POINT
昭和二年、この地で行われた陸軍演習を統監される為、昭和天皇が行幸された地である事を記念して建てられた碑になります。
施設紹介
施設名 | 大元帥陛下御統監之跡 |
所在地 | 名古屋市守山区川東山地内(Googlemap) |
URL | ー |
駐車場 | ー |
訪問地 | 2022年4月20日 |
沿革
昭和二年十一月、前年に即位された昭和天皇を統監として愛知県に日本陸軍の大演習が行われました。前年に大正天皇が崩御されて新たに即位された昭和天皇として初の統監になるようです。
この時、北原ニ等卒直訴事件が起き、軍隊内の差別問題が直訴されています。直訴した北原二等卒は直後に逮捕されています。
各都道府県持ち回りで毎年大演習が行われていた様で、当サイトで紹介していますが大正二年には大正天皇を統監とする陸軍の演習が行われるなど、名古屋周辺で大規模な演習が行われていた様です。それだけ当時の名古屋市東部には都市開発の手が伸びていなかったという事なのかもしれませんね。
訪問記
愛知県道15号名古屋多治見線を使って川島神社から龍泉寺に向かう途中、脇にそれて住宅地の抜け最奥地近い場所に今回の目的地である統監地の碑が建っている場所にたどり着けます。
なにやら、この辺りの道路はこの地で昭和天皇が統監されるという事で丘陵地を切り開いて通された道路だったようで、往時の昭和天皇もこの道を通ったのかもしれません。
なかなかわかりにくい住宅地の路地をひたすら奥に進んでいきます。
さらに一段高い場所に大元帥陛下(昭和天皇)御統監之地の石碑が建っています。演習の翌年である昭和三年にはすでに建てられた石碑の様です。
どれくらいの規模の演習だったのかはよくわからないのですが、昭和天皇初の陸軍演習の統監という事でかなり力を入れた演習だったのではないかと思います。そういえば、最初の陸海軍合同演習も愛知県だったし、愛知県は重要な演習場所だったのでしょうかね。
現在では周辺には住宅が立ち並んでしまい遠くまで見渡せる様な環境ではないのですが、昭和二年演習時にはこの場所にさらに遠くを見渡せるように展望台が設置され、演習を視察されていたのではないかと思います。
所在地を地図で確認
施設名 | 大元帥陛下御統監之跡 |
所在地 | 名古屋市守山区川東山地内(Googlemap) |
最寄駅 | 鉄道:ゆとりーとライン「小幡緑地駅」徒歩9分 バス: |