霊場巡りの旅

岡崎城下ふたつの霊場めぐり「おかまいり」のスタンプラリー台紙をゲットしてきました。

2020年11月10日

令和四年新企画のお知らせ

新企画「愛知県下新十名所」

 新愛知新聞社が昭和二年(1927年)に「愛知県の新十名所を読者投票で決定する。」というイベントを実施します。愛知県下を狂気の投票合戦へと誘ったこのイベントへの投票総数は驚異の1400万票以上。また、100票以上の投票を集めた名所候補は67カ所にも上ります。2022年、当サイトではこの67ヵ所の名所を巡り紹介していこうと思います。

 令和二年(2020年)十一月一日より、岡崎市観光協会が始めた新たな観光客誘致事業が神社で構成された霊場「岡崎十二社」と寺院・地蔵堂で構成された霊場「岡崎三十六地蔵」のスタンプラリーになります。岡崎の中心街を巡る霊場として江戸時代後期に構成された霊場になります。特に岡崎三十六地蔵の霊場は近年岡崎市が徐々に力を入れ始めている霊場巡りになるかなと感じています。
 岡崎市観光協会ではこの二つの霊場を巡るスタンプラリーの台紙を各一万部用意しているそうで、JR岡崎駅、名鉄東岡崎駅、岡崎公園に設置された観光案内所で配布しています。

おかまいりの専用HPが立ちあげられていて、このサイトでスタンプラリーの台紙がPDFファイルで配布されています。

 岡崎市は全国的に観光地として有名なのでしょうか?地元に住んでいると岡崎市以外からどういった目で見られているのかさっぱりわからないのですが、岡崎市に観光でやってきて総距離数27kmにも及ぶ岡崎三十六地蔵や10kmほどの岡崎十二社巡りをすべて回る方が果たしてどれだけいらしゃるだろうか・・・。ちなみに、愛知県で一番遍路される方が多い霊場である「知多四国霊場」の遍路される人数が年間五万人と言われ、同じ知多半島を霊場とする「四国直伝弘法」の遍路される人数が年間数千人程度とされています。更に、知多半島には知多西国西国観音や南知多観音などの霊場もありますし、愛知県全体を見回しても、弘法大師霊場、観音霊場、七福神霊場など非常に数多くの霊場が存在しています。

 そんな霊場が群雄割拠していると言ってもいい愛知県で新たに納経帳ならぬ「スタンプラリー」を始めて果たしてどれだけの参加者がいるのか・・・。納経帳と異なって無料で配布されているので、参加する敷居は非常に低くなっている為、観光客の方も、東岡崎駅や岡崎公園の近くのスタンプを数個押して観光の記念品とする方も多いのかな?とは思いますが、この二つの霊場を目当てに岡崎に来訪してすべてスタンプを押される方は・・・年間何人いらしゃるでしょうかね。むしろ、岡崎市在住の方やその近隣に住んでいらっしゃる方向けのイベントな感じがします。ただ・・・・乙川に掛かる人道橋「桜城橋」を始め籠田公園の改修などを推し進めていた岡崎市長が令和二年の選挙で落選してしまった為、今後岡崎市の観光事業がどの方向に進んでいくのかよくわからなくなってしまいました。
 今回紹介している「おかまいり」の二つの霊場巡りもこの前市長が描いた観光事業に即して企画されたんだろうなというのは岡崎市に住んでいる身としては想像に難くなかったります。

 このスタンプラリーの台紙も1万枚配布が完了する前にスタンプ台が撤収されてしまったり、日焼けしてしまった台紙がいつまでも置かれている様な未来を想像してしまうのですが、自分のこの予知夢が大外れして台紙が増版されるとか、好評の為、岡崎観音霊場のスタンプラリーが始まるなどのサプライズが起こる事をこっそりと期待もしているのですけどね・・・。

岡崎十二社

 六所神社から始まり菅生神社で完結する岡崎市中心部に鎮座する十二社を巡るコースになります。六所神社、伊賀八幡宮と徳川家光が造営した朱塗りの権現造の社殿などは非常に見ごたえがあります。この十二社の中で何社かは御朱印を頂くことができるので、このコースを回る際は御朱印帳を持参される事をお勧めいたします。

岡崎三十六地蔵

 「岡さんぽ」という大体5kmほどを散歩しながら史跡などを巡るという企画が行われていて、この中で「お坊さんとまわる岡崎三十六地蔵巡り」なんていう企画がたまに開催されていました。36ヶ所を何回かに分けてさんぽしながら巡る企画になるようで、正直岡崎三十六地蔵は一度は衰退してしまった霊場だったので、どれくらいの参加者がいらっしゃるのかは分からないのですが、今回のこのスタンプラリーが開催される所を見ると、自分が思うより多くの参加者がいらっしゃったようですね。これには昨今の御朱印ブームも非常に影響しているかと思いますが。当然この三十六地蔵巡りでも御朱印を頂くことが出来る寺院が何ヶ寺かありますので、御朱印帳を持参される事をお勧めします。

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