神明常夜燈 秋葉山常夜燈

秋葉山常夜燈、神明常夜燈(西尾市一色町池田)

令和四年新企画のお知らせ

新企画「愛知県下新十名所」

 新愛知新聞社が昭和二年(1927年)に「愛知県の新十名所を読者投票で決定する。」というイベントを実施します。愛知県下を狂気の投票合戦へと誘ったこのイベントへの投票総数は驚異の1400万票以上。また、100票以上の投票を集めた名所候補は67カ所にも上ります。2022年、当サイトではこの67ヵ所の名所を巡り紹介していこうと思います。

常夜燈データ

種  別 秋葉山常夜燈 建立年月 文化十三(1816)年建立
設置場所 西尾市一色町池田池田後河一〇七番地
形  状 宮立型(宮前型) 基壇3段、土台石4段
竿部刻印 正面「常夜燈」右面「文化十三丙子年」左面「八月吉祥日」
台石刻印 なし
火袋台石刻印 秋葉山

常夜燈訪問記

西尾市一色町池田地区に鎮座する神明社の境内入口に設置されている常夜燈になります。この神明社の常夜燈なんですが非常に興味深い配置になっています。

境内入口から社殿方面を望みます。
ここから見るだけでは、ぱっと見は2基の献灯用の灯篭に見えますが、両基とも常夜燈になります。右側が秋葉山常夜燈、左側が神明常夜燈になります。

両方とも村中安全を祈願して設けられた常夜燈になります。

常夜燈の後ろ側には、秋葉山のお札を納める祠が鎮座しています。

まだこんな感じで電気が引き込まれていて、夜になると明かりが灯される様です。
しかし、他の常夜燈でも似た感じなんですが、この電気設備のむき出し感がすさまじいですな・・・。

もう一基の神明常夜燈も見ていきましょう。


常夜燈データ

種  別 神明常夜燈 建立年月 大正三年九月建立
設置場所 西尾市一色町池田池田後河一〇七番地
形  状 宮立型(宮前型) 基壇3段、土台石4段
竿部刻印 正面「常夜燈」左面「大正三年九月建」
台石刻印 なし
火袋台石刻印 神明社

まるで双子の様な常夜燈になります。
神明常夜燈の竿石から上部は修復されている様で、見た目が綺麗になっています。

常夜燈をこうやって取り上げるようになって改めて神社を参拝していくと、今まで気にもしなかったですし、あぁ~灯篭ねと思っていたら実は常夜燈だったりします。今まで既に取り上げている神社にも常夜燈が設置されていると思いますので、もう一度参拝しながら常夜燈もめぐって紹介してきます。

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