常夜燈データ
種 別 | 秋葉山常夜燈 | 建立年月 | 天保七年建立 |
設置場所 | 西尾市天竹町地蔵前地内 | ||
形 状 | 宮立型(宮前型) 基壇6段、土台石3段 | ||
竿部刻印 | 正面「常夜燈」左面「願主若者」 右面「天保七丙申年三月吉日」 |
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台石刻印 | 正面「村中安全」 | ||
火袋台石刻印 | 正面「秋葉山」 |
訪問記
西尾市天竹町に鎮座する日本で唯一の綿の神として有名な天竹神社の境内前に設置されている常夜燈になります。この常夜燈も元々ここに置かれていたというより移動してきたと思われます。
常夜燈奥に天竹神社、写真右手は地蔵堂入口になります。
天竹神社とその南を東西にはしる県道41号線の間は構造物がなく、非常に開放感溢れる場所に鎮座しています。
ここの常夜燈の特徴は、基壇の大きさに対して、土台石が三段と比較的小さな常夜燈上部構成になっていますね。もう一段土台石があればごろっと感じが変わってくると思うんですけどね。
この常夜燈後部には、立派な祠が据えられています。秋葉山なら加具土命のはずなんですが、千木と鰹木が女神の様式になってしまっているのは、発注ミスでしょうか?
地蔵堂の前にある灯篭・・・前面に善光寺業、両サイドには常燈明と彫られています。
建立されたのは弘化四年。
常燈明とは、「神前や仏前にいつもともしておく灯火」三省堂大辞林より
長野にある善光寺では不滅の常燈明というものがあるそうで、善光寺と彫られている所から、不滅の常燈明を意識して作られた物だと思います。