神社紹介
神社名 | 比蘇天神社 |
鎮座地 | 愛知県岡崎市宮地町北浦四十二番地 |
御祭神 | 高御産巣日神、豊受大神、猿田彦命 |
旧社格 | 無格社 |
創 建 | 仁寿二壬申年(852年) |
神名帳 | 延喜式神名帳 碧海郡 比蘇神社 三河国神名帳 従五位上 比蘓天神 坐 碧海郡 |
境内社 | ー |
例祭日 | 十月第四日曜日 |
御朱印 | ー |
H P | ー |
参拝日:2021年1月9日
御由緒
松平、徳川氏の譜代である「大久保氏」が居していた「上和田城/紹介記事」の城域とほぼ接する様に鎮座していたのではないかなと思われる神社になります。比蘇天神社の境内に上和田城の城址碑があったという情報もあるのですが、よくわからなかったです。
比蘇天神社の南にはこちらも延喜式内社の論社となっている「糟目犬頭神社/紹介記事」が鎮座しています。両社ともに延喜式内社と比定されたとしたら、和田荘と呼ばれるこの地域は延喜式内社が編纂された頃は非常に栄えていた場所であると想像されます。(延喜式神名帳に記載されている神社というのは、編纂されている時にその地方で繁栄していた神社を一覧にしたものでもある。と言われています。)
境内に据えられている由緒板には、
上古この辺りをヒソと言い比蘇の浜に塩田の神を祀ったのが創始で,平安時代の仁寿二年(八五二)の創建と伝えられる。延喜式の比蘇神社,三河国神名帳の比蘇天神は当社で,天喜三年(一〇五五)の水穂抄に干蘇神と記される古社。
と記されています。これ以外の由緒に関しては色々な史料をみても出てこないですね。想像するに、平安時代から時代が下るにつれその社勢が弱まり、織田と今川の争いが三河の国で繰り広げられれる中かなり荒廃してしまったことが考えられます。
社伝に、仁寿二壬申年(852年)九月二十六日、創建の古社で神威従五位上という。明治五年十月、据置公許となる。明治三十一年、社殿を改築する。
愛知県神社庁発刊「愛知県神社名鑑」より
参拝記
県道48号線岡刈線の南側を岡崎駅から東西に走る市道沿いに鎮座しています。比蘇天神社が鎮座している場所は岡崎市宮地町なんですが、上和田町の産土神となっているようです。宮地町の産土神は糟目犬頭神社みたいです。
境内入口
比蘇天神社の境内は周囲を石造の瑞垣で囲まれていて、前を通る市道より一段高い境内になっています。周囲は宅地化、区画整理が行われている為、かなり境内は明るい感じを受ける神社です。
社号標
御大典記念で据えられた社号標になります。無格社ですので、社格は彫られていませんね。
狛犬
昭和六年生まれの狛犬一対になります。快晴&日差しが強かったため、かなり白飛びしてしまっています。
社殿
寄棟造瓦葺平入の拝殿を有する社殿になります。本殿は流造なんですが、改修工事の際、神明造の様な屋根に帰られていて、他では中々見る事ができない独特の外観の本殿となっています。
地図で鎮座地を確認
神社名 | 比蘇天神社 |
鎮座地 | 愛知県岡崎市宮地町北浦四十二番地 |
最寄駅 | JR東海 東海道本線「岡崎駅」徒歩9分 |
ご自宅にお札は祀られていますか?
実家には神棚はあっても、今お住いの所には神棚がない方も多いかと思います。神棚には、日本の氏神である"天照大御神"とご自身がお住いの氏神様のお札を掲げると御神徳が宿るとされています。
賃貸住宅などに住まわれて簡単に神棚を掲げられないという方もお勧めなのが、
南向き、もしくは東向きになる様に、そして目線の高さより上になる様に、棚などの上において頂くとよいかと思います。是非、皆様もご自宅に神棚をご用意いただき、御札を納めてほしいなと思います。