常滑郷廿一大師霊場

常滑郷廿一大師霊場とは？

開創年代、開創者などはすべて不明な霊場です。
令和元年(2019年)時点で、ほぼ廃れてしまった霊場であり、ほとんど遍路されている方はいないであろうと思われます。ただ、常滑郷廿一大師霊場の札所の半分ほどは、知多四国霊場、直伝弘法大師霊場、知多西国観音霊場などの札所を兼ねたりするので、こちら三霊場を巡っている方は、比較的遍路しやすい大師霊場ではないかと思います。知多半島第三の大師霊場とも言える「知多本四国移霊場」と札所を兼ねている所が多いのもまあ別の特徴と言えるかと思います。

常滑郷廿一大師霊場を示すような扁額、石柱などは殆どありませんが、自分が巡っている中で唯一常滑郷大師を示す物があるのが、知多四国霊場六十ニ番札所、知多西国観音十三番札所になっている「御嶽山洞雲寺」の大師堂の前に存在しています。

「常滑郷廿一大師五番札所」と彫られた札所案内石柱になります。反対側に据えられている知多四国霊場、知多西国霊場の札所案内石柱に目が行ってしまい、こちらの石柱は見落としがちですが、この常滑の地に二十一大師霊場が存在していた確かな証拠として大変重要なものだとおもいます。

札所案内地図

札所一覧