知多四国八十八ヶ所 知多西国三十三観音 知多郡南知多町

普門山 影向寺(知多郡南知多町豊浜) 知多四国霊場 四十番札所

2019年2月5日

令和四年新企画のお知らせ

新企画「愛知県下新十名所」

 新愛知新聞社が昭和二年(1927年)に「愛知県の新十名所を読者投票で決定する。」というイベントを実施します。愛知県下を狂気の投票合戦へと誘ったこのイベントへの投票総数は驚異の1400万票以上。また、100票以上の投票を集めた名所候補は67カ所にも上ります。2022年、当サイトではこの67ヵ所の名所を巡り紹介していこうと思います。

寺院情報

寺院名 普門山 影向寺
所在地 愛知県知多郡南知多町大字豊浜字中之浦八十四番地
御本尊 十一面観世音菩薩
宗 派 曹洞宗
創 建 永禄年間
札 所 知多四国霊場 四十番札所
四国直伝弘法 六十九番札所
知多西国観音 四番札所
南知多観音霊場 二十一番札所
南知多七福神 福禄寿
知多百観音霊場 五十三番札所
御朱印
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参拝日:2018年9月26日

「普門山 影向寺」の公式ホームページのご紹介

知多新四国霊場公式ホームページのご紹介


http://chita88.jp/

沿革・由緒

子安観音霊場として名声の高い影向寺は、永禄年間の創立で明鏡山浄心寺と称していました。そこ路この地区には浄心寺、影向寺、興福寺の三ヶ寺ありましたが、明治初年、この三ヶ寺を合併して普門山景向寺と改められたものです。
大師堂に祀る子安大師像は観音菩薩がお示しになった神通力によって応現された霊像で、徐難、徐病、安産、子育の別願をお聞きになった霊験あらたかな尊像そちえ崇められています。

「知多四国めぐり」より

知多四国霊場を行く

知多四国霊場番外札所である「青泰山 浄土寺」を後にして、国道247号線を再び北上していきます。途中、エビフライで有名な「まるは食堂」の前を通過して、豊浜の街の中に入っていきます。愛知県でも屈指の漁港だそうでかなり大きな港です。そして豊浜を抜け、海沿いを走っていくと、四十番札所「普門山 影向寺」の看板が見えてきます。駐車場は国道沿いにかなり大きく用意されているので、心配いらないと思います。

少し前まで、景向寺と書かれた青色のアーチがあったそうなのですが、今ではなくなってしまいましたね。ただ、看板がはっきりと出ているので迷う事はないかと。


管理人が行く知多四国霊場巡礼の旅

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参拝記

海岸線に山が迫ってきていて、非常に狭い平坦な場所に国道が走り、それに沿うように集落ができているのが地図からでも解りますね。影向寺の近くに中洲神社が鎮座していたのですが、時間の都合上参拝できませんでした・・・。ほかの霊場の巡礼の際に参拝していこうと思います。

他の霊場で思ったのですが、三ヶ寺が合併した関係なのか非常に多くの霊場の札所を兼ねている寺院になります。しかも納経帳があり、非常に多くの巡礼者が巡礼している霊場の札所がここまで兼ねている寺院はここだけかもしれません。更に言えば、知多四国霊場と四国直伝弘法の二つの大師霊場の札所が兼ねている場所は番外札所まで加えると三ヶ寺ありますが、番外札所を除くとここ景向寺だけになります。

境内入口

山門は無く、今の入口とはすこしずれた場所に石柱が一対だっていたので、以前はそちらが石柱門の境内入口だったのかな?と思います・・・その石柱の写真は撮り忘れてしまいました・・・。

手水舎・水盤

木造瓦葺四本柱タイプの手水舎になります。柱が太く、四方転びになっていて安定感のある手水舎ですね。

本堂

中央に十一面聖観世音菩薩が安置された入母屋造瓦葺平入の向拝が設けられた本堂になります。本堂を挟んで左手に大師堂、右手に納経所が設けられていますね。

大師堂

唐破風の向拝の様な屋根が設けられた大師堂になります。
大師堂というか・・・本堂を寝殿造の様に拡張された部分に弘法大師像が安置されていて、納経する場所になっているようです。

「南無大師遍照金剛」「南無大師遍照金剛」「南無大師遍照金剛」・・・

久しぶりに、210周年記念宝塔を。

本堂を見ていると、左から弘法大師、聖観世音菩薩、(本尊)十一面聖観世音菩薩と安置されている様です。

子安観音

本堂の裏手には、子安観音像とその土台部分が地下室の様になっていて十二支の守り本尊が安置されています。この子安観音は知多五色観音の一体だそうです。

以前は知多五色観音を巡るバスツアーも行われていたそうなんですが、今では・・・・。いろいろ調べても知多五色観音の全貌が見えてきません。ほかの四色はどこの寺院なのかな。

令和2年12月30日追記

 南知多五色観音の札所がわかりました。専用ページを設けましたので興味ある方はそちらを参照してみて下さい。この霊場は、すべてが寺院で構成されているわけではなく、一ヶ所は聖崎公園に据えられている観音像が札所本尊となっています。海に面している聖崎公園から海を望むと上陸大師と呼ばれる石像が海の中に建っているのが見えるかと思います。弘法大師が三河から船にて知多半島に上陸した場所という事で番外札所まではなっていませんが、知多四国霊場を遍路していてもこの場所が紹介されていたりします。

御朱印

参拝を終えて

時間があまりなく、ちょっと急ぎ目で参拝してしまい、色々と写真を撮ってなかったりして、やっぱりゆっくりと参拝しないといけないですね。ちなみに、自分では急ぎ目で参拝しているのですが、後から来て納経して先に景向寺を後にされる巡礼者の方が何組かいらっしゃいましたね。

やっぱり、参拝&写真撮影に時間かけすぎなのかなあ・・・。

次の目的地は

知多四国霊場四十番札所「普門山 影向寺」の参拝を終えて、本日の巡礼旅もタイムアップとなり、岡崎への帰路につきました。さすがに、岡崎まで1時間半ちかく掛かるみたいなのです。たぶん、今回が一番遠くからの帰路へのスタートなのかな。

次回、知多四国霊場巡礼も七日目になりますが、ちょっと廻り方が札所の順番からはずれますが、四十三番札所「大慈山 岩屋寺」からのスタートとなります。

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