矢作川神社巡り紀行 秋葉山常夜燈 西尾市

秋葉神社(西尾市宅野島町)

2019年1月19日

令和四年新企画のお知らせ

新企画「愛知県下新十名所」

 新愛知新聞社が昭和二年(1927年)に「愛知県の新十名所を読者投票で決定する。」というイベントを実施します。愛知県下を狂気の投票合戦へと誘ったこのイベントへの投票総数は驚異の1400万票以上。また、100票以上の投票を集めた名所候補は67カ所にも上ります。2022年、当サイトではこの67ヵ所の名所を巡り紹介していこうと思います。

神社紹介

神社名 秋葉神社
鎮座地 西尾市宅野島町郷中二十番地一号
御祭神 迦具土命
旧社格 指定村社
創 建 不詳
神名帳
境内社
例祭日 十月第三日曜日
御朱印
H P

参拝日:2018年4月5日

御由緒

創建は明らかでない。明治五年十月十二日、村社に列格する。明治十四年四月十四日字郷中三十五番地の社地より現在地に遷座した。昭和十四年四月十五日、神饌幣帛料供進指定を受けた。

「愛知県神社名鑑」より

矢作川紀行

矢作古川右岸を河口方面から北上し、名古屋鉄道西尾線の鉄橋を越え、吉良頭首工を過ぎ、西尾市宅野島町に入ってきました。途中、蒲郡市と西尾市に広がる三河海岸大師霊場七十六番札所「東照山 大泉寺(廃寺)」を訪れ、残されていた三十三観音堂を参拝し、宅野島町の鎮守社である「秋葉神社」へと向かいます。


矢作川紀行part.5の記事はこちらから

参拝記

西尾市街から(旧)吉良町駮馬方面に伸びる県道318号線沿いに鎮座しているのが秋葉神社になります。秋葉神社周辺から矢作川を越える為に道路がせり上がっていくので、県道から秋葉神社に行くときは取り付け道路から進む必要があるので注意が必要です。

秋葉神社正面から県道を望むとこんな感じです。

境内入口

秋葉神社の境内は瑞垣で囲まれておらず、社殿正面に鳥居や社号標、幟立石などの石造物が据えられています。

鳥居

昭和三十一年建立の扁額の無い明神鳥居になります。

社号標

旧社格が彫られた昭和十四年建立の社号標になります。供進指定を受けた記念に建立されたようです。

手水舎・水盤

屋根の部分は銅葺木造、柱は鉄製二本柱タイプのハイブリッド型の手水舎です。

狛犬

昭和十年生れの子乗り玉乗りの狛犬一対になります。
以前この秋葉神社の狛犬を撮影した写真を見ると、結構狛犬が黒ずんでいたので最近、高圧洗浄機などで黒ずみを清掃したようですね。

社殿

入母屋造瓦葺平入の拝殿になります。取り外しができる扉が鉄板になっている為か、ちょっと冷たい感じがしますね。

本殿は流造という情報があるので、拝殿後方の切妻屋根の部分は覆殿だと思われます。

秋葉山常夜燈

常夜燈データ

種  別 秋葉山常夜燈 建立年月 明治四十四年
設置場所 西尾市宅野島町郷中 秋葉神社境内
形  状 宮立型(宮前型) 基壇3段、土台石5段
竿部刻印 正面「常夜燈」右面「明治四十四年建立」
台石刻印
火袋台石刻印 正面「秋葉山」

この秋葉神社の境内には秋葉山常夜燈が据えられています。竿石には明治四十四年建立ほ刻まれていて、基壇の状態などを見ても移設された痕跡がないように見受けられる為、秋葉神社がこの場所に遷座した時に建立された常夜燈だと思われます。秋葉神社ですからね・・・秋葉山常夜燈があってもまったく不思議ではないですよね。

基壇の石垣の部分は年月が過ぎくぼんでしまったり、浮いていたりちょっど傷んでいるのがわかりますね。

参拝を終えて

秋葉神社周囲には牛舎があり、以前酪農組合などで働いていた頃よく嗅いでいた懐かしい匂いがしていました。西尾には酪農家が多いんですよね。

ご自宅にお札は祀られていますか?

実家には神棚はあっても、今お住いの所には神棚がない方も多いかと思います。神棚には、日本の氏神である"天照大御神"とご自身がお住いの氏神様のお札を掲げると御神徳が宿るとされています。
賃貸住宅などに住まわれて簡単に神棚を掲げられないという方もお勧めなのが、

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南向き、もしくは東向きになる様に、そして目線の高さより上になる様に、棚などの上において頂くとよいかと思います。是非、皆様もご自宅に神棚をご用意いただき、御札を納めてほしいなと思います。

神社誌作成プロジェクト

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