寺院情報
寺院名 | 瑠璃光山 薬師寺 |
所在地 | 豊田市越戸町梅盛五十五番地 |
御本尊 | 薬師瑠璃光如来 |
宗 派 | 浄土宗 |
創 建 | 不詳 |
札 所 | 三河新四国霊場 十一番、十二番札所 |
御朱印 | 〇 |
H P | - |
参拝日:2019年5月15日
沿革・由緒
由緒は不詳です。
三河新四国霊場を行く
三河新四国霊場十三番、十四番札所「身掛山観音院」を後にして、国道153号線を豊田市街方面に進むと程なくして右手に十一番、十二番札所の「瑠璃光山薬師寺」の札所案内看板が見えてきます。
実は、同じ山号、寺号の「瑠璃光山薬師寺」という寺院が豊田市にもう一寺あります。旧小原村に当たる豊田市川見町にある「瑠璃光山薬師寺」になります。普通にGoogle先生に尋ねると、川見町の方の薬師寺がhitしてきますので、ちょっと注意が必要かもしれませんね。
・駐車場は門前と、となりにある越戸公民館に駐車できますので、安心して参拝することができます。
参拝記
国道153号線「越戸駅南」交差点から三河新四国霊場の札所案内看板が見えています。ちょうど看板の下は観音寺の石柱門になっているのですが、車止めがされていてこちらからは車では入れないので注意が必要です。
国道からですと「越戸駅南」交差点を越戸駅方面に曲がり、すぐの路地(角に公民館)を入っていくと右手奥にに薬師寺の山門が見えてきますので、その門前などに車を停めて参拝する形になります。
参道入口
国道153号線からみた薬師寺参道入口になります。
最近据えられたと思われる寺号標と三河新四国札所案内石柱による石柱門になります。三河新四国霊場は戦後に復興している為、あまり札所案内石柱が据えられている寺院ってあまりないんですよね。そう思うと、ここ薬師寺の石柱門は貴重なんです。
ただ、この石柱門から参道を横切る路地の間のスペースがゴミステーションになっていまして、最初参拝に訪れていた時には、ここにゴミ収集車が止まって可燃ごみを積み込んでいました。参道を塞ぐようにゴミ置き場が置かれているのは・・・ちょっと残念ですねえ。
山門周辺
石柱門を超え、路地を横断すると、山門が見えてきます。
この辺りに車を停めて参拝する形になります。
三十三観音堂
西国三十三観音写し観音堂になります。
観音霊場の札所になっていない寺院にもこういった三十三観音堂があったりして、江戸時代に起こったという観音信仰の隆盛を感じますね。
この観音堂の対面には・・・・
稚児地蔵尊
昭和41年(1966年)12月15日、登園途中の越戸保育園児の列に、居眠り運転のダンプカーが突入し、園児10名と保母1名の命を奪った。その霊を慰めるために地蔵尊が建立され、世の「稚」児たちの安全が「護」られるように、祈りをこめて「稚児地蔵尊」と銘々されました。
昭和42年3月猿投ダンプ事故遺族会建之
2019年、4月から5月にかけて、東京都池袋での自動車暴走交通事故、滋賀県大津市で起きた右直事故による保育園児死亡事故など、その他にも子供が巻き込まれる事故が連日発生し報道されています。結局、半世紀前に起きた猿投ダンプ事故から何も変わっていないという事なんですかね・・・。車は安全性が高くなって、確かに乗っている(運転している)人は死ななくなりましたが、車にひかれてしまう被害者は・・・いくら衝突軽減するようになっているといっても、鉄の塊が飛んでくる訳ですから・・・。技術革新が起きて、歩行者などにぶつからない車ができほしいものです。
山門
袖壁が設けられた薬医門の山門になります。
山門の柱には三河新四国霊場の札所案内板が掲げられています。
手水舎・水盤
ここ薬師寺の手水舎は・・・う~ん、現代的。車のガレージ・・・自転車の駐輪場の屋根を流用している片持ち型の屋根になっていますね。屋根のアクリル板がどれくらいの耐久性があるのか解りませんが、こういった手水舎もこれからの時代どんどん出来てくるんでしょうね。
本堂
寄棟造瓦葺妻入りの向拝の設けらえた本堂になります。
寄棟造で妻入りになっている本堂は今まで参拝してきた寺院でも1~2ヶ寺くらいしか見た記憶がない珍しい建築様式の本堂になっています。
中央には本尊である薬師如来が奉安されていて、その向かって右側に弘法大師像が安置されていました。
「南無大師遍照金剛」「南無大師遍照金剛」「南無大師遍照金剛」・・・
瑠璃殿(薬師堂)
本殿向かって左手にある十二番札所の「瑠璃殿」になります。
その瑠璃殿の前には、釈迦如来、薬師如来の石仏が奉安されています。
「南無大師遍照金剛」「南無大師遍照金剛」「南無大師遍照金剛」・・・
こちら瑠璃殿の中に、朱印が置かれていて、自分で朱印を押す形になります。お堂の中で正座をしながら弘法大師像と向き合いながら朱印を押していくのも何とも言えない穏やかな気分になれます。
六地蔵
知多四国霊場の遍路中には所々で出会った六地蔵なんですが、こちら三河ではもしかしたら初遭遇になるのかな。こうやって案内されておらず、自分が気付いていないだけなのかもしれませんが・・・。
御朱印
参拝を終えて
境内に擦れられていた「愚痴聞き地蔵尊」。
何か心にたまった事を地蔵尊に話しかけるだけですっきりした気分になれるんだとか。
・・・ぐち・・・ねぇ・・・・・
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やはり、旅先の情報はネット検索もいいですが、るるぶなどの旅行ガイド雑誌が一番ではないかなと思います。ネット情報はどうしてもディープになりがちで、いざ旅行に行こうと思っても、俯瞰的な情報が不足しがちな気がします。
やっぱり、"るるぶ"を見ながら、旅の予定表を作っていくのも、旅行の醍醐味ですよね。
所在地を地図で確認
寺院名 | 瑠璃光山 薬師寺 |
所在地 | 豊田市越戸町梅盛五十五番地 |
最寄駅 | 名古屋鉄道三河線「越戸駅」徒歩2分 |
寺院・霊場巡りの際のバイブルに
元々、当サイトは神社巡りを通じて、皆様の住んでいる所にある"村の鎮守の神様"と呼ばれる神社を紹介してくサイトを目指していたんです。むしろ寺院については、縁遠いものとおもっていたんですよね。しかし、ちょっとした御縁で弘法大師霊場に出会い、そして愛知県では一番活動が盛んな"知多四国霊場"を巡礼、結願する事になりました。でも、神社の事はある程度知識があっても、寺院については未知の世界だったので、少しでも巡礼の時に役に立てばと思い、こちらの本を読ませて頂いております。
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少しでも巡礼の時にお役に立てる事もあるかと思います。是非一度読んでみてくださいませ。
次の目的地は?
三河新四国霊場十一番、十二番札所「瑠璃光山薬師寺」を後にして、七番、八番札所である「金谷山 三光寺」に向かいます。