知多四国八十八ヶ所 知多市

巨渕山龍蔵寺(愛知県知多市八幡) 知多四国霊場八十一番札所

2019年12月12日

令和四年新企画のお知らせ

新企画「愛知県下新十名所」

 新愛知新聞社が昭和二年(1927年)に「愛知県の新十名所を読者投票で決定する。」というイベントを実施します。愛知県下を狂気の投票合戦へと誘ったこのイベントへの投票総数は驚異の1400万票以上。また、100票以上の投票を集めた名所候補は67カ所にも上ります。2022年、当サイトではこの67ヵ所の名所を巡り紹介していこうと思います。

ONE POINT

知多市八幡の国道155号線沿いにある曹洞宗の巨渕山龍蔵寺の紹介になります。国道からは奥まった場所に本堂がある為、車で参拝に向かう方は要注意です。知多四国霊場81番

寺院紹介

寺院概要

寺院名巨渕山龍蔵寺
所在地愛知県知多市八幡字小根一三八番地
創 建元和三年(1617年)
宗 派曹洞宗
御本尊地蔵菩薩

霊 場

霊 場知多四国霊場 八十一番札所
知多西浦大師 六番札所
前札所霊 場次札所
海鳴山栖光院知多四国霊場雨尾山観福寺
薬王山常光院知多西浦大師仙養山妙乗院

文化財

国 宝
国指定
県指定
市指定
町指定
村指定

参拝情報

御朱印
URL
駐車場
参拝日2018年11月21日

御由緒

 創建は元和三年(1617年)と伝えられている。

 京より移り住んだ公卿が深く帰依していた地蔵菩薩像があった。ある年この辺りに疫病が流行った為、公卿は地蔵菩薩に平癒を祈願した所疫病は収まったという。村人らはこの地蔵菩薩の御恩に報いる為堂宇を建立し地蔵菩薩像を安置したという。

元和三年(1617年)地蔵菩薩を深く帰依する京の公卿が当地に移り住んでいました。ある年この辺り一帯に悪病が流行し、村人が困窮しているのをしった公卿が一心に地蔵菩薩に平癒を祈願したところ悪病はたちまちおさまり、村は再び平穏無事な日々を迎えることが出来たという。喜んだ村人たちはこの恩に報いるためお堂を建て霊験あらたかなこの地蔵様を奉安したのが当寺の始まりと言われています。この公卿は天室春公「公卿某俗名不明」とされ、書の街春日井に縁の深い小野道風の祖先、小野篁の子孫との説がある。

知多四国巡り

御朱印帳の保管に

 数年前より非常に集める方が増えた「御朱印」ですが、皆様は御朱印帳はどうやって保管していますか?神社・仏閣を廻って御朱印を受けているとあっという間に御朱印帳の冊数が増えていきますが、そのまま棚などに置いている方が多いのでは?。せっかくお受けした御朱印ですので、日本では古くから着物を始めとして大切なものを保管する為に使われていた「桐箱」に入れて保管した方がよろしいかと思います。

 ぜひ、皆様も桐箱に御朱印帳を補完されてみたらいかがですか?

知多四国霊場を行く

知多市にある知多四国霊場もいよいよ「巨渕山龍蔵寺」で最後となります。「龍蔵寺」は国道247、155線沿いに建っています。寺の周囲はむかしからの住宅地が広がっており、国道を走っていると非常に分かりにくいので注意が必要です。

また、周囲が住宅地に囲まれているという事で、参拝者用の駐車場もあるにはあるのですが、これまた非常に分かりにくい場所にあるので、地図をよく理解した上で龍蔵寺に向かう事が必要かと思います。

上記ストリートビューが龍蔵寺の境内入口、山門の場所になります。電柱に札所看板があり幟が数基設けられていますが、あ!あったと思ったら目の前という事もありえるかと。

参拝記

国道155線から龍蔵寺の境内入口を見てみます。

う~ん、歩行者目線でみているのでより見え辛いですが、今ではナビが殆どの車についていると言っても、これは予備知識なしで進んでしまうと見落としかねないですね。

あ!ここだ!で急ブレーキ踏まないように注意してくださいね。

山門

山門の両サイドが民家に触れてしまいそうな感じになっています。というか、袖壁についてはもう両サイドの民家とくっついていますね。

この門の造りは棟門でいいのかな・・・。

本堂

寄棟造瓦葺平入の本堂になります。

本堂の一部を納経所としていますね。

大師堂

入母屋造瓦葺妻入りの向拝が設けられた大師堂になります。

「南無大師遍照金剛」「南無大師遍照金剛」「南無大師遍照金剛」・・・・

秋葉三尺坊威徳大権現

いまでは普通に「秋葉三尺坊大権現」と書かれた社号が掲げられていますが、以前は「秋葉三尺坊威徳大権現」と書かれていた様です。

旅行記の方にも書いてあるのですが、秋葉三尺坊なんですが、静岡県の秋葉山を「今の根元」と呼び、新潟県の秋葉神社の「古来の根元」とされ「日本二社(総本廟)秋葉大権現」とされています。なんだが、こっちが元祖、あっちは本家 みたいな訴えがあったようで、江戸時代の有名なお奉行である大岡越前忠助によって裁定されたそうです。ちなみに、大岡家は岡崎市の西大平に領地を持っていて代官所が置かれていました。

御朱印

参拝を終えて

山門を潜って本堂に向かっていく参道なんですが、両サイドを民家に挟まれたこの感じの参道が個人的に好きなアングルですね。

村のお寺さんという雰囲気がいいですね。

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やはり、旅先の情報はネット検索もいいですが、るるぶなどの旅行ガイド雑誌が一番ではないかなと思います。ネット情報はどうしてもディープになりがちで、いざ旅行に行こうと思っても、俯瞰的な情報が不足しがちな気がします。 やっぱり、"るるぶ"を見ながら、旅の予定表を作っていくのも、旅行の醍醐味ですよね。

所在地を地図で確認

寺院名巨渕山龍蔵寺
所在地愛知県知多市八幡字小根一三八番地
最寄駅鉄道:名古屋鉄道常滑線「寺本駅」徒歩4分
バス:

寺院・霊場巡りの際のバイブルに

 元々、当サイトは神社巡りを通じて、皆様の住んでいる所にある"村の鎮守の神様"と呼ばれる神社を紹介してくサイトを目指していたんです。むしろ寺院については、縁遠いものとおもっていたんですよね。しかし、ちょっとした御縁で弘法大師霊場に出会い、そして愛知県では一番活動が盛んな"知多四国霊場"を巡礼、結願する事になりました。でも、神社の事はある程度知識があっても、寺院については未知の世界だったので、少しでも巡礼の時に役に立てばと思い、こちらの本を読ませて頂いております。

少しでも巡礼の時にお役に立てる事もあるかと思います。是非一度読んでみてくださいませ。

次の目的地は?

いよいよ知多市を抜け、東海市に入ります。東海市最初の納経先である知多四国霊場八十二番札所「雨尾山観福寺」を目指していきます。

-知多四国八十八ヶ所, 知多市
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