金谷山 三光寺(豊田市金谷町) 三河新四国霊場七番、八番札所

寺院情報

寺院名 金谷山 三光寺
所在地 豊田市金谷町五丁目六十三番地
御本尊 梵天帝釈青面金剛王
宗 派 真言宗醍醐派
創 建 慶長八年(1603年)
札 所 三河新四国霊場 七番、八番札所
(旧)三河新四国霊場 六十五番札所
御朱印
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参拝日:2019年5月15日

金谷山三光寺公式ホームページのご紹介


愛知県豊田市 「金谷の庚申さん」|真言宗醍醐派 準別格本山 金谷庚申 三光寺
愛知県豊田市にある金谷庚申三光寺は、昔から「金谷の庚申さん」と呼ばれ慕われている真言宗醍醐派のお寺です。日本三躰といわれる青面金剛王をご本尊に祀り、本堂の両側には「狛猿」が、また屋根には「見ざる・聞かざる・言わざる」の三猿が、そして本堂内には、多くの猿が本尊様をお守りしております。

沿革・由緒

金谷山と号し挙母町大字金谷字畑間にある。古儀真言宗醍醐寺塔頭三宝院末で慶長八年八月二十三日僧秋應の開基である。松鷹坊と称したが享保二年今の称に改めた。本尊青面金剛童子を安置し俗に庚申と称し賽客願る多い。書家の金谷はこの寺に長く寓せしゆへ是にとつたのであると云う。遺墨を尚傳えて居る。

愛知県西加茂郡誌」より

三河新四国霊場を行く

名古屋鉄道三河線「上挙母駅」からほど近い場所にあるのが三河新四国七番、八番「金谷山 三光寺」になります。猿投地区から一気に豊田市街を南下して、トヨタ自動車の本社北側に位置する場所までやってきました。
この辺りは元々「挙母」と呼ばれていて挙母町が市制に移行する際に「挙母市」かトヨタ自動車があるから「豊田市」にするかで論議の末「豊田市」になったのは有名な話ですね。

・駐車場は三光寺裏側に用意されているので安心して参拝することができます。

参拝記

名古屋鉄道三河線「上挙母駅」の東側を南北に走る市道を南に200mほど進むと、ストリートビューにでているように、三光寺の案内看板が見えてきますので、看板の矢印に沿ってT字交差点を左折するとすぐに三光寺の山門が見えてきます。駐車場は山門を超えて三光寺の境内に沿うように交差点を左折すると庫裏の裏側に駐車場入り口があります。

境内入口

ここ三光寺は、まるで権現造の社殿を彷彿とさせる朱塗りの建物に、色鮮やかな彩色が施されているのが特徴といえます。また、境内の周囲を囲む築地壁などがなく、開放的な印象も。

山門

門の左右に特徴的な支え柱が設けられた朱塗りの薬医門になります。
支え柱は朱塗りされておらず、まさに黒子の様な存在ですね。

そういえば、屋根瓦が本瓦葺なんですよね。最近、寺院の屋根瓦も本瓦葺ではなく桟瓦葺が多くなってきたりしているので、たまには屋根にも目を向けてみてください。

山門の前には、「庚申堂」と彫られた石柱が建っています。

石柱

境内入口の脇には、さらに、「日本三躰金谷庚申」と彫られた石柱が据えられています。

また、新たな”名数”が出てきました。
「日本三躰」の青面金剛王、もしくは庚申ということかな?

手水舎・水盤

木造瓦葺四本柱タイプの朱塗りの手水舎になります。
今まで参拝してきた寺院で、露天の水盤が本堂に対して垂直に置かれている所は何ヶ所か見てきましたが、手水舎全体が本堂に対して垂直に据えられてまるで妻入りの様な手水舎になっている所は初見です。柱下部には貫があり、妻入りであることを更に強調しているようです。

井戸と水盤がセットになっている手水舎なのですが、井戸の後には三光稲荷、水神明神と掲げられた鎮守社が鎮座しています。そしてやはり水盤への給水口には青銅製の龍が用いられています。

あまりこのアングルで龍を見る機会ってないですよね。

本堂

入母屋造瓦葺平入の向拝が設けられた朱塗り本堂になり、又周囲には濡れ縁が設けられています。
ただ、これはあくまでも自分が受けた印象なんですが、寺院建築というより神社建築の様式に近い建物かな?と。神社の拝殿と造りがよく似ているんですよね・・・。

本堂を少し横から見てみると、神社の拝殿-幣殿-本殿が一体化した社殿建築によく似ている事が解っていただけるかと思います。朱塗りの部分は拝殿になっていて、祈祷を受ける方達が座る場所(外陣)であり、その奥に本尊が安置され、護摩焚きやお経をあげる場所(内陣)になっていると思われます。

自分の中で寺院と神社の建築様式の違いは、一つの建物の中に内陣、外陣がある本堂を有するのが寺院であり、基本拝殿、幣殿、本殿が別々になっているのが神社だと思っていたんですが、まさに自分の中のそういった概念を変えてくれる建物ですね。

この本堂は、七番札所になっています。

「南無大師遍照金剛」「南無大師遍照金剛」「南無大師遍照金剛」・・・

八番札所 護摩堂

本堂前に据えられた記念宝塔に向けて八番札所の弘法大師像から白い紐が伸びている、寄棟造平入の向拝が設けられた護摩堂になります。寄棟造なんですが、ほぼ宝形造といっていいくらい大棟部分が狭くなっていますね。

正面の厨子の中は薬師如来が安置されていて、左側に弘法大師、右側に不動明王と役行者像がそれぞれ安置されています。

「南無大師遍照金剛」「南無大師遍照金剛」「南無大師遍照金剛」・・・

鐘突堂

三光寺の中で唯一朱塗りになっていない鐘突き堂になります。
耐震補強の鉄製の支えが設けられているのですが、無粋な支え柱ではなく、基礎部分を鉄製の枠で肯定する様式になっていますね。この造りならさほど目立たないですね。

御朱印

参拝を終えて

当ブログでも庚申信仰の事はちょこちょこと参拝記の中で取り上げてきたのですが、まさにここ三光寺は、庚申信仰を今に伝える寺院と言えます。日光東照宮の三猿は特に有名ですが、この三猿も庚申信仰から生まれたものです。

そしてその三猿が三光寺では本殿の向拝の部分に掲げられています。
さらに、この本殿の前には・・・

狛犬ならぬ狛猿が据えらえています。
三河新四国霊場の中でも非常に特徴的な寺院になると思います。

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所在地を地図で確認

寺院名 金谷山 三光寺
所在地 豊田市金谷町五丁目六十三番地
最寄駅 名古屋鉄道三河線「上挙母駅」徒歩3分

寺院・霊場巡りの際のバイブルに

元々、当サイトは神社巡りを通じて、皆様の住んでいる所にある”村の鎮守の神様”と呼ばれる神社を紹介してくサイトを目指していたんです。むしろ寺院については、縁遠いものとおもっていたんですよね。しかし、ちょっとした御縁で弘法大師霊場に出会い、そして愛知県では一番活動が盛んな”知多四国霊場”を巡礼、結願する事になりました。でも、神社の事はある程度知識があっても、寺院については未知の世界だったので、少しでも巡礼の時に役に立てばと思い、こちらの本を読ませて頂いております。

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次の目的地は?

三河新四国霊場七番、八番札所「金谷山 三光寺」を後にして、豊田地区の札所巡拝の旅も最後の札所となる九番、十番札所「遍照山 光明寺」を目指します。

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