寺院情報
寺院名 | 瑠璃山 香秀寺 |
所在地 | 愛知県西尾市八ヶ尻町郷中七十二番地 |
御本尊 | 阿弥陀如来 |
宗 派 | 浄土宗西山深草派 |
創 建 | 不詳 |
札 所 | 三河海岸大師 五十一番札所 |
御朱印 | - |
H P | - |
参拝日:2018年5月16日
三河海岸大師 札所一覧
沿革・由緒
創立不詳なれども、開基は寛永二年八月二十日。慶長六年一月二十四日付の御朱印あり。当山朱印は三斗五升弐合。瑠璃山と号す。
「愛知県幡豆郡福地村誌」より
三河海岸大師霊場を行く
黄色は三河海岸大師、茶色は(旧)三河新四国、赤色は東条吉良観音の札所を示しています。
以前紹介した、西尾市行用町にある三河海岸大師五四番札所「石橋山 福泉寺」と同じ県道312号線荻原巨海線沿いに鎮座するのが今回紹介する香秀寺になります。福泉寺からだと東に600mほど進んだ場所になります。
参拝記
県道312号線に境内入口が面している寺院になるのですが、本堂は近年建て替えが行われた感じなんですが、庫裏が見当たらないんです。この香秀寺周辺は浄土宗西山深草派の寺院が非常に多く、近くの寺院が住職を兼務しているんでしょうね。
境内入口
石柱門が据えられている境内入口になります。
こちらの石柱門は山号、寺号などは彫られていません。
札所案内石柱
石柱門の脇には、「三河海岸弘法大師 第五十壱番札所」と彫られた札所案内石柱が据えられています。
手水舎・水盤
手水舎はなく、露天の水盤が置かれています。
境内の脇は墓地となっているので、どこかにはお墓参りの方達の為に水場が用意されているとはおもうんですけど、参拝した時にはそこまで気付かず、確認してませんでした。
本堂
入母屋造瓦葺妻入りの向拝の設けられた本堂になります。
屋根勾配が非常にゆるやかになっているので、一瞬「錣屋根」かなと思ってしました。
大師像がどこに安置されているのか全く分からない為、正面から
「南無遍照金剛大師」「南無遍照金剛大師」「南無遍照金剛大師」・・・
無縁仏の中に弘法大師像が
無縁仏などが一ヶ所に固められているのですが、その中に弘法大師像も安置されていました。ここを見る限り、境内を造営、整理される前は露天の石仏が境内にあちこちに安置されていたんだろうなあと想像できますね。
本堂の中の大師像が確認できなかったので・・
「南無大師遍照金剛」「南無大師遍照金剛」「南無大師遍照金剛」・・・
参拝を終えて
ヤマタノオロチ伝説
西尾市には、以前紹介した荒川城周辺を八ツ面町という町が存在し、今回紹介している香秀寺がある周辺を八ヶ尻町といいます。ピンッ!ときた方鋭い方もいらっしゃると思いますが、西尾市には「ヤマタノオロチ」伝説があり、スサノオがヤマタノオロチを退治した時、頭は八ツ面町周辺に、尾は八ヶ尻町周辺に流れ着いたと言われています。そして、ここ八ヶ尻には尾を祭っているとされている場所があります。
知らなければ素通りしてしまいそうな、辻にある何の変哲もない古い祠。しかし、この祠にはこの地に流れ着いたとされるヤマタノオロチの尾が祀られていると言います。
一般的にヤマタノオロチ伝説と言えば出雲の国を思い浮かべますが、この地にもそういった伝承が存在しているという事はまたそれだけ古くから人々が生活を営んでいたという証拠でもありますね。
こういった地元の伝承の伝説がいつまでも受け継がれていってほしいなと思いますね。
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所在地を地図で確認
寺院名 | 瑠璃山 香秀寺 |
所在地 | 愛知県西尾市八ヶ尻町郷中七十二番地 |
最寄駅 | 名古屋鉄道西尾線「福地駅」 名鉄東部バス「八ヶ尻バス停」徒歩12分 |
寺院・霊場巡りの際のバイブルに
元々、当サイトは神社巡りを通じて、皆様の住んでいる所にある"村の鎮守の神様"と呼ばれる神社を紹介してくサイトを目指していたんです。むしろ寺院については、縁遠いものとおもっていたんですよね。しかし、ちょっとした御縁で弘法大師霊場に出会い、そして愛知県では一番活動が盛んな"知多四国霊場"を巡礼、結願する事になりました。でも、神社の事はある程度知識があっても、寺院については未知の世界だったので、少しでも巡礼の時に役に立てばと思い、こちらの本を読ませて頂いております。
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次の目的地は
「三河海岸大師霊場を行く」の方では香秀寺を後にして、次からは旧幡豆郡一色町にある札所を紹介し、まずは五十番札所「和仲山満国寺」を参拝していきます。
また、八ヶ尻町の鎮守社である「神明社」も参拝していきましたので、そちらも紹介させて頂きます。