寺院情報
寺院概要
寺院名 | 法蔵山極楽寺 |
所在地 | 愛知県大府市北崎町城畑百十二番地(GoogleMap) |
創 建 | 元和六年(1620年) |
宗 派 | 浄土宗 |
御本尊 | 無量寿仏 |
霊 場
知多四国霊場
日本三大新四国霊場の一つに数えられる愛知県の知多半島全域を霊場とする八十八ヶ所の札所を遍路する弘法大師霊場になります。
当サイトの知多新四国霊場の紹介ページは「こちら」から
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知多四国霊場
霊場情報 霊場名知多四国霊場開創年文化六年(1809年)札所数番所:88 番外:7 開山所:3 (合計:98) 霊場域名古屋市、豊明市、大府市、東浦町、半田市、阿久比町、武豊町、美浜町、南知多町、常滑 ...
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【参考】知多四国霊場 公式HPは「こちら」から
Topics
令和五年(2023年)は「弘法大師生誕千二百五十年記念」という事で知多四国霊場では令和五年一月一日~令和六年六月三十日までの期間において記念宝印を授与して頂けるようです。
また、記念の納経帳も併せて発刊されるようです。
是非、この期間に遍路されてみては如何でしょうか?
文化財
国 宝 | ー |
国指定 | ー |
県指定 | ー |
市指定 | ー |
参拝情報
御朱印 | ○ |
URL | ー |
駐車場 | ○ |
参拝日 | 2018年4月25日 |
沿革・由緒
- 元和六年(1620年):緒川善道寺の教導所として開創
- 時期不詳:教導所十七世「湛秀和尚」により中興開山
- 同時期と思われる享保年中に現在の本堂が建立される。
元和六年(1620年)浄土宗の善栄比丘により緒川の善導寺の教導所として開創されました。教導は百年にもわたって続けられ、いつしか地域の人々から親しみを込めて「極楽寺さん」と呼ばれるようになったといいます。その後、中興開山の十七世・湛秀和尚によって、現在の本堂が享保年間(1715~36年)に辛苦の末建立されました。
千体大師が祀られている別堂は、二十四世霊順和尚の大正八年に、参拝者からの喜捨と近隣住人からの奉祀を受けて建立され、千人の信者が一人一体ずつ、大師の小さな木像を寄進しました。以来、訪れる多くの参拝者の祈願を受けてきました。にかわがところどころ剥がれたそのお姿はありがたさと共に歳月の重みを感じさせます。
境内には当初大師像が建つ予定でしたが、戦争の為中断してしまいました。長らく空いていた台座には平成五年、来迎観音が建立されました。
「知多四国霊場札所案内」より
御朱印帳の保管に
数年前より非常に集める方が増えた「御朱印」ですが、皆様は御朱印帳はどうやって保管していますか?神社・仏閣を廻って御朱印を受けているとあっという間に御朱印帳の冊数が増えていきますが、そのまま棚などに置いている方が多いのでは?。せっかくお受けした御朱印ですので、日本では古くから着物を始めとして大切なものを保管する為に使われていた「桐箱」に入れて保管した方がよろしいかと思います。
ぜひ、皆様も桐箱に御朱印帳を保管されてみたらいかがですか?
