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古井薬師堂(愛知県安城市古井町)

2020年6月14日

令和四年新企画のお知らせ

新企画「愛知県下新十名所」

 新愛知新聞社が昭和二年(1927年)に「愛知県の新十名所を読者投票で決定する。」というイベントを実施します。愛知県下を狂気の投票合戦へと誘ったこのイベントへの投票総数は驚異の1400万票以上。また、100票以上の投票を集めた名所候補は67カ所にも上ります。2022年、当サイトではこの67ヵ所の名所を巡り紹介していこうと思います。

寺院情報

寺院名古井薬師堂
所在地愛知県安城市古井町井ノ池地内
御本尊薬師如来像
宗 派
創 建
札 所
御朱印
H P

参拝日:2020年6月8日

沿革・由緒

 桜井の印内薬師堂、川島の薬師堂と共に三薬師堂と呼ばれる事もある古井町にある薬師堂になります。ここ古井の薬師堂の詳細は不明で、何時ごろからどういった経緯でここに薬師如来が据えられているのか不明です。

歴史探訪

 安城市古井町は「碧海郡安城町大字古井」と市制移行以前は呼ばれていた場所になります。合併する以前は行政区が安城町と桜井町と分かれていましたが、地図などを見ている限り、元々は桜井も古井も共に栄えてきたような場所ではないでしょうか。

 古井町にも桜井古墳群の一端が存在し、この辺りからも同じ勢力圏だったことを窺う事ができます。

参拝記

 県道286号線沿いのJAあいち中央古井支店とは県道を挟んで反対側に立っている御堂が今回紹介する「古井薬師堂」になります。薬師堂の北側の丘の上に立っている建物は「愛染明王堂」になり、実はこの丘みたいに見える場所は「愛染古墳」であり、愛染明王堂は古墳の墳丘上に建っている事になります。

 宝形造の屋根を持つ薬師堂になります。県道286号線の方にむいた御堂です。

 薬師如来と書かれた扁額が掲げられていました。こちらの古井薬師堂の薬師如来像も通常は厨子の中にて奉安されているようです。もしかしたら、縁日の日には御開帳されているのかもしれませんね。

 路地を挟んで北側にある愛染古墳の墳丘上に建つ愛染明王堂になります。こちらは切妻造の御堂になります。
 安城市の資料によると「濃尾地震(明治二十四年)の際、墳頂部にあった堂が全壊したため、墳丘を4mほど掘り再建した。その際に大刀、刀剣類が出土したが、それは現本堂下に埋納したと伝わる。」とされています。

 愛染明王と彫られた石碑になります。

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やはり、旅先の情報はネット検索もいいですが、るるぶなどの旅行ガイド雑誌が一番ではないかなと思います。ネット情報はどうしてもディープになりがちで、いざ旅行に行こうと思っても、俯瞰的な情報が不足しがちな気がします。
やっぱり、"るるぶ"を見ながら、旅の予定表を作っていくのも、旅行の醍醐味ですよね。

所在地を地図で確認

寺院名古井薬師堂
所在地愛知県安城市古井町井ノ池地内
最寄駅あんくるバス2号桜井線「古井町内会バス停」徒歩1分

寺院・霊場巡りの際のバイブルに

元々、当サイトは神社巡りを通じて、皆様の住んでいる所にある"村の鎮守の神様"と呼ばれる神社を紹介してくサイトを目指していたんです。むしろ寺院については、縁遠いものとおもっていたんですよね。しかし、ちょっとした御縁で弘法大師霊場に出会い、そして愛知県では一番活動が盛んな"知多四国霊場"を巡礼、結願する事になりました。でも、神社の事はある程度知識があっても、寺院については未知の世界だったので、少しでも巡礼の時に役に立てばと思い、こちらの本を読ませて頂いております。

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