知多本四国移霊場

知多本四国移霊場とは？

　知多半島全体を舞台とする弘法大師霊場になります。しかし、同じ知多半島を舞台とする知多四国霊場、四国直伝弘法と比べると、既に忘れられてしまった弘法大師霊場という事ができるかと思います。この知多本四国移霊場を遍路されている方は、年間で数人いればいいくらいなんじゃないでしょうか。

　この知多本四国移霊場は、一説では知多四国霊場の開創よりも早く宝暦三年（1753年）前後に南知多町にある「大慈山岩屋寺/紹介記事」の僧侶によって開創された弘法大師霊場であると伝えられているそうです。しかし、後から開創された「知多四国霊場」の隆盛に対し、知多本四国移霊場は衰退してしまい、現在ではその存在すら忘却の彼方へ消えていこうとしています。

　そんな知多本四国移霊場を忘備録も含めて紹介していきたいと思います。

知多本四国移霊場札所一覧