ONE POINT
三河新四国霊場四十一番、四十二番札所となっている豊川市にある真言宗醍醐派の寺院「松亀山寿命院」の紹介です。室町時代、松の木の根元に大亀がいる事が山号の由来だと伝わる。
寺院紹介
寺院概要
寺院名 | 松亀山寿命院 |
所在地 | 豊川市三谷原町下西浦五十七番地 |
創 建 | 正長元年(1428年) |
宗 派 | 真言宗醍醐派 |
御本尊 | 不動明王 |
霊 場
霊 場 | 三河新四国霊場 四十一,四十二番札所 東三新四国霊場 八十三番札所 |
文化財
国 宝 | ー |
国指定 | ー |
県指定 | ー |
市指定 町指定 村指定 | ー |
参拝情報
御朱印 | 〇 |
URL | ー |
駐車場 | 〇 |
参拝日 | 2019年3月20日 |
御由緒
松の大木の根元に大亀がいるのを見た尊聖上人が正長元年(1428年)に松亀山と号して開創したと伝わる。
御朱印帳の保管に
数年前より非常に集める方が増えた「御朱印」ですが、皆様は御朱印帳はどうやって保管していますか?神社・仏閣を廻って御朱印を受けているとあっという間に御朱印帳の冊数が増えていきますが、そのまま棚などに置いている方が多いのでは?。せっかくお受けした御朱印ですので、日本では古くから着物を始めとして大切なものを保管する為に使われていた「桐箱」に入れて保管した方がよろしいかと思います。
ぜひ、皆様も桐箱に御朱印帳を保管されてみたらいかがですか?
三河新四国霊場を行く
三河新四国霊場別格札所「円福山 妙巌寺」の参拝を終え、再び姫街道に合流し東を目指します。国道151号線を超えて100mほどすすむと右手に現れるのが、四十一,四十二番札所である「松亀山 寿命院」になります。
このまま姫街道を東に進み「豊川」を渡河すると豊橋市に入っていく事になります。地図を見て頂くとわかると思いますが、姫街道の豊川にかかる橋から少し下流に進むと、豊川が大きく蛇行しているのが解っていただけると思います。河川でこのように蛇行している所は洪水が頻繁に発生する場所になってしまいます。そこで豊川はこの蛇行している場所から放水路を掘削し、1965年に完成します。この放水路が完成し洪水の被害が急激に減少したんだとか。ちなみに、この豊川で郡が分けられていて、西側は宝飯郡、東側が八名郡になっていました。
参拝記
豊川稲荷から姫街道を東に走っていくと、三河新四国霊場の札所案内看板が掲げられていますし、そもそも寿命院が姫街道ぞにありますので、まず迷う事は無いかと思います。
境内全景
寿命院の境内自体は非常に小さく、コンクリートブロックによる壁が境内を囲んでいます。ただ、駐車場は広く用意されていて、安心して参拝することができます。
水盤
手水舎は設けられておらず、水盤が置かれています。水盤手前は手水の水がしみこむように丸石がひかれていますね。柄杓が置かれているので、水道から直接水をすくって手水が可能ですね。
本堂
切妻造瓦葺平入の向拝が設けられた本堂になります。
本堂正面には、三河新四国開創五十五周年の記念宝塔が建てられており、本堂中に奉安されている弘法大師像と紐が結ばれています。
本堂中央に奉安されている本尊の不動明王になります。
記念宝塔から伸びてきている紐を遡っていくと、後述する大師像だけではなく本尊とも結ばれている様です。
大師像
保存むかって右側に奉安されている弘法大師像です。
「南無大師遍照金剛」「南無大師遍照金剛」「南無大師遍照金剛」・・・
そうそう、三河新四国霊場の各札所には、同じ札所番号の本四国霊場の御砂が置かれています。三河新四国霊場のすべての札所でお砂を触れていくと、本四国霊場をすべて巡拝したのと同じ御利益があるんだとか。
御砂に触れながら・・
「南無大師遍照金剛」「南無大師遍照金剛」「南無大師遍照金剛」・・・
御朱印
ここ寿命院も自分で朱印を押すスタイルでした。なかなか上手に押せないのですが、何かコツがあるんですかね・・・。
参拝を終えて
ここ四十二番札所の仏木殿について、現在は本堂の中に移動されているのか、本堂の柱に一札所ずつ案内札が掲げられていました。
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所在地を地図で確認
寺院名 | 松亀山 寿命院 |
所在地 | 豊川市三谷原町下西浦五十七番地 |
最寄駅 | 鉄道:JR東海 飯田線「豊川駅」徒歩15分 名古屋鉄道 豊川線「豊川稲荷前駅」徒歩15分 バス: |
寺院・霊場巡りの際のバイブルに
元々、当サイトは神社巡りを通じて、皆様の住んでいる所にある"村の鎮守の神様"と呼ばれる神社を紹介してくサイトを目指していたんです。むしろ寺院については、縁遠いものとおもっていたんですよね。しかし、ちょっとした御縁で弘法大師霊場に出会い、そして愛知県では一番活動が盛んな"知多四国霊場"を巡礼、結願する事になりました。でも、神社の事はある程度知識があっても、寺院については未知の世界だったので、少しでも巡礼の時に役に立てばと思い、こちらの本を読ませて頂いております。
少しでも巡礼の時にお役に立てる事もあるかと思います。是非一度読んでみてくださいませ。
次の目的地は?
三河新四国霊場四十一,四十二番札所「松亀山 寿命院」を後にして、豊川市最後の札所となる四十三,四十四番札所「宮嶋山 徳宝院」を目指します。