寺院情報
寺院名 | 春谷寺 |
所在地 | 愛知県岡崎市梅園町二丁目一番四号 |
御本尊 | 阿弥陀如来坐像 |
宗 派 | 浄土宗 |
創 建 | 慶応三年(1867年) |
札 所 | 岡崎三十六地蔵 五番札所 |
御朱印 | 〇 |
H P | ー |
参拝日:2020年11月25日
沿革・由緒
岡崎市史によると、まさに幕末の慶應三年(1867年)に傳馬町の「春日井喜七」という人が創建した草庵が起源であるとしています。
おかまいりの公式サイトでの春谷寺の由緒を見てみると「岡崎の伝馬通で旅館を営んでいた「春日井家」と「谷口家」が合同で建てた寺」であると記しています。
両由緒ともに、「春日井家」が関わった寺院であることが見え、元々は「庵」と称していた事からも、春日井家さらには谷口家の私庵的要素が強い寺院であったのではないでしょうか。
春谷庵は梅園町字阿弁天十二番に在り。境内二百六十四坪を有す。伊賀町昌光律寺の末庵である。慶應三年三月傳馬町の人春日井喜七の創建であって、明治十三年三月十六日公稱許可せられた。以来世々尼僧住となる。本尊は木造阿弥陀如来坐像。
昭和四年発刊 岡崎市史 第七巻より
霊場を行く
おかまいり岡崎三十六地蔵・岡崎十二社スタンプラリーを巡っています。今回参拝する春谷寺は、岡崎天満宮から西に道なりに進むとT字交差点に突き当たるのですが、その突き当り部分に境内地を有する寺院になります。
慶應三年(1867年)に創建された寺院(草庵)であることから、天保五年(1834年)の岡崎三十六地蔵開創時の札所一覧では春谷庵(寺)の寺名を見る事は当然なく、その後月日が流れた昭和三十五年改創時でもその名前を見る事がなかったのですが、令和二年のおかまいりスタンプラリーに合わせて改創された岡崎三十六地蔵霊場の五番札所に名を連ねる事になりました。
この記事を書いている時点でスタンプラリーに使うスタンプ台などが設置されているのかは不明ですが、現在でも「おかまいり」の公式サイトが稼働している(H3.4.29現在)ので、まだスタンプラリーは実施されているのかも?。巡ってみたいと思った方は、まだスタンプラリーがやっているかどうかを岡崎市観光協会に問い合わせる事をお勧めします。
浄土宗のスタンプは、赤地に白抜き!
参拝記
国道一号線の「市役所南西交差点」から梅園地区を経て「稲熊町後田交差点」で県道26号(竜東メーンロード)に到る市道沿いに境内がある春谷寺が今回参拝する寺院になります。市道ながら市役所周辺から稲熊方面に抜ける道路として結構な交通量があり、岡崎市民だったら一度は通った事がある道路かもしれません。そんな道路沿いに設けられた廃瓦で作られた仏塔を目にされた方も多いのでは?この仏塔も春谷寺の境内に据えられた物になります。
木戸門による山門になります。木戸門や薬医門などと比べると造りが質素で、住宅などよく使われている門になるんだとか。
山門の門扉の所に「御朱印受け付けます」という掲示がされていました。門扉を閉じる事はないからでしょうが、中々他では見かけない場所に掲示されていますね。
本堂というより方丈といった方がしっくりくる造りです。扉だけ見ると公民館の様にみえてしまいますね。
こちらが岡崎三十六地蔵五番札所の札所本尊となる地蔵菩薩像になります。そのすぐ脇に支柱の上に設置されたおかまいりスタンプラリーのスタンプ入れが設置されています。
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所在地を地図で確認
寺院名 | 春谷寺 |
所在地 | 愛知県岡崎市梅園町二丁目一番四号 |
最寄駅 | 名鉄バス「西仲町バス停」徒歩3分 |
寺院・霊場巡りの際のバイブルに
元々、当サイトは神社巡りを通じて、皆様の住んでいる所にある"村の鎮守の神様"と呼ばれる神社を紹介してくサイトを目指していたんです。むしろ寺院については、縁遠いものとおもっていたんですよね。しかし、ちょっとした御縁で弘法大師霊場に出会い、そして愛知県では一番活動が盛んな"知多四国霊場"を巡礼、結願する事になりました。でも、神社の事はある程度知識があっても、寺院については未知の世界だったので、少しでも巡礼の時に役に立てばと思い、こちらの本を読ませて頂いております。
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