ONE POINT
名古屋市南区鳥栖の古墳の墳丘上に鎮座する神明社の紹介です。詳しい由緒は不詳ですが、古墳時代後期に造られた円墳の墳丘上に少なくとも江戸時代中期頃には創建された神社になります。
神社情報
神社名 | 鳥栖神明社 |
鎮座地 | 名古屋市南区鳥栖一丁目十八番地十(Googlemap) |
例大祭 | 十月十日 |
創 建 | 不詳 |
御祭神 | 天照御大神 速玉男命 応神天皇 木花咲耶姫命 倉稲魂命 五男三女神 |
旧社格 | 村社 |
神名帳 | ー |
境内社
境内社 | 秋葉社(御祭神:加具土命) 知立社(御祭神:鵜茅葺不合命) 津島社(御祭神:須佐之男命) 山神社(御祭神:大山津見神) |
文化財
国 宝 | ー |
国指定 | ー |
県指定 | ー |
市指定 町指定 村指定 | ー |
参拝情報
御朱印 | ー |
URL | ー |
駐車場 | ー |
参拝日 | 2022年4月10日 |
御由緒
当サイトで紹介している同じ名古屋市港区鳥栖地区に鎮座する「鳥栖八剱社/紹介記事」と同様に古墳の墳丘上に本殿が鎮座する神社になります。
鳥栖神明社古墳
名古屋市のホームページによると
「円墳で、古くから「大塚」とよばれ、この上に神明社が祀られていますが、ほぼ完全な形を保っています。基盤上に黄褐色粘土を敷き、その上に黒色土をはさみ、さらに上部が砂と粘土まじりの熱田層の土で盛られています。」
と紹介されています。
世の東西を問わず、古墳の墳丘上に鎮座する神社は数多く存在します。それこそ、もう少し古墳の規模が大きくなると、戦国時代などでは城郭(砦)として使われた古墳も存在するなど、平坦な場所に突如現れる墳丘は何かしらに利用されている所が多かったりします。
そんな鳥栖神明社が鎮座する古墳について、詳しい事が解っていないのですが、古墳時代後期の円墳ではないかとしています。鳥栖八剱古墳も含めて、この地域にはもっと古墳が存在していたのかもしれませんね。
境内に建てられた案内板によると、創建は明和八年(1771年)であるとしていますが、明和八年の社殿修造の棟札が存在しているという情報もあって、もしかしたらもっと以前にこの地に創建された神社になるのかもしれません。明治四十年代の神社統合令により近隣に鎮座する神社を合併したため、御祭神は非常に多くなっているのも特徴です。
創建は明かではない。古くから戈仙の氏神として崇敬あつく明治五年七月、村社に列し、明治四十二年村内鎮座の熊野社、八幡社、八王子社、白山社、稲荷社を次々と合併した
愛知県神社庁発刊「愛知県神社名鑑」
御祭神
- 天照御大神
- 速玉男命
- 応神天皇
- 木花咲耶姫命
- 倉稲魂命
- 五男三女神
御朱印帳の保管に
数年前より非常に集める方が増えた「御朱印」ですが、皆様は御朱印帳はどうやって保管していますか?神社・仏閣を廻って御朱印を受けているとあっという間に御朱印帳の冊数が増えていきますが、そのまま棚などに置いている方が多いのでは?。せっかくお受けした御朱印ですので、日本では古くから着物を始めとして大切なものを保管する為に使われていた「桐箱」に入れて保管した方がよろしいかと思います。
ぜひ、皆様も桐箱に御朱印帳を保管されてみたらいかがですか?
参拝記
鳥栖八剱社から住宅地を西に進むと、今回参拝する鳥栖神明社の境内が見えてきます。住宅地の中にありわかりずらいのですが、鎮守の森を目印に進むとたどり着きやすいかと思います。
境内入口
狛犬一対、手水舎、神明鳥居が据えられている境内入口になります。鳥居の先には墳丘上に鎮座する本殿に向けて石段の参道が伸びています。
手水舎
木造銅板葺二本柱タイプの手水舎になります。あまり目立ちませんが柱の後方に支柱が設けられています。水盤には鳥栖八剱社の記事でも紹介していますが、参拝者の方が刻んだ「盃状穴」が何個か確認できます。
社殿
墳丘上の開放型の妻入りの拝殿とその奥に基壇上に鎮座する本殿を有する社殿になります。ここまで開放されていると拝殿というより参拝所って感じがします。
基壇上には神明社の本殿の他に、境内社が左右に一社鎮座しています。
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鎮座地を神社で確認
神社名 | 鳥栖神明社 |
鎮座地 | 名古屋市南区鳥栖一丁目十八番地十(Googlemap) |
最寄駅 | 電車:名古屋市営地下鉄・桜通線「桜本町駅」徒歩3分 バス:名古屋市営バス・南巡回「新郊通三丁目」徒歩3分 |
ご自宅にお札は祀られていますか?
実家には神棚はあっても、今お住いの所には神棚がない方も多いかと思います。神棚には、日本の氏神である"天照大御神"とご自身がお住いの氏神様のお札を掲げると御神徳が宿るとされています。
賃貸住宅などに住まわれて簡単に神棚を掲げられないという方もお勧めなのが、
南向き、もしくは東向きになる様に、そして目線の高さより上になる様に、棚などの上において頂くとよいかと思います。是非、皆様もご自宅に神棚をご用意いただき、御札を納めてほしいなと思います。