矢作川神社巡り紀行 西尾市

塩竈神社(西尾市一色町千間)

2017年11月30日

令和四年新企画のお知らせ

新企画「愛知県下新十名所」

 新愛知新聞社が昭和二年(1927年)に「愛知県の新十名所を読者投票で決定する。」というイベントを実施します。愛知県下を狂気の投票合戦へと誘ったこのイベントへの投票総数は驚異の1400万票以上。また、100票以上の投票を集めた名所候補は67カ所にも上ります。2022年、当サイトではこの67ヵ所の名所を巡り紹介していこうと思います。

神社情報

神社名:塩竈神社
鎮座地:西尾市一色町千間小柳十三番地
御祭神:塩稚神
旧社格:神饌幣帛料供進指定村社
創 建:明暦三酉年
境内社:稲荷社、豊玉神社、津島社、伊勢神宮、天満宮、秋葉社
例大祭:十月十一日
御朱印:-
H P:-

参拝日:2017年11月1日

御由緒

社伝に、明暦三酉年(1657年)、この地千間新田埋立て竣工の際に鎮守の神として祀る。(一説には享保元年(1716年)十二月二十五日、庄屋杢右ヱ門、神主清水甚右衛門が奉仕した氏子は弥右衛門と孫兵衛の二戸のみと)明治五年十月十二日、村社に列し、同四十年十月二十六日、神饌幣帛料供進指定をうけた。境内社稲荷社は創建天保七年(1836年)なり。

愛知県神社庁 発刊
「愛知県神社名鑑」より


本社は明暦三酉年当大字千間新田埋立て竣功の後、享保元年の創立で新田の鎮守神として奉賛せられたもので、当時は僅かに数戸の氏子であったが、年々家数が増加し産土神と敬はれ明治五年村社に列し、同四十年神饌幣帛料供進神社に指定されて、郷人の心の拠と益々崇敬深いお社である。

境内由緒書きより

参拝記

神社周辺情報

矢作古川の河口近くに鎮座するのがこの塩竈神社になります。
集落の中に鎮座している為、少々分かりにくいですが、写真の案内板があり、たどり着くことができました。

境内入口

木々が茂っていない為、非常に開放感のある境内です。

ストリートビューを埋め込んでみました。境内の雰囲気を味わって見てください。

社号標

旧社格がしっかりと彫られた社号標になります。

鳥居

非常にどっしりとした雰囲気の扁額のない明神鳥居がお出迎え。

祓所

社号標に隣接する様に据えられた祓所です。

手水舎・水盤

コンクリート造りの四本柱タイプの手水舎になります。
非常にバランスが整った手水舎だと思います。

狛犬

大正六年生まれの狛犬一対。
もう少しバランスを合わせて写真を撮れるようにしたい所です。

 

社殿

入母屋造、瓦葺、平入、高覧のついた廻縁が設けられたコンクリート造りの拝殿になります。
渡殿から覆殿は木造になっていますね。

資料ではこの塩竈神社の本殿は流造だそうなので、切妻の覆殿になっていると思います。

境内社

社殿向かって左手に鎮座する稲荷社

社殿向かって右手に鎮座する豊玉神社、津島社、伊勢神宮、天満宮、秋葉社の五社相殿です。

 

懸魚・鬼瓦

非常に特徴的な鰭を持った猪の目懸魚にです。
ここの神社の神紋は桜なんですかね。

参拝を終えて

旧一色町の矢作古川河口付近に鎮座する神社になります。
この神社の祭神:塩稚神は製塩の神としても信仰されている神になるそうです。
今は塩の製法が変わりこの辺りにあった塩田はすべて姿を消していますが、昭和四十年代までは、この塩竈神社周辺にも塩田が広がっていたそうです。
塩田と塩竈神社、まさにこの辺りの産土神ですね。

近隣の神社

地図で所在地を確認

”西尾市一色町千間小柳十三番地”

矢作川神社巡り紀行

矢作川沿いに鎮座する神社を参拝、紹介をしております。興味がありましたら、順次更新しておりますので、のぞいてみてください。

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