2019年2月、サイト名を「神社のある生活って」から「あいちを巡る生活って」に変更致しました。

楠林山 安楽寺(蒲郡市清田町) 久松俊勝菩提寺

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寺院情報

寺院名:楠林山 安楽寺
鎮座地:蒲郡市清田町門前四番地
本 尊:阿弥陀如来
宗 派:浄土宗西山深草派
創 建:応永十五年(1408年)
札 所:三河七福神巡り 大黒天札所
H P:-
御朱印:〇

沿革・御由緒

後小松天皇の御代である応永十五年(1408年)宏山龍芸上人が開基という。天台宗勧学院の本尊をこの地に迎え、楠林山和合院院を建立。その後、塔頭五ケ院、山門層門塔を揃える名刹ににありたる。

宝飯郡誌より


安楽寺山門は宝暦三年(1753年)建立といわれ蒲郡市内最大の山門になります。入母屋造りの二重二階建門で、階上には十六伽藍像が安置されています。

この安楽寺ですが、永禄五年に松平氏と鵜殿氏の間に勃発した上ノ郷城攻略戦において戦功をあげ、その後、永禄六年に上ノ郷城の城主として入城した久松佐渡俊勝が菩提寺として寺領を寄進しています。天正十五年(1587年)、六十四歳にて岡崎城に没すと、崇心寺で火葬され、安楽寺にて埋葬されたとあります。また、俊勝の夫人”於大の方”は俊勝の死後、安楽寺に滞在中に剃髪し”伝通院”と称しています。

花林山 崇心寺(蒲郡市水竹町)
寺院情報 寺院名:花林山崇心寺 鎮座地:蒲郡市水竹町下大塔四十四番地 本 尊:釈迦如来 宗 派:浄土宗西山深草派 創 建:長保二年(1000年) H P:- 御朱印:- 沿革・御由緒 永禄五年(1562ねん)、松平元康...

参拝記

国道473号線”水竹町”交差点からほど近い場所に鎮座しているのが今回紹介する安楽寺になります。

参拝者用の駐車場に車を止め、安楽寺前の道路から望むと、非常に大きな松の木が目立ちます。門前は名刹の雰囲気が出ている気がしますね。

歩を進めて、境内入口までやってきました。惣門の奥に、山門が見え隠れしていますね。

惣門

四柱門の惣門になります。よくみたら、大棟の所に鯱が掲げられていますね。

大悲殿

惣門をくぐると、左手に現れる”大悲殿”と書かれた扁額が掲げられた方形屋根の御堂。
中は、十王堂の様に閻魔大王を中心にした十王と観音像が安置されています。

大悲殿とは?


大悲とは観音菩薩の別名で、衆生の苦しみを救おうとする仏や菩薩の広大な慈悲の心を表す。つまり、大悲殿とは聖観音や千手観音や如意輪観音などの観音菩薩が安置されている建物のことを指すそうです。

山門

宝暦三年(1753年)に造営された山門になります。木造建築物では蒲郡市で最大の規模を誇ります。
入母屋造りの二重二階建門の桟瓦葺きになります。二階部分には十六羅漢が安置されているそうです。

山門脇に安置されている観音堂になります。

手水舎・水盤

水盤になります。
なにやら、この水盤を見ると変色している感じがします・・・。

実は平成27年、失火により本堂、鐘楼、手水舎などが消失してしまったそうで、この水盤はその当時の生き残りになります。

本堂跡

ここに入母屋造重層の本堂が鎮座していました。

安楽寺
(愛知県蒲郡市清田町門前) 5ヶ寺の塔頭のある巨刹。重層門、重層本堂、袴腰鐘楼と堂宇も充実

個人ブログの中の記事になりますが、本堂ありし頃の雰囲気を感じてもらえると思うので、ぜひ見てもらいたいと思います。

三十三観音堂

本堂から近い場所に鎮座していた三十三観音を安置していた観音堂になります。
元々周囲はブロック塀づくりだったようですが、屋根は焼失し、観音像自体も火によって変色していたり、破損してしまっていますね。

久松俊勝宝筐印塔

元々久松氏は現在の阿久比町にあたる、尾張国知多郡の坂部城を居城としていました。桶狭間の合戦後、久松俊勝は妻である”於大の方”に付き添うかの如く、家康の元に与する為に岡崎に移住します。坂部城は家康とは血の繋がっていない久松信俊に与え、織田氏の傘下に加わります。そして、上ノ郷城主としてこの地に赴任し、安楽寺を菩提寺と定め、死後この寺に埋葬されたそうです。

当然、俊勝以前の久松氏の菩提寺は知多郡に存在しています。
坂部城址から北に200mほどの距離にある”龍渓山洞雲院”が久松氏と伝通院(於大の方)の菩提寺になります。

参拝を終えて

残念ながら本堂が焼失してしまい、寺院を取り巻く雰囲気は一変してしまっています。
本堂が燃えている中、”大黒天立像”は搬出されたそうで、今でも三河七福神巡りの札所として納経をおこなっているそうです。時間はかかるかもしれませんが、本堂を再建して、往年の雰囲気を取り戻してほしいと思います。

西郡四大寺

 

投稿者プロフィール

成瀬晃ドクターレザーおかざき 店主
愛知県岡崎市で「かばん・くつ✚革の病院ドクターレザーおかざき」を営んでいる成瀬と申します。
史跡、神社などを巡った事をなどをつぶやきつつ、お店のブログではつぶやけないような事も書いていこうかと思っています。

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