寺院情報
寺院名 | 龍城地蔵堂 |
所在地 | 愛知県岡崎市康生町地内 |
御本尊 | 地蔵菩薩 |
宗 派 | ー |
創 建 | 昭和二十年以降 |
札 所 | 岡崎三十六地蔵 二十七番札所 |
御朱印 | ー |
H P | ー |
参拝日:2021年1月13日
沿革・由緒
伊賀川に架かる国道一号線の「龍城橋」の少し南側に小さな地蔵堂が建っています。戦後に交通安全の為に地元の商工会が建立した地蔵堂が始まりだといいます。
昭和三十五年に岡崎三十六地蔵霊場を再編した時に新たに札所に選定されています。
戦後の復興が一段落し、戦災を免れた龍城橋通り発展会(国道一号線沿いに形成された新康生・田町・八帖26店舗)が、地元の幼児の交通死亡事故を契機に交通安全守護のお地蔵さんとして建立されました。昭和35年(1960)に再編成された岡崎三十六地蔵に選定されます。三十六地蔵では最も新しい、やさしいお顔のお地蔵さまです。当初は田町にありましたが、その後2度の移転を経て国道一号線に近い現在地にまつられました。
おかまいり「岡崎三十六地蔵」札所詳細より
霊場をいく
今回から岡崎三十六地蔵&岡崎十二社スタンプラリー巡り3日目に突入となります。前回は岡崎市図書館「りぶら」にバイクを停めて歩いて巡りましたが、今回は岡崎公園の駐輪場にバイクを停めて再び歩いて巡って行きます。
岡崎市駐車場&駐輪場から2010年に再建された東隅櫓方面に進む上り坂を登っていくと、国道1号線に出る事ができます。この国道1号線に出る場所には、石造の瑞垣に囲まれ、その垣内に設けられた基壇の上に宝篋印塔が一基据えられています。
この宝篋印塔は「浄瑠璃姫の供養塔」と伝えられています。この宝篋印塔は国道1号線の拡幅工事の際に発掘されたそうです。浄瑠璃姫の伝説は平安時代末期から鎌倉時代初期にかけての話で源義経が登場してきます。浄瑠璃姫の菩提所は矢作川の西岸に建つ岡崎三十六地蔵二十五番札所にもなっている「慶念山誓願寺」となっていて、現在供養塔が建つ場所辺りに浄瑠璃姫の念持佛でる薬師如来像を奉安した庵が建てられたと伝えれています。発見された宝篋印塔は浄瑠璃姫の侍女「冷泉」の墓所または供養塔ではないかとする説もあるようです。
「浄瑠璃姫伝説」についてはまた後日記事を書いていこうと思います。
国道一号線沿いに西に向かって進み、伊賀川に架かる「龍城橋」の橋上から左前を見ると伊賀川の堤防の上に小さな御堂が建っているのが見えると思います。この御堂が今回参拝する龍城地蔵堂になります。
交通安全を祈願して建立された地蔵堂である事から、地蔵堂側面にも「交通守護」と書かれていますね。
この記事を書いている時点でスタンプラリーに使うスタンプ台などが設置されているのかは不明ですが、現在でも「おかまいり」の公式サイトが稼働している(H3.4.29現在)ので、まだスタンプラリーは実施されているのかも?。巡ってみたいと思った方は、まだスタンプラリーがやっているかどうかを岡崎市観光協会に問い合わせる事をお勧めします。
14/36
地蔵堂などは緑地に白抜きのスタンプ!
参拝記
国道一号線の「龍城橋西交差点」から20m程南の伊賀川の護岸にせり出す様に建っている地蔵堂になります。正直な感想を言えば、自分の近所などの街角に立っている地蔵堂となんら変わりは無い、いたって普通の地元の交通安全や村内安全などを祈願し建立された地蔵堂ですね。どういった経緯で岡崎三十六地蔵の霊場に加わる事になったのかは不明ですが、元々岡崎城下の地蔵尊を巡る霊場だったわけですから、岡崎城下の交通安全を祈願する地蔵尊だということですね。
こちらが龍城地蔵堂の札所本尊となる地蔵菩薩立像になります。昭和30年代以降のモータリゼーションの急速な発達の中、交通戦争とも言われた交通死亡者数の増加が懸念されて、同様の交通安全の祈願をこめた地蔵尊などが全国各地に建立されたりしていますね。
地蔵堂の目の前におかまいりスタンプラリーのスタンプが置かれています。ここ龍城地蔵堂の立地を見ればスタンプ台を置きようがないので、こういった一番シンプルなスタンプ置きが設置されています。
写真を見ると分かるかと思いますが、朝露などで濡れているのでスタンプを押しにくいんです。
雑誌・マンガに加えて旅行雑誌の定番"るるぶ"も月額500円(税抜)で読み放題!
やはり、旅先の情報はネット検索もいいですが、るるぶなどの旅行ガイド雑誌が一番ではないかなと思います。ネット情報はどうしてもディープになりがちで、いざ旅行に行こうと思っても、俯瞰的な情報が不足しがちな気がします。
やっぱり、"るるぶ"を見ながら、旅の予定表を作っていくのも、旅行の醍醐味ですよね。
所在地を地図で確認
寺院名 | 龍城地蔵堂 |
所在地 | 愛知県岡崎市康生町地内 |
最寄駅 | 名鉄バス「龍城橋西バス停」徒歩2分 |
寺院・霊場巡りの際のバイブルに
元々、当サイトは神社巡りを通じて、皆様の住んでいる所にある"村の鎮守の神様"と呼ばれる神社を紹介してくサイトを目指していたんです。むしろ寺院については、縁遠いものとおもっていたんですよね。しかし、ちょっとした御縁で弘法大師霊場に出会い、そして愛知県では一番活動が盛んな"知多四国霊場"を巡礼、結願する事になりました。でも、神社の事はある程度知識があっても、寺院については未知の世界だったので、少しでも巡礼の時に役に立てばと思い、こちらの本を読ませて頂いております。
少しでも巡礼の時にお役に立てる事もあるかと思います。是非一度読んでみてくださいませ。
岡崎公園の駐輪場も無料で使用できるので、バイク乗りには非常にやさしい公園になります。駐輪場の場所は、岡崎公園有料駐車場の脇に設けられています。車の場合は駐車料金は1回500円だったかな。