神社情報
神社名:築籠神社
鎮座地:西尾市一色町対米寺前九十二番地
御祭神:天照大御神、豊宇気昆売神
旧社格:神饌幣帛料供進指定村社
創 建:寛正二年(1461年)
境内社:秋葉社、稲荷社、天王社、八剣社、荒神社、天満社、弁天社、他一社
例大祭:十月第四土曜日
御朱印:-
H P:-
参拝日:2017年11月22日
御由緒
社伝に、寛正二年(1461年)鋤柄孫右衛門この村の産土神として祀る。その後鋤柄氏は徳川家康に仕え榊原勘解由という。慶長十七年尾張公徳川家直に仕え三千石を領した縁故で代々社殿の改築に寄進あり慶応元年まで続いた。文化九年(1812年)外官の長官従二位言彦卿額面を奉納する。
明治五年十月十二日、村社に列し、同四十年十月二十六日、神饌幣帛料供進指定をうける。大正元年十月四日、字古新田の神明社を本社に合祀した。
愛知県神社庁 発刊
「愛知県神社名鑑」より
参拝記
国道247号線野田交差点から北上する事約500m、田んぼの真ん中に鎮座するのがこの築籠神社になります。この築籠神社近くまで内陸に入ってくると、新田と呼ばれる埋立て地区ではなく元地になってきます。
田んぼの中に鎮守の守の木々が茂っているので、遠くからでも神社の場所が解ると思います。
神社周辺の状況はストリートビューでご確認下さい。
※神社近くまでしか撮影されてませんが、雰囲気は分かってもらえると思います。
境内入口
広めにとられた境内入口になります。
鳥居を守る白い柵が目立ちますね。
社号標
旧社格が彫られた社号標になります。
その脇には、造営工事の際設置された由緒書きがあります。
鳥居
笠木と島木に分かれている神明鳥居・・調べるとこういった形を外宮鳥居と呼ぶそうです。
祓所
鳥居右手、手水舎奥に設置されている祓所です。
手水舎・水盤
鳥居より外側に設置された瓦葺木造の四本柱タイプの手水舎になります。
狛犬
大正十四年生まれの狛犬一対です。
社殿
入母屋造、瓦葺、平入の高覧付き廻縁のある拝殿になります。
六角形の台座に真鍮製の灯篭とこの築籠神社の拝殿のバランスが個人的に好きです。
この拝殿にも欄間部分に彫刻が掲げられています。
平成十三年に造営工事された本殿になります。
境内社
社伝むかって左手に鎮座する境内社。
※写真を見てたら、由緒書き板の裏側に境内社の案内があったみたいなのですが、記録し忘れたため、詳細は不明です。
社殿向かって右手に鎮座する六社相殿と弁天社。
六社の内、秋葉社の灯篭と稲荷社の赤い鳥居が設置され、調べなくても秋葉社と稲荷社が鎮座しているのがわかる造りですね。
懸魚・鬼瓦
拝殿の鰭付き蕪懸魚になります。
参拝を終えて
田んぼの中に鎮座しているので非常に静かな神社になります。
玉砂利を踏みしめる音が境内に響き渡ります。
拝殿の彫刻も見事ですので、是非一度参拝してみてください。