寺院情報
寺院名 | 高棚薬師堂 |
所在地 | 愛知県安城市高棚町中島地内 |
御本尊 | 薬師瑠璃光如来像 |
宗 派 | ー |
創 建 | ー |
札 所 | ー |
御朱印 | ー |
H P | ー |
参拝日:2020年6月8日
沿革・由緒
安城桜井周辺の三カ所の薬師堂を「三薬師」と呼ぶそうで、当サイトでも桜井神社神宮寺の本尊と伝わる「印内薬師堂/紹介記事」と「古井薬師堂/紹介記事」と「川島薬師堂/紹介記事」の三薬師を紹介してきました。この中で川島薬師堂を紹介した際、由来の中で「元々川島にて奉安されていた「薬師如来像」が高棚に移され、現在川島薬師堂にて奉安されているのは碧海郡中根村から移された薬師如来像になります。」と紹介しています。この高棚に移されたという薬師如来像が奉安されているのが今回紹介する「高棚薬師堂」となります。
時期は不明ですが、高棚村の「長坂七左衛門吉重」という者が桜井村川島の薬師堂より本尊の薬師如来を借り受け長坂家にて奉安されたのが高棚薬師堂の始まりであるとされています。文化二年(1805年)に薬師如来像が長坂家から高棚村に移管されています。
薬師如来像は応永二年(1395年)、了意の作であり、昭和三十年安城市重要文化財に指定されています。
歴史探訪
どういった経緯で川島から高棚に移される事になったのかは不明ですが、薬師如来という仏像から考えるに、高棚にて病人が増えたとかの事例があり噂を聞きつけて川島薬師如来を借り受けたのでしょうね。
参拝記
国道23号線の「高棚和泉IC」の交差点を県道47号線の高浜方面に向かいます。「高棚交差点」のすぐ手前の路地を右折して少し走ると高棚薬師堂が見えてきます。路地を右折が厳しかったら、交差点を右折して住宅地を進み最初の交差点を右折しても上記のストリートビューの場所に出ることができます。ただ、住宅地の中を走るので、注意して進んでください。
寄棟造瓦葺平入の向拝が設けられた薬師堂になります。本尊である薬師如来像は厨子の中に奉安されていて、やはり縁日の日に御開帳されるのではないかと思われます。
近年、境内を造営したようで、薬師堂と並ぶように建っていたはずの舞台が立て直しされていました。
この造営工事によって、駐車場が確保されたので、車でも安心して参拝する事ができます。
本来舞台小屋の前に置かれていた遊具が薬師堂前に移された為か、手水舎と地蔵堂も場所を移して立て直しされている様です。
「高棚大地蔵」と二十基近い地蔵が奉安されている地蔵堂になります。こうして手水舎と棟続きで地蔵堂が造られている所は珍しいですね。
高棚薬師堂の境内と道を挟んだ反対側には、秋葉常夜燈を擁する秋葉社が鎮座していました。
高棚の街には、もう一ヶ所秋葉常夜燈のある秋葉社が鎮座しています。
安政四年建立の秋葉山常夜燈です。高棚薬師堂の隣にある舞台や常夜燈が据えられている所をみると、古くからこの辺りが高棚の中心だったのではないのかなと思います。
雑誌・マンガに加えて旅行雑誌の定番"るるぶ"も月額500円(税抜)で読み放題!
やはり、旅先の情報はネット検索もいいですが、るるぶなどの旅行ガイド雑誌が一番ではないかなと思います。ネット情報はどうしてもディープになりがちで、いざ旅行に行こうと思っても、俯瞰的な情報が不足しがちな気がします。
やっぱり、"るるぶ"を見ながら、旅の予定表を作っていくのも、旅行の醍醐味ですよね。
所在地を地図で確認
寺院名 | 高棚薬師堂 |
所在地 | 愛知県安城市高棚町中島地内 |
最寄駅 | あんくるバス4号高棚線「高棚郵便局前バス停」徒歩3分 |
寺院・霊場巡りの際のバイブルに
元々、当サイトは神社巡りを通じて、皆様の住んでいる所にある"村の鎮守の神様"と呼ばれる神社を紹介してくサイトを目指していたんです。むしろ寺院については、縁遠いものとおもっていたんですよね。しかし、ちょっとした御縁で弘法大師霊場に出会い、そして愛知県では一番活動が盛んな"知多四国霊場"を巡礼、結願する事になりました。でも、神社の事はある程度知識があっても、寺院については未知の世界だったので、少しでも巡礼の時に役に立てばと思い、こちらの本を読ませて頂いております。
少しでも巡礼の時にお役に立てる事もあるかと思います。是非一度読んでみてくださいませ。