知多四国霊場を行く
一番札所「清涼山曹源寺/紹介記事」の納経を終え、途中大脇の「神明社/紹介記事」にて道中の交通安全を祈願し、二番札所「極楽寺」を目指して旧道らしき道を南下していきます。
知多四国霊場を巡るツアーなど
最寄駅から歩いて巡礼するのが辛い方は、名古屋駅発着のバスツアーがお勧めです。これまた、人気の知多四国霊場という事もあり、多数の旅行会社から知多四国霊場巡礼バスツアーが企画されていたります。こんな中、当サイトではクラブツーリズムの巡礼ツアーをお勧めします。
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※中部東海版を選択して頂き、キーワード検索で"知多四国"で検索すると、知多四国巡礼バスツアーが出てきます。
実際自分が巡礼している時にこのクラブツーリズムの巡礼ツアーに遭遇しまして、こっそり添乗員として説明されていた先達さんの説明を聞いていた事があります。巡礼自体はせわしないのは否定できませんが、先達さんの札所などの説明が聞けるのは貴重な経験ではないかなと思います。
参拝記
現在境川沿いに南北に走る県道57号線より一本西側を通る旧道沿いに極楽寺の境内があります。境内入口周辺には知多四国霊場の札所を示す様に「南無大師遍照金剛」と書かれた幟がはためいていて、二番札所の極楽寺がここにある事が少し離れた所からわかるかと思います。
由緒にもある様に、地元の弘法さんといった雰囲気のお寺な感じがします。
江戸時代からお遍路さんが歩いていたであろう南北に走る街道を極楽寺の境内から眺めると何とも言えない情緒を感じてしまいました。
駐車場が境内にある為、この細い参道を登ってきます。
自分の参拝スタイルは、神社の参拝と同じく、駐車場が境内にある時は、一度境内から外に出て、正面に回って入り直しています。ですので、この極楽寺を例に出すと、駐車場に止めたらまずこの参道を歩いて街道まで戻って、正面を向き直して入りなおします。
で、上記の写真、車から降りて参道から入りなおそうと思い、街道の方に歩き始めた時に、つい撮ってしまった一枚です。
何気ない風景ですが、自分的には好きなんですよねえ・・・。
寺号標
山号も彫られた寺号標の側面に、宗派と寺号も彫られています。
さらにこの寺号標・・・
新四国二番札所と彫られています。
彫られた字の感じから、札所が彫られていた石柱だった物に、寺号を彫った感じがしてしまうのですが。何にせよインパクトのある寺号標ですね。
手水舎・水盤
すごくシンプルな木製四本柱タイプの手水舎になります。
ただ、庭石?や庭木?と溶け込んでいて、非常に落ち着く手水舎だと思います。こういった造りもいいですね。
本堂
寄棟造平入の本堂になります。
由緒だと享保年間(1715~36年)に建立された本堂になります。単純に築300年ですか・・・。
本堂に掲げられている山号の書かれた扁額。
さらに、本堂の中に掲げられた扁額になります。これで法蔵山とよむのでしょうか。旧字は難しい・・・。
弘法堂
参拝をし、納札を納めます。
そして弘法堂の中を拝ませて頂きますと、弘法堂の両脇に千人大師が安置されています。
これは目を奪われる光景です。大正八年ですので今から100年程前に作られた像なんですね。
来迎観音
大師像を建てる予定だった台座に建てられた観音様。
参拝した時は、そんな台座だとはしらなかったので別段何とも思わなかったのですが、由来を聞いてしまうと、どれだけ大きい大師像をつくるつもりだったんですかね・・・。
鎮守社
観音様の脇にある鎮守社の法蔵稲荷になります。
御朱印
参拝を終えて
納経所で朱印を受けた時、ご接待で梅干しを頂きました。何件か参拝した後に頂きましたが、すっぱさが疲労回復に効いている感じがしてありがたかったです。
次の目的地は
極楽寺を後にして、旧街道を南に三番札所である「普門寺」を目指して進んでいくと・・途中秋葉山常夜燈を発見。
ついまた寄り道してしまいました・・・。
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やはり、旅先の情報はネット検索もいいですが、るるぶなどの旅行ガイド雑誌が一番ではないかなと思います。ネット情報はどうしてもディープになりがちで、いざ旅行に行こうと思っても、俯瞰的な情報が不足しがちな気がします。
やっぱり、"るるぶ"を見ながら、旅の予定表を作っていくのも、旅行の醍醐味ですよね。
所在地を地図で確認
寺院名 | 法蔵山 極楽寺 |
所在地 | 愛知県大府市北崎町城畑百十二番地 |
最寄駅 | 大府市ふれあいバス「北尾公会堂バス停」徒歩2分 |
寺院・霊場巡りの際のバイブルに
元々、当サイトは神社巡りを通じて、皆様の住んでいる所にある"村の鎮守の神様"と呼ばれる神社を紹介してくサイトを目指していたんです。むしろ寺院については、縁遠いものとおもっていたんですよね。しかし、ちょっとした御縁で弘法大師霊場に出会い、そして愛知県では一番活動が盛んな"知多四国霊場"を巡礼、結願する事になりました。でも、神社の事はある程度知識があっても、寺院については未知の世界だったので、少しでも巡礼の時に役に立てばと思い、こちらの本を読ませて頂いております。
少しでも巡礼の時にお役に立てる事もあるかと思います。是非一度読んでみてくださいませ。