮座しています。さらに由緒に出てくる謡曲の人丸と景清が出会う場所が日向国(現在の宮崎)だったりします。

いつも不思議に思うのですが、何故に民話も然り、こういった伝説が似たような形で日本全国に点在するのか・・・。どこか旅先などで聞いた伝説を「おらが村にも伝説を作ろう」とか言って似たような伝説を作ってしまうのでしょうか・・・。

参拝記

駐車場から常福寺に向かうと、こちらの境内入口にでてくるのですが、伽藍の配置からどうもこちらは裏口の様子。そこで、常福寺脇を通る市道を歩いて山門のある表門に向かいます。

こちらも常夜燈が左右に建っている出入り口なんですが、こちらもある種裏門ってかんじですね。
この写真の左から右に向かって更に歩いていき、山門を目指します。

こちらが太鼓橋も設けられている境内入口になります。

山門

この常福寺の山門は、薬医門に袖壁が設けられています。この薬医門には鯱が設けられていますね。
さらに山号も彫られた寺号が門前に据えられています。

山門を潜り境内に入っていくと・・

これも灯篭・・・なんですかね。
ちなみに、正面に見えるのが御本尊である千手観世音菩薩が安置されている本堂になります。
札所である大師像は御本尊の向かって左側に安置されています。

こちらは一瞬本堂と思ってしまいますが、本尊が別に安置されているとなると、こちらは客殿と呼んだ方が正しいのでしょうか。本堂とは寺院の中で一番大きい建物で更に本尊が中央に安置されているんだと今まで思ってきたのですが、この常福寺や四番札所「延命寺」など本尊が別の建物で安置されている場合も、上記のような建物は本堂と呼んでいいのか、はたまた客殿と呼ぶのか。
というか何故に御本尊が別棟に安置されているのかもさっぱり解らないです・・・。

手水舎

銅葺木造四本柱タイプの手水舎になります。
水盤の脇には水かけ地蔵が安置されていますね。

綺麗な水が張られている水盤になります。
こちらも常に龍の頭から水が滴り落ちていました。

客殿?(本殿?)

寄棟造平入木造の客殿?(本殿?)になります。
高床式の建物なんですが、外階段が二段のみと比較的低床の建物になっていますね。

本殿?(観音堂?)

こちらら入母屋造平入木造の向拝が設けられた本殿になります。
中央に御本尊の千手観世音菩薩、向かって左が弘法像、右に不動尊が安置されています。

御本尊を参拝した後、弘法像の前に移動して、

「南無大師遍照金剛」「南無大師遍照金剛」「南無大師・・・」

ふと思ったのですが、「南無大師遍照金剛」って何回唱えればいいんですかね・・・。なんとなく三回程唱えていたのですが、もしかしたら一回だけでよかったのかしら・・・。

ここの本堂も外壁が一間分中にずれていて、床なんですが土間の様なスペースができています。
この方が雨が降ってもぬれずに参拝できるので助かりますね。

狛犬?

この常福寺の裏門には

こんな狛犬と言っていいのか、はたまた獅子と言った方がいいのか解らないのですが、あれて狛犬が鎮座しています。ただ、神社にいる狛犬と違い、狛犬同士が相対するかのように横向きに鎮座しているのではなく、両側の狛犬共に境内の外側を向いて(並列に同じ方向を向いて)鎮座しています。

駐車場から常福寺に向かうこの入口に狛犬が鎮座しています。(写真にも写っているのですが、非常にわかりにくいです。)

懸魚と鬼瓦

鰭付きの猪の目魚と、鬼瓦です。卍模様が際立っていますね。

御朱印

参拝を終えて

場所的には「あいち健康の森公園」のすぐ近くに建っている寺院になります。
由緒を調べるまで、平景清伝説の地だという事を知らずにいたので、常福寺近くにある景清神社には参拝できていません・・・。景清伝説の伝承地三か所は押さえておきたい所ですので、また後日参拝に伺ってみようと思います。その時は記事をアップしますので、こうご期待?

次の目的地は?

常福寺すぐ隣に鎮座する平景清の墓地跡に鎮座しているという「生目八幡宮」に向かいます。

生目八幡宮(大府市半月町)
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投稿者プロフィール

成瀬晃ドクターレザーおかざき 店主
愛知県岡崎市で「かばん・くつ✚革の病院ドクターレザーおかざき」を営んでいる成瀬と申します。
史跡、神社などを巡った事をなどをつぶやきつつ、お店のブログではつぶやけないような事も書いていこうかと思っています。

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