緑区大高町に鎮座する「津島社」の紹介になります。大高町には津島社が二社鎮座しており、こちらの神社は「北大高畑の津島社」であり、もう一社は「寅新田の津島社」と呼ばれている様です。いつ頃勧請されどういった歴史を持つ神社なのかは不明ですが、江戸時代の資料に「大高村の天王社」と記載されている神社のようです。
神社紹介
神社名 | 津島社 |
鎮座地 | 愛知県名古屋市緑区大高町北大高畑一五 |
御祭神 | 素盞鳴尊 |
旧社格 | 無格社 |
創 建 | 不詳 |
神名帳 | ー |
境内社 | 天満社 |
例祭日 | 八月八日 |
御朱印 | ー |
H P | ー |
参拝日:2020年10月7日
御由緒
江戸時代までは天王社と呼ばれていた神社になります。天王社の御祭神は「牛頭天王」となり、愛知県津島市の津島神社や京都の八坂神社と同じ系譜の神社ということになるようです。明治維新となり、神仏習合であった「牛頭天王」と同一視されていたという「素盞鳴尊」を御祭神とし、社名も「津島社」と改称しています。
創建は明らかでない。「尾張志」に天王社大高村にあり、と。昔から北大高畑の産土神として崇敬深く、明治六年十月据置公許となる。
愛知県神社庁発刊「愛知県神社名鑑」より
参拝記
津島社の南側には、現在名古屋市の市営住宅が建っています。さすが名古屋・・・市営住宅の規模が岡崎とは違い10階建て以上の集合住宅となっています。岡崎市の市営住宅は高くて5階建てですね。
まさか、津島社の主祭神である素盞鳴尊も社の眼前にこんな大きな建物が建つとは思ってもみなかったでしょうね。大高周辺は急速な土地開発が行われていて、正直自分が以前来た時とは全く風景がことなっています。
境内入口
周囲の道路からは一段高くなっている境内に向かって参道が伸びていてその奥に鳥居が見えます。どうやら境内を囲む瑞垣は設けられていない様ですね。
鳥居
扁額のある明神鳥居です。
手水舎・水盤
中々変わった様式の二本柱タイプの手水舎ですね。
水盤にその名も「手水鉢」と彫られているのも特徴かと思います。
狛犬
生年月は調べ忘れてしまいましたが、全体の造形から昭和後半から平成にかけての生まれの狛犬になるかと思います。
社殿
ここ津島社には拝殿が設けられておらず、本殿の手前に設けらた神門越しに参拝する形式となっています。また、向かって左が津島社、右が境内社である天満社になります。津島社の本殿には鞘堂が設けられています。先ほど紹介した狛犬は津島社、天満社の神門を挟んで据えられている様式となっています。
地図で鎮座地を確認
神社名 | 津島社 |
鎮座地 | 愛知県名古屋市緑区大高町北大高畑一五 |
最寄駅 | JR東海 東海道本線「大高駅」徒歩11分 |
ご自宅にお札は祀られていますか?
実家には神棚はあっても、今お住いの所には神棚がない方も多いかと思います。神棚には、日本の氏神である"天照大御神"とご自身がお住いの氏神様のお札を掲げると御神徳が宿るとされています。
賃貸住宅などに住まわれて簡単に神棚を掲げられないという方もお勧めなのが、
南向き、もしくは東向きになる様に、そして目線の高さより上になる様に、棚などの上において頂くとよいかと思います。是非、皆様もご自宅に神棚をご用意いただき、御札を納めてほしいなと思います。