寺院情報
寺院名 | 鶴林山 野間大坊 |
所在地 | 愛知県知多郡美浜町野間東畠五十番地 |
御本尊 | 開運延命地蔵菩薩 |
宗 派 | 真言宗豊山派 |
創 建 | 承暦年中 |
札 所 | 知多四国霊場 五十一番札所 知多百観音霊場 六十七番札所 野間開運霊場 七番札所 知多六地蔵 くるま六地蔵 南知多七福神/大黒天 |
御朱印 | 〇 |
H P | 〇 |
参拝日:2018年4月19日
再訪:2018年10月24日
鶴林山野間大坊公式ホームページのご紹介
http://nomadaibou.jp/
知多新四国霊場公式ホームページのご紹介
http://chita88.jp/
沿革・由緒
建久元年(1190年)、源頼朝は父義朝憤死のこの地を訪れ、家臣鎌田政家と平康頼の墓、池の禅尼の経塚(自ら経文を書写し担当を添えて埋め、後世発掘して宝物とす。)を築き、ついで本堂、講堂、食堂、経堂、開山堂、鐘楼、浴室、五重塔、大門、客殿など、大伽藍を再建し、高野山の僧侶を講じて大法要を行ったという。(この時から真言宗に改宗する。)そして、父の敵である長田忠致親子を父の墓前にて磔にし、その霊をなぐさめたといいます。当野間大坊の本尊である開運延命地蔵菩薩は源頼朝の守り本尊であったものと伝えれています。
頼朝が平清盛に捕らえられて斬られようとした時、清盛の継母、池の禅尼の勅命で遠島となった時、尼は守り本尊として地蔵様を頼朝に授けたと言います。以来頼朝はこの像を敬い続け、ついには天下を掌握しました。頼朝はこの地蔵を開運延命地蔵菩薩と名付け、父義朝の廟参と供養の記念として奉安したそうです。その後頼朝の開運出世にちなんで、帰依した将軍、武将は数知れず。大願成就の不思議な御利益を授かったといいます。
現在の住職は、徳川家康の従兄弟、長円上人より十四代目に当たり、代々世襲されているそうです。
「知多四国めぐり」より
知多四国霊場を行く
五十番札所「鶴林山大御堂寺」とは境内を一にする形になっています。駐車場は丁度大御堂寺と野間大坊の中間?になる場所にあります。非常に広く駐車場が用意されているので、野間周辺の札所を巡礼する時の基点になりそうです。
管理人が行く知多四国霊場巡礼の旅
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参拝記
駐車場の入口部分に「知多四国五十一番霊場札所 鶴林山野間大坊」と彫られた札所案内石柱が建っています。駐車場入り口からみて左手に野間大坊があります。ちなみに、駐車場入り口からみて右手は五十番札所「鶴林山大御堂寺」になります。ストリトビューの見て頂くとわかりますが、現在では大御堂寺は野間大坊によって管理されており、ほぼ同一の境内になっていますね。
本四国お砂踏み
駐車場から野間大坊に向かおうとすると、写真の様に本四国霊場のお砂踏みが設けられています。ここは五十一番札所から八十八番までのお砂踏みができるようです。一番から五十番までは現在野間大坊の客殿の中庭に設けられています。
悠紀殿
昭和天皇の大嘗祭の際に京都御所内に建てられた建物が下賜されて悠紀殿として、上記のお砂踏みの横に建っています。現在では悠紀殿の本尊として「大日如来」が安置されています。この「大日如来」は元々は源頼朝が伽藍整備した際に建立された五重塔の本尊として祀られていたものなんだとか。
野間大坊客殿
伏見城の建物の一部を寛永年間(1624-43年)に移築したものだそうです。
現在、愛知県の重要文化財に指定されているそうです。
客殿とされてますが、本尊である開運延命地蔵菩薩が安置されており、野間大坊の本堂と言ってもいいかと思います。現在では何度も書いていますが大御堂寺も野間大坊が管理している関係上、本堂を大御堂寺本堂とし、野間大坊の本堂を客殿としているんでしょうか。
こちらの客殿には、知多四国霊場の弘法大師像も安置されております。
「南無大師遍照金剛」「南無大師遍照金剛」「南無大師遍照金剛」・・・
客殿の中の様子も写真を撮っておけばよかったのですが、二度参拝したにも関わらず、両日とも撮影していませんでした・・・。別に撮影してはいけない雰囲気ではなかったのですが、何故だろう・・・。
御朱印
参拝を終えて
やはり、野間というと「野間大坊」を一番最初に思い描きます。訪れる前まで、この地に野間大坊という大きな寺院があったという認識だったのですが、時代の流れによって本山が衰退してしまい、元塔頭である野間大坊に維持管理されているという感じですね。
そして、「源義朝最後の地」という事で、大河ドラマで平清盛が放送された時にこの地も注目されていましたね。現在でも「美浜幕府」という企画で美浜をアピールしています。
http://bakufu.endgoal.net/index.html
次の目的地は
野間大坊を後にして、次は五十五番札所である「曇華山法山寺」を目指します。