寺院情報
寺院名 | 玉法山 西福寺 |
所在地 | 西尾市一色町赤羽下郷中四十四番地 |
御本尊 | 不詳 |
宗 派 | 浄土宗西山深草派 |
創 建 | 文亀元年(1501年) |
札 所 | 三河海岸大師 四十七番札所 (旧)三河海岸大師 二十六番札所 |
御朱印 | - |
H P | - |
参拝日:2018年7月10日
沿革・由緒
詳細不明。
徳川家康が三河守時代の墨付があったが、現在は紛失。
「西条之内赤羽西福地領之事
右都合三貫九百文此内壱貫七百文瑞雲庵西福寺ヒカエ寺屋敷外田踏出米銭共二如前々永不可有相違勤行以不可有怠慢者也
天正九辛巳年十二月五日
三河守 花押
西福寺」
寛永十三年(1636年)三河国八郡高附覚には、寺領二石二斗の朱印地があり、明治時代まで続いた。
「一色町誌」より
三河海岸大師霊場を行く
黄色は三河海岸大師、茶色は(旧)三河新四国、赤色は東条吉良観音の札所を示しています。
三河海岸大師四十八番札所「西城山 清秀寺」からすぐ高須病院の看板の矢印にそって路地を道なりに向かいます。この路地ですが、赤羽から現在の一色の中心地方面に通じる旧道になり、西福寺の近くには以前紹介した「常夜燈」が据えられていて昔は表通りだったことが想像できます。
YES!高須で有名な高須克弥氏が医院長を務める高須病院の東南側にあるのが西福寺になります。
高須病院・・・この辺りでは一番大きな目印になるのではないでしょうか。
参拝記
高須病院から南に150mほど進むと、寺院の山門と観音堂が見えてきます。ここが今回参拝する「玉宝山 西福寺」になります。この西福寺も無住の寺院になってしまっているようで、寺号がわかるものが自分が見ていた中では発見することができませんでした。
三十三観音堂
この西福寺の門前にも西国観音霊場の写し観音堂が据えられていました。こちらの観音堂は今まで見てきた中でもかなりしっかりとした造りの観音堂だと思います。
山門
片側に袖壁が設けられた薬医門の山門になります。
向かって右手に設けられている袖壁はそのまま三十三観音堂に繋がっています。
西福寺の門前は、現在では資源回収ステーションにもなっているようで、不法投棄監視用の監視カメラが設けられていて、なんだか寺院を参拝するには残念な感じになってしまっています。
水盤
「玉宝山」と山号が彫られた水盤が据えられています。水盤のみが据えられている場合、結構参道から外れたところにポツンと置かれているケースが多いのですが、ここ西福寺では参道脇すぐの所に据えられていますね。
本堂
寄棟造瓦葺平入で向拝というより、正面側全幅に庇が作られ濡れ縁が設けられた本堂になります。無住の寺院によくあるように正面扉は固く閉ざされており、窓には天戸というか板で覆われる形になっています。
残念ながら本尊を初め、弘法大師像は確認できなかったのですが・・・
「南無大師遍照金剛」「南無大師遍照金剛」「南無大師遍照金剛」・・・
御朱印
参拝を終えて
寺伝が残っておらず、どういった縁起を持った寺院なのか、またどういった経緯で三河海岸大師だけでなく(旧)三河新四国霊場の札所に選定されたのか。ただ、この辺りは一色氏発祥の地である一色郷に近く、この西福寺が面している旧道、一色郷から赤羽城に続く道であり、古くから集落が発展していたんだろうなあ~って、想像しちゃいますね。
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所在地を地図で確認
寺院名 | 玉法山 西福寺 |
所在地 | 西尾市一色町赤羽下郷中四十四番地 |
最寄駅 | 名古屋鉄道 西尾線「福地駅」 名鉄東部バス「赤羽根口バス停」徒歩15分 |
寺院・霊場巡りの際のバイブルに
元々、当サイトは神社巡りを通じて、皆様の住んでいる所にある"村の鎮守の神様"と呼ばれる神社を紹介してくサイトを目指していたんです。むしろ寺院については、縁遠いものとおもっていたんですよね。しかし、ちょっとした御縁で弘法大師霊場に出会い、そして愛知県では一番活動が盛んな"知多四国霊場"を巡礼、結願する事になりました。でも、神社の事はある程度知識があっても、寺院については未知の世界だったので、少しでも巡礼の時に役に立てばと思い、こちらの本を読ませて頂いております。
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次の目的地は?
三河海岸大師四十七番札所「玉宝山西福寺」を後にして、四十六番札所「高声山 今済寺」を目指します。