矢作川神社巡り紀行 西尾市

八幡社(西尾市吉良町下横須賀)

2017年11月16日

令和四年新企画のお知らせ

新企画「愛知県下新十名所」

 新愛知新聞社が昭和二年(1927年)に「愛知県の新十名所を読者投票で決定する。」というイベントを実施します。愛知県下を狂気の投票合戦へと誘ったこのイベントへの投票総数は驚異の1400万票以上。また、100票以上の投票を集めた名所候補は67カ所にも上ります。2022年、当サイトではこの67ヵ所の名所を巡り紹介していこうと思います。

神社情報

神社名:八幡社
鎮座地:西尾市吉良町下横須賀荒子二番地
御祭神:譽田別尊、宇迦之御魂神、迦具土命
旧社格:神饌幣帛料供進指定村社
創 建:天正二甲戌年(1574年)
境内社:-
例大祭:十月第四日曜日
H P:-

参拝日:2017年11月1日

御由緒

社伝に、天正二甲戌年(1574年)九月の創建という。
明治六年一月廃却となったが、同十年十月二十日再興を許され、同十三年十月十三日、字郷西三十六番地より現在の社地に移す。昭和十八年十月十五日、村社に列し、神饌幣帛料供進指定を受けた。同二十年一月十三日、三河地震により、拝殿倒壊したが、同三十年十月十日、復旧する。

愛知県神社庁 発刊
「愛知県神社名鑑」より


御祭神に、宇迦之御魂神、迦具土命の二柱が祀られているのが不思議に思っていたのですが、大正十三年発刊された幡豆郡横須賀村誌によると、下横須賀に鎮座し神社について下記の通り記載されています。

社名:八幡、稲荷、秋葉合殿
社格:無格社
祭神:譽田別尊、宇迦之御魂神、迦具土命
由緒:天正二年九月歓請。明治十三年八月、字郷西より現在に遷座。

このように記載されていて、いつの時代かは不明ですが、合祀した上で社名を改称し八幡社になったんだろうと思われます。




参拝記

神社周辺情報

矢作川笹子橋近くの左岸側に八幡社が鎮座しています。
ちなみに、写真では→に100mほど進むと笹子橋に着きます。その笹子橋より下流の矢作川河川敷は両岸とも西尾ゴルフクラブのゴルフコースとなっています。

 

境内入口

さっぱりとした境内になります。
鳥居前に灯篭一対、幟立石一対、鳥居、境内には、灯篭一対、水盤、狛犬一対が設置されています。

社号標

この八幡社には社号標は設置されていません。

鳥居

八幡社と彫られた扁額が取り付けられた明神鳥居がお出迎え。

手水舎・水盤

石を丸くくり抜いた水盤が置かれています。
水盤の奥に写っているのは井戸でしょうか。

狛犬

台座部分が元の物から変えられいるのか、生まれが不明の狛犬一対

社殿

切妻、瓦葺、平入の拝殿になります。
拝殿の外見はなんとなく残念な感じがしてしまいます・・・。

拝殿の屋根は反り屋根になっていませんが、覆殿の屋根は反り屋根になっています。
ここの八幡社の本殿は流造の本殿だそうです。

懸魚・鬼瓦

拝殿には懸魚が設置されていないので、覆殿の鰭付き蕪懸魚になります。

参拝を終えて

開放的な境内になっていています。
切り出した岩に鎮座している狛犬はこの辺りではあまり見かけないので、是非一度見て頂きたいと思います。

近隣の神社

地図で所在地を確認

”愛知県西尾市吉良町下横須賀荒子二番地”

矢作川神社巡り紀行

矢作川沿いに鎮座する神社を参拝、紹介をしております。興味がありましたら、順次更新しておりますので、のぞいてみてください。

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