七所神社(名古屋市中川区伏屋)

神社紹介

神社名七所神社
鎮座地名古屋市中川区伏屋二丁目一七〇一番
御祭神日本武尊、草薙剣神霊、足仲彦命、乎止与命、稲依別命、宮酢姫命、迦具土神
大己貴命、国常立尊、正哉吾勝尊、国狭土尊、惶根尊、伊弉諾尊、瓊瓊杵尊(富田村誌より)
旧社格神饌幣帛料供進指定村社
創 建不詳
神名帳
境内社白山社、秋葉社
例祭日四月十七日
御朱印
H P

参拝日:2019年12月25日

由緒・沿革

 名古屋市中川区伏屋に鎮座する「七所神社(ひちしょじんじゃ)」の創建は不明ながら、「尾張徇行記」には「(前略)・・永正六巳年再建ノ由・・(後略)」と永正六年(1509年)に再建されたと記述されています。

 ここ七所神社の祭神は七柱になります。「愛知県神社名鑑」を始め名古屋市中川区役所のサイトなどを確認すると、どうも熱田神宮に関係する七柱の神を祭神としてお祀りしているようです。しかし、これで終わらないのがこうした小さな神社の持つ力というか、大正五年発刊されている「海東郡富田村誌」によると、七所神社の祭神は「近江国志賀郡日吉神社」に属する七所の社を遷し祀るとあります。そして、熱田神宮に関する七所の社を祭るという神社もあると伝えりと記載されています。
 わざわざ「熱田神宮関連の七柱を祭る神社もあるんだよ。」と教えてくれるあたりが、「でも、うちの神社は違うんだよ。」と言っている様に聞こえてきます。

ここで愛知県神社庁が発刊している「愛知県神社名鑑」を見ていきます。

 創建は明らかではないが、「尾張徇行記」に永正六巳年(1509年)再建と見え、「尾張志」には”七所明神社、白山社、二社伏屋村にあり。”と記す。伏屋は布施屋で「砂海抄」「袖中抄」に大水又は航海の往来に川端に布施屋を建て船の待ち合わせ所とした。この地も木曽川下流にて度々氾濫の際、旅人の便を計り布施屋を設けた村名の起因でもある。明治五年七月村社に列格し、同四十年十月二十六日、神饌幣帛料供進指定社となる。同四十二年、七所神社と改称。無格社秋葉社、字新田中切・無格社白山社、字角田の二社を昭和三十三年一月二十四日合併した。

愛知県神社庁発刊「愛知県神社名鑑」より

 伏屋を伏見と誤植していて、一瞬あれ?中川区に伏見なんて地名あるのか?と混乱してしまったのですが、内容を読むと、明かな誤植だったので、その辺は修正してあります。

 昭和三十三年に合併したとある「秋葉社」と「白山社」は境外社として旧白山社の境内に鎮座しています。秋葉社は白山社の境内に遷座しているようです。

白山社、秋葉社共に、切妻造妻入り開放型の拝殿に瑞垣で囲まれた本殿が鎮座する尾張地方でよく見かける社殿配置の神社になります。

ぜひ、七所神社と合わせて参拝をしてみてください。

名古屋二十一大師霊場を行く-寄り道遍-

 名古屋二十一大師霊場十番札所「雲龍山宝蔵院/参拝記事」のすぐ北側に鎮座する神社が今回参拝する「七所神社」になります。伏屋の鎮守社といった所でしょうか。
 宝蔵院の境内の本当にすぐ近くに鎮座していますので、是非皆様も参拝してみてください。

参拝記

 宝蔵院の境内とは道路を挟んだ反対側に鎮座する「七所神社」になります。宝蔵院の西側にある通用門から徒歩1分ほどです。

境内入口

七所神社と彫られた社号標、石灯篭、鳥居、あと以上に高い所に掲げられている狛犬が据えられている境内入口になります。鳥居の奥には、尾張地方の神社でよく見かける事になる「蕃塀」があります。

 鳥居前に鎮座している狛犬は、こういった高い台座が用意されただけなんでしょうか。それにしても高いです。見下ろされている感じです。

手水舎

 自然石を用いた水盤と木造銅葺四本柱タイプの手水舎になります。非常に簡素な造りの手水舎ですね。

蕃塀

 当サイトでは初登場の「蕃塀」になります。
 同じ愛知県でも私が住む岡崎市ではまったく見かける事のない神社施設の一つです。見たこと無いのも当然で、この「蕃塀」は全国的に見ても非常に珍しく、ほぼ愛知県の尾張地方にしか存在しない神社施設になります。どういった目的で作られたのか、色々な説がある様なのですが、鳥居の外から本殿が見えないようする為に作られたと言われていますね。
 これからも名古屋地区の神社の参拝が行っていくと思いますので、これからどんどんこの「蕃塀」の紹介も増えていくと思います。

狛犬

 生年年月を調べ忘れてしまいましたが、拝殿前に鎮座している子乗り玉乗りの狛犬一対になります。

社殿

 七所神社の社殿は、境外社の白山社、秋葉社と同じく、切妻造妻入りの開放型拝殿に、瑞垣で囲まれた本殿と本殿と拝殿をつなぐ瑞垣で囲まれた祭場又は渡りが設けられている社殿になります。

 特にここ「七所神社」では、祭式を行う為の幣殿が設けられています。氏子の方達は拝殿で参列して、神職は幣殿で祭祀を行うのだと思います。

 流造の本殿になります。この尾張地方独特の社殿様式では、本殿が一段高い所に鎮座しているので、しっかりと本殿も確認できるのです。

鎮座地を地図で確認

神社名七所神社
鎮座地愛知県名古屋市中川区伏屋二丁目一七〇一番
最寄駅近鉄名古屋線「伏屋駅」徒歩3分

次の目的地は?

名古屋二一大師霊場-寄道遍-では、伏屋周辺を散策していきます。

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