甕速日神・樋速日神とは?
古事記、日本書紀ともに登場する神であり、
甕速日神はミカハヤノカミ
樋速日神はヒハヤノカミ
甕速日神・樋速日神の誕生
伊邪那岐が加具土命の首を切り落とした際、剣の鍔から滴り落ちた血から生まれた三神が生まれたとされ、そのうちの一神が以前紹介した「建御雷之男神」であり、残り二神が今回紹介する甕速日神・樋速日神になります。
この両神は、セットで語られることがとても多い神だったりするのですが、日本書紀では"甕速日神"は"建御雷之男神"の祖先であるとする章も存在していたりと、その当時の朝廷の力関係も透けて見えるようです。
甕速日神・樋速日神の御神徳
甕とは文字通り「カメ」であり水をためる容器を指し、樋は「トイ」と読み、用水などの灌漑施設に使われる水路を指します。農業に使われる水にまつわる神だと思われます。