神社紹介
神社名 | 八幡宮 |
鎮座地 | 岡崎市井田町字中屋敷六十五番地 |
御祭神 | 応神天皇、豊受姫命、大山咋命 |
旧社格 | 不詳 |
創 建 | 神饌幣帛料供進指定村社 |
神名帳 | ー |
境内社 | 日吉神社、御霊神社 |
例祭日 | |
御朱印 | ー |
H P | ー |
参拝日:2009年6月25日
再 訪:2020年11月18日
御由緒
「井田城/紹介記事」の城主であった酒井氏が産土神として祀ってきた神社であると伝えられている神社なのですが、その創建時期は不詳となっています。
元々は若宮八幡宮と称していたおり酒井氏が享禄元年(1528年)九月十五日に再建させたと伝えられ、井田城主の間には二十石の社領の寄進があったが、その後社領が無くなってしまっています。
創建は明らかでない。「三河聡視録」に、当城主・酒井家の氏神で享禄元年(1528年)九月十五日に再建す。享保二十年(1735年)正月に社殿を修復し、明和九年(1772年)八月十五日に石灯篭を、天明元年(1781年)十月に石鳥居を再建し、安政四年(1857年)には社殿を改築した。明治五年十月十二日に村社に列し、同四十年十月二十六日には供進指定をうけた。大正四年五月四日に神社の裏に鎮座の無各社:住吉神社と境内社:稲荷神社を本社に合祀し、社殿を改築した。
愛知県神社庁発刊「愛知県神社名鑑」より
歴史探訪
松平氏に仕える武将の中で古参の譜代といわれる「岩津譜代」の中でも最古参の一族であるという「酒井氏」は井田郷周辺を所領として与えられ井田城を築城し、井田郷の開発の中、郷内に鎮座していた若宮八幡宮の社殿を造営し酒井氏の守護神として祀ってきたと伝えれ、酒井氏が社人を兼ねていたとも伝えられています。
井田郷を与えられたのが、酒井氏始祖とされる酒井広親なのか、その嫡子なのか酒井氏忠なのかははっきりしませんが、井田城に居館を築いたのが氏忠であると伝えられているので、八幡宮を再建造営したのは氏忠である可能性が高いかなと思います。
参拝記
国の重要文化財の社殿で知られている「伊賀八幡宮」から平針街道を挟んで北側に進んだ場所に鎮座しているのが今回紹介する「八幡宮」になります。通称では井田八幡宮と呼ばれていますが、正式名称は八幡宮になります。
八幡宮の境内は住宅地の中にあって少しわかりにくい場所となっているので、参拝される時は注意してください。ただ、周りの道はそこまで狭くないかなと思います。
参道入口
八幡宮の南側の境外に一の鳥居が建っていて、その南側に伸びる参道がまだ残っている事がわかります。一般道路として共用化されている参道をすすむと八幡宮と彫られた石碑が設けられていて、ここが八幡宮に通じる参道の入口であることがわかります。
一の鳥居
参道に建つ明神型鳥居の一の鳥居になります。鳥居の下は車が通れないように基壇の上に鳥居が据えられており、さらに旗立てポール前後の重厚なコンクリート造りの車止めが非常に物々しい雰囲気になっています。以前車が幟立石などを破壊した事があったのかもしれませんね。
境内入口
御大典記念で設けられた井田八幡宮と彫られた社号標がある境内入口になります。この境内入口の目の前を市道が横切っていてます。
手水舎・水盤
木造瓦葺四本柱タイプの手水舎になります。
ここ八幡宮の手水舎は水盤に対して非常に大きく作られて、瓦葺の屋根もあわさって重厚感のある雰囲気となっています。柱には転びが付けられていますが、耐震性はちょっと弱そうな感じもします。
狛犬
大正四年生まれの狛犬一対になります。でかっ鼻の中々ユーモラスなお顔の狛犬ですね。
もう一対狛犬がいて、こちらは昭和八年生まれの子乗り玉乗りの狛犬になります。
凡そ20年の月日の違いですが一気に現代っぽい狛犬の造形に変わっているんですね。
社殿
入母屋造瓦葺平入の唐破風の向拝が設けられた拝殿を有する社殿になります。
寺院の本堂と非常に造りが似ている拝殿が多い三河地方の神社ですが、寺院の本堂によくある屋根の一部の軒先が伸びて向拝となっている造りの拝殿はほどんと見かけず、向拝が設けられる場合、ここ八幡宮の様に唐破風などの屋根とは別構造の向拝が設けられています。
境内社
社殿向かって右側に鎮座している境内社の日吉神社と御霊神社になります。
地図で鎮座地を確認
神社名 | 井田八幡宮 |
鎮座地 | 岡崎市井田町字中屋敷六十五番地 |
最寄駅 | 愛知環状鉄道「北岡崎駅」徒歩14分 名鉄バス岡崎市内線「井田観音前バス停」徒歩5分 |
ご自宅にお札は祀られていますか?
実家には神棚はあっても、今お住いの所には神棚がない方も多いかと思います。神棚には、日本の氏神である"天照大御神"とご自身がお住いの氏神様のお札を掲げると御神徳が宿るとされています。
賃貸住宅などに住まわれて簡単に神棚を掲げられないという方もお勧めなのが、
南向き、もしくは東向きになる様に、そして目線の高さより上になる様に、棚などの上において頂くとよいかと思います。是非、皆様もご自宅に神棚をご用意いただき、御札を納めてほしいなと思います。