南知多観音霊場 島崎二十一大師 知多四国八十八ヶ所 知多郡南知多町

端岸山 天龍寺(知多郡南知多町山海) 知多四国霊場 四十二番札所

2019年2月28日

令和四年新企画のお知らせ

新企画「愛知県下新十名所」

 新愛知新聞社が昭和二年(1927年)に「愛知県の新十名所を読者投票で決定する。」というイベントを実施します。愛知県下を狂気の投票合戦へと誘ったこのイベントへの投票総数は驚異の1400万票以上。また、100票以上の投票を集めた名所候補は67カ所にも上ります。2022年、当サイトではこの67ヵ所の名所を巡り紹介していこうと思います。

寺院情報

寺院名 端岸山 天龍寺
所在地 愛知県知多郡南知多町山海小山百番地
御本尊 阿弥陀如来
宗 派 曹洞宗
創 建 寛政九年(1797年)
札 所 知多四国霊場 四十二番札所
南知多観音霊場 二十四番札所
島崎廿一大師 二十番札所
知多百観音霊場 五十六番札所
御朱印
H P

参拝日:2018年10月3日
2019年2月27日

知多新四国霊場公式ホームページのご紹介


http://chita88.jp/

沿革・由緒

創建当時は天台宗か真言宗であり、延寿山瑞岩寺と称したそうですが、寛政九年(1797年)に堂宇を再興し、天龍寺と改称したそうです。
本堂の後にそびえる山には鎮守神として稲荷大明神を祀り、愛宕権現、山正権現、若宮権現、更には若宮社を祀るなどすべて寺領だったが、明治維新の廃仏毀釈のなかで寺領が改滅されてしまいました。

近くを流れる山海川の源流に近い岩間に湧き出る真水を「弘法さんのお水」として近郷の人々はあがめてきたそうです。

「知多四国めぐり」より

天龍寺の大師像は厄払大師とも呼ばれ、昔から曹洞宗の寺院ながら厄払いで有名なんだとか。天龍寺は知多四国霊場四十二番札所、男の厄年は四十二才。こんな所から天龍寺では一月、二月は厄払いで訪れる参拝者が非常に多いんだとか。

所変われば、色々な厄払いがあるんですね。

知多四国霊場を行く


管理人が行く知多四国霊場巡礼の旅

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参拝記

岩屋寺から県道470号線を一路海沿いの国道247号線方面に向かって800mほど進んでいくと、カーブの内側に天龍寺の道案内看板が立っています。県道から分岐した路地の突き当りに天龍寺が建っています。

境内入口

なかなか説明しにくい境内入口になっています。
手前に片側だけ石柱が見切れていますが、反対側にも石柱が建っていて、石柱門の様になっています。

しかし、石柱門を超えて直ぐにアスファルト舗装された道路は左に曲がっていく訳ですが・・・・。
駐車場は寺院の手前側にありますし、もう少し県道側には大型車用の駐車場も用意されています。

石柱

「新四国四十二番厄難大師霊場天龍寺」と彫られた札所案内の石柱が建っています。
ちなみに、石柱の後にみえる石滝は鐘突堂の跡なんです。ほかの方のサイトなんかを拝見させて頂くと、梵鐘が置かれているみたいですね。(自分はそこまで気付かなかったのですが・・・。)なんでしょう、倒壊してしまったのかな?。それにしては石垣とか傷んでいる感じはしないのですが。

手水舎

木造瓦葺四本柱タイプの手水舎になります。貫だけでなく、筋交いもこれでもかと取り付けらえていて、耐震化されているのがわかりますね。[この写真は2019年2月に撮影している為、梅が咲いています]

本堂

寄棟造瓦葺平入の向拝の設けられた本堂になります。
中央には本尊である阿弥陀如来、左側(さそく)には弘法大師像が安置されています。

大師像の正面には、厄除弘法大師の扁額が掲げられ、二百十周年の節目の為なのか五色の垂れ幕が掲げられいます。

「南無大師遍照金剛」「南無大師遍照金剛」「南無大師遍照金剛」・・・

観音堂

本堂の前には観音堂が建っています。本堂と観音堂の向拝部分がまさに触れるかどうかのギリギリの感じになっていますね。
薬師堂の内陣の格子戸に数多くの前掛けが掲げられていて、中を窺う事が難しい感じだったので確認していないのですが、たぶん・・・こちらが南知多観音霊場の札所で札所本尊の十一面観音像が安置されている・・・はずです。

愚痴聞き地蔵尊

御耳が大きい愚痴聞き地蔵尊です。
どんな愚痴でも聞いてくれるんだとか。

まあ・・・お地蔵様に聞いてもらう愚痴もないのですが・・・。

その愚痴聞き地蔵尊の隣には・・・

六地蔵尊

六地蔵尊が鎮座しています。見るからにまだ新しい地蔵様ですね。
こうやってお地蔵様を見ていると、古いお地蔵様は風化であれだけ丸みをおびているんだという事がよく解ります。

稲荷社

天龍寺のすぐ隣には、由緒にも出てきていますが、稲荷社が鎮座しています。
本来でしたら参道の石段を登って社殿もご紹介したいところなのですが、石段の手前に鎖で封鎖されている為、ご紹介することができず、天龍寺の守護神という形での紹介にとどめさせて頂きます。

ただ、元々はこの稲荷社の様に、裏山に多くの神々を祀っていたですね。今でもその社が残っているのかもしれません。

御朱印

参拝を終えて

厄除け祈願をされた方は、天龍寺の裏山に落ちている椎の実を拾ってお守りにするという話があるそうです。椎のみではないのですが、天龍寺でこんな物を頂きました。

日ごろ松ぼっくりを集めている息子にプレゼントしたら大興奮していました。
手前が我が家でとれた黒松の松ぼっくり。後が天龍寺で頂いた松ぼっくり。

いいお土産ありがとうございました。

次の目的地は

天龍寺を後にして、次は海沿いに建つ知多四国霊場四十一番札所「松原山 西方寺]を目指します。

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