矢作川神社巡り紀行 西尾市

神明社八幡社天満宮合殿(西尾市鵜ヶ島町神明前)

2018年4月29日

令和四年新企画のお知らせ

新企画「愛知県下新十名所」

 新愛知新聞社が昭和二年(1927年)に「愛知県の新十名所を読者投票で決定する。」というイベントを実施します。愛知県下を狂気の投票合戦へと誘ったこのイベントへの投票総数は驚異の1400万票以上。また、100票以上の投票を集めた名所候補は67カ所にも上ります。2022年、当サイトではこの67ヵ所の名所を巡り紹介していこうと思います。

神社情報

神社名:神明社・八幡社・天満宮合殿
鎮座地:西尾市鵜ヶ池町神明前四十七番地
御祭神:天照大御神、譽田別尊、菅原道真
旧社格:神饌幣帛料供進指定村社
創 建:明徳三年(1392年)
境内社:秋葉社
例大祭:十月第三土曜日
御朱印:ー
H P:ー

参拝日:2018年2月28日

御由緒

社伝に明徳三壬申年(1392年)九月、伊勢神宮の分霊を受け産土神として祀るという。明治五年十月十六日村社に列格する。同二十五年二月十七日、字中屋敷二番の八幡社と字中屋敷七十八番の天満社を本社に合祀する。昭和十九年十二月二十七日、東海地震により拝殿倒潰、残材にて仮拝殿を復旧、同二十一年七月二十八日、神明社を改め現在の社名にした。平成元年十月社殿を造営復旧した。

愛知県神社庁 発刊
「愛知県神社名鑑」より

参拝記

西尾市立福地北部小学校から南東側の田圃の中に鎮座しているのが今回紹介する、神明社八幡社天満宮合殿になります。いろいろな地図を見ても、神明社と記載されていますが、神社名鑑では上記の様に合殿となっています。

地図を見ていると、この神社が鎮座しているのが神明前という地名で、隣には天神前となっていて、この辺りに神社が集合していたのがわかります。

境内入口

東入りの境内に東向きの社殿になります。
境内正面側に参道が伸びていますが、参道は正中からずれています。

ここの境内の特徴で、玉垣が二重に設けられていています。

内側の玉垣からは社殿に向かって真っすぐに参道が伸びています。

社号標

平成元年の造営工事の際に作られた社号標です。

鳥居

大正二年建立の神明鳥居です。

手水舎・水盤

四本柱タイプのコンクリート造りの瓦葺の手水舎になります。

給水口の製造の龍になります。なかなか造形が素晴らしいです。

祓処

社殿横に設置されている祓処になります。

狛犬

大正十四年十二月生まれの子乗り、玉乗りの狛犬です。

社殿

入母屋造、瓦葺、平入、コンクリート造りの拝殿になります。

ここの拝殿なんですが、少々造りが変わっています。
正面側の4本の柱があるところが本来でしたら正面側の壁&扉になっているはずなのですが、写真の通り、壁が内側に入り込んでいる感じになっていますね。入り込んだ分、そこが向拝の様になっています。

資料によると、流造の本殿が鎮座しているそうなのですが、横から見る限り、流造ではなく切妻ですねぇ。もしかしたら、本殿ではなく覆殿かもしれませんが・・・。

境内社

社殿向かって左手に鎮座している秋葉社になります。

懸魚・鬼瓦

コンクリートの化粧板になりますが、鰭付きの猪の目懸魚になっています。

参拝を終えて

境内を見渡しても、合祀された八幡社、天満宮の記述は見当たりませんでした。
印象的だったのは、拝殿前面の隅に移動させられている小さな賽銭箱。どうやら滑車がついていて動くようです。

近隣の神社


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地図で所在地を確認

”西尾市鵜ケ池町神明前47”

矢作川神社巡り紀行

矢作川沿いに鎮座する神社を参拝、紹介をしております。興味がありましたら、順次更新しておりますので、のぞいてみてください。

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