八剱社(西尾市小焼野町)

神社紹介

神社名 八剱社
鎮座地 西尾市小焼野町南川
御祭神 熱田皇大神
旧社格 無格社
創 建 不明
神名帳
境内社
例祭日 十月第三日曜日
御朱印
H P

参拝日:2018年4月5日

御由緒

社伝に、永禄四年(1561年)徳川家康が吉良の東条城を攻めたが敗れ逃げ帰る。小焼野の稲垣善太夫の気転により大瓶の中にかくれて難を避く。これ八剱社の御神慮と愛用の茶碗に水を入れ神前に供える。その後善太夫方の竹藪を切り白旗を押し立て再度東条城を攻め落とす。家康、竹藪は免租したという。明治五年十月、据置公許となる。

「愛知県神社名鑑」より


何度か当ブログでも取り上げさせて頂いている松平vs吉良の東条城を巡る一連の戦の中で、永禄四年二月に、松平元康が東条城を直接攻め込んでいます。この時は落城させることはできず軍を退かせたとあります。由緒にでてくる元康が破れて逃げ帰るという文言はこの戦いの事を指しているのでしょう。

どうなんでしょうねえ。いくら東条城を攻め落とせなかったとはいえ、主君の元康が大瓶の中に隠れなければいけないほどの大敗をしてしまったのでしょうか。岡崎城への帰路の途中、八剱社に立ち寄ったというのが真相の様な気がします。

この後、永禄四年四月には、鎧ヶ淵、善明堤の戦いが起き、九月の藤波畷戦いで東条城は落城します。鎌倉期から続いた吉良氏による吉良荘統治の時代が終了し松平氏の三河統一への第一歩となる一連の吉良戦に係わった神社という事ですね。

矢作川紀行

西尾市宅野島町に鎮座する「秋葉神社」から500mほど北上した小焼野町の鎮守社となる「八剱社」を目指します。地元では衣浦線と呼ばれている県道383号線から見える場所に鎮座しています。

知らず知らずのうちに八剱社を目にされている方は多いと思いますよ。


矢作川紀行part.5の記事はこちらから

矢作川紀行Part.5(吉良頭首工~志貴野橋編)
矢作古川の河口から右岸側を遡上し、吉良頭首工の場所まで戻ってきました。かなり間が空いてしまいましたが、矢作川紀行第五段として、吉良頭首工から遡上し矢作古川と矢作川の分流点を経由して志貴野橋まで進んでいきたいと思います。 矢作川...

参拝記

矢作古川と安藤川、広田川の合流点近くに鎮座する八剱社になります。
江戸時代以前の矢作川は、小焼野の集落の北側から西側に流れる河川だったそうで、弓取川と呼ばれていたんだとか。江戸時代前期に矢作新川が掘削され、また西尾藩の新田開発の為、広田川に接続する「川違え」の工事によって弓取川は閉塞され現在の様な川の流れになったと言います。

室町時代までは八剱社は矢作川(弓取川)の左岸に鎮座していた訳です。


境内全景

瑞垣が境内全体を囲んでおらず、また、境内に森と呼べる木々が茂っていない為、非常に開放的な境内となっています。

境内入口

社号標、鳥居、幟立石、石灯篭などが据えらえrている境内入り口になります。

社号標

建立年月は調べ忘れてしまいましたが、表面の質感を見る限り真新しい社号標になります。

鳥居

昭和四十九年に建立された扁額の無い明神鳥位になります。
たぶん鉄製だと思うのですが、最近塗りなおされた為非常に新しく見える鳥居です。

手水舎・水盤

銅葺木造四本柱タイプの手水舎になります。
銅葺屋根の手水舎には多い柱が細い造りになっていますね。

狛犬

平成七年生まれの子乗り玉乗りの狛犬一対になります。
平成7年という事は・・・今から23年前・・・ここの狛犬も年月のわりに綺麗ですね。
最近、洗ったうえで朱塗りをしたようです。(個人的に狛犬の朱塗りは不要だと思っているのですが、ここの様に定期的に塗りなおして管理されるならありなのかなぁ。)

社殿

切妻瓦葺平入の拝殿になります。地震による倒壊防止の支え柱が痛々しいです。

本殿は流造になっているのですが、拝殿との間に渡殿を設けた時に改装されているようです。

境内社

社殿の左側(向かって右側)に鎮座する境内社の三社です。
一番左は稲荷社なのはわかっていただけると思いますが、残り二社については不明です。

懸魚

かなり風化で痛みがはげしいですが、鰭付きの蕪懸魚になります。

秋葉山常夜燈

常夜燈データ

種  別 秋葉山常夜燈 建立年月 明治四十二年
設置場所 西尾市小焼野町南川 八剱社境内
形  状 宮立型(宮前型) 基壇4段、土台石3段
竿部刻印 正面「秋葉山」後面「寄進者名」
左側「日露記念」右側「明治四十二年」
台石刻印
火袋台石刻印

八剱社の鳥居脇に秋葉山常夜燈が据えられています。元々からここに据えられていたのかは不明ですが、全体的に倒壊防止の為にコンクリートで補強されています。ここの常夜燈の特徴として、「秋葉山」と彫られている面が社殿側に向いているんです。他の常夜燈をみていると、この「秋葉山」と彫られた面は本殿の神様と同じ方向(境内の外側)を向いている所が多いかと思います。補強修理するときに向きを間違えたのかなあ・・・。

参拝を終えて

住宅地図見ると八剱神社の周辺には稲垣という名字の方が多いように見受けられます。由緒にもでてくる稲垣善太夫の子孫の方達なんでしょうかね。

拝殿に掲げられていた扁額には八剱神社と書かれていました。社号標には八剱社とあり、愛知県神社庁も八剱社として登録されていますので、当ブログでは、「八剱社」として紹介させて頂きます。

ご自宅にお札は祀られていますか?

実家には神棚はあっても、今お住いの所には神棚がない方も多いかと思います。神棚には、日本の氏神である”天照大御神”とご自身がお住いの氏神様のお札を掲げると御神徳が宿るとされています。
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南向き、もしくは東向きになる様に、そして目線の高さより上になる様に、棚などの上において頂くとよいかと思います。是非、皆様もご自宅に神棚をご用意いただき、御札を納めてほしいなと思います。

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