三河海岸大師八十八ヶ所 西尾市

薬師堂(西尾市吉良町饗庭) 三河海岸大師 三十一番札所

令和四年新企画のお知らせ

新企画「愛知県下新十名所」

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寺院情報

寺院名 薬師堂(薬師教会)
所在地 愛知県西尾市吉良町饗庭薬師西
御本尊
宗 派 曹洞宗
創 建 不詳
札 所 三河海岸大師 三十一番札所
御朱印
H P

参拝日:2018年3月27日

沿革・由緒

詳細は不詳の薬師堂になります。

三河海岸大師の札所を調べていく中で、2~3の札所の場所が調べても中々わかりませんでした。ネットで検索した時、当サイトではなく、別の方が紹介している三河海岸大師の札所一覧を偶然見つけたのですが、この薬師堂については、詳しいことが書かれておらず、場所が不明なんだなと思った訳です。

そこで、幡豆郡誌、横須賀村誌、吉田村誌、吉良町誌などを調べてみると、明治時代から大正時代にかけて吉良町饗庭には薬師堂が一ヶ所しか存在しないことがわかりました。この薬師堂が三河海岸大師三十一番札所なんだろうと自分的に確申したんですが、中々場所がわかりません。

以前撮影していた写真を見直していた時、饗庭にある常夜燈を撮影するために据えられている場所を訪れた際、常夜燈の後方に薬師堂が写っている事を発見しました。更に言えば、記事の中で薬師教会の事を説明していますね・・・。こんな事からも全く意識していなかったことがわかります。

その時訪れていた常夜燈はこちら

この薬師教会、中組集会場と建物を共有しており、比率から言えば、集会場の中に薬師堂が入っているといった感じになっています。神社の境内に集会場や公民館が作られている所は多いかと思いますが、ここの集会場の様に寺院と共有した場所もあるんですね。

薬師堂 所在地

Googleマップでは中組集会場と表示されていますが、前述の通り、薬師堂と集会場は同一の建物になっているので、こちらを目安にして頂ければ大丈夫です。

参拝記

常夜燈の前に設けられた注連縄が一際目を引くこの後ろ側に建つ建物の向かって左側に薬師教会があります。
この写真では分かりにくいので、ストリートビューを・・・

吉良町荻原から饗庭南部を抜けて西尾市鳥羽町に抜けていく市道沿いに、中々特徴的な空間の常夜燈と薬師堂が建っています。まあ、常夜燈と集会場は気付いても、中々薬師堂の存在まで気付いている方は少ないかもしれないですね。

社号標

薬師教会の扉の前には、社号標?が建てられています。

手水舎・水盤

本来、仏教で教会と名の付く場所は、布教のための御堂の為、寺院で見かける本堂以外の付帯設備は設けられていない場所が多いそうなのですが、ここ饗庭の薬師教会は、境内も広いのもあって手水舎が設けられています。
銅葺木造四本柱タイプも手水舎なんですが、木の切り株がある為か、水盤に対し少しずれて建っている感じですね。

地蔵堂

薬師堂と相対するような感じで地蔵堂が設けられています。
その横に置かれている鬼瓦は、以前の薬師堂の鬼瓦でしょうか?ってことは、集会場と同一にするために建て替えられたという事なのかな。

本堂

集会場が併設されている為、切妻平入の大屋根に、切妻破風の向拝が設けられた独特の建築様式になっています。そういえば、扉は残念ながら施錠されていたので、中を窺う事ができなかった記憶があります。

-三河海岸大師八十八ヶ所, 西尾